障害速報 助手席のチャイルドシート着座中の頭部外傷 「頭蓋骨骨折、頭蓋内出血」
来院される患者さんでも、チャイルドシートを助手席に設置している方がいます。気がつけば後部座席に設置するように指導しています。日本小児科学会雑誌1月号に関連する障害速報が掲載されました。
生後7か月の女児を助手席のチャイルドシートに乗せていて、前の車に衝突したところエアバックが開き、チャイルドシート背もたれ方向に飛ばされ、「頭蓋骨骨折」、「外傷性頭蓋内出血」、「右脳脱」となり、救急搬送され人工呼吸管理となり整復術が行われたものの、けいれんして、抗てんかん薬の内服をしているそうです。
エアバックが展開すると、乳児に大きな障害がもたらされることはよく知られており、死亡例も報告されているため、必ずチャイルドシートは後部座席に設置する必要があります。
ちなみに、この事故では後部座席に1歳の児も乗車していたそうですが、怪我はなく、事故そのものの衝撃は大きなものではなかったとのことです。
交通事故による死亡や障害を減らすために、泣いても、あばれても、チャイルドシートを使用しましょう。そして、助手席ではなくて後部座席に乗車させましょう。自分が事故を起こさなくてもぶつけられることもあります。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
来院される患者さんでも、チャイルドシートを助手席に設置している方がいます。気がつけば後部座席に設置するように指導しています。日本小児科学会雑誌1月号に関連する障害速報が掲載されました。
生後7か月の女児を助手席のチャイルドシートに乗せていて、前の車に衝突したところエアバックが開き、チャイルドシート背もたれ方向に飛ばされ、「頭蓋骨骨折」、「外傷性頭蓋内出血」、「右脳脱」となり、救急搬送され人工呼吸管理となり整復術が行われたものの、けいれんして、抗てんかん薬の内服をしているそうです。
エアバックが展開すると、乳児に大きな障害がもたらされることはよく知られており、死亡例も報告されているため、必ずチャイルドシートは後部座席に設置する必要があります。
ちなみに、この事故では後部座席に1歳の児も乗車していたそうですが、怪我はなく、事故そのものの衝撃は大きなものではなかったとのことです。
交通事故による死亡や障害を減らすために、泣いても、あばれても、チャイルドシートを使用しましょう。そして、助手席ではなくて後部座席に乗車させましょう。自分が事故を起こさなくてもぶつけられることもあります。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
隣に次女が座るので、自分一人じゃないせいか、今では割とすんなり座ってくれます。
この記事にある、7カ月の乳児のその後が気になるところですが、右脳脱…という文字をみてしまうと、なかなか状態は厳しそうなイメージですね★
明日は我が身…と思い、さらなる安全運転を心掛けようと思ってます。
コメントありがとうございます。
ぶすままさんのような賢明なお母様が増えることを願います。チャイルドシートを必ず使用することと、使用法を間違えないようにしましょう。私も交通事故後の後遺症の患者さんを診療していますが、頭部外傷後のてんかんや麻痺などは非常に難治です。
外出時に周囲を走っている車を見ると、助手席にこどもを載せていたり、チャイルドシートすらせずにこどもが車内を立って歩いていたり、事故が起きれば重大なことになるだろうなという車を見かけます。自分は事故を起こさなくても他の車がぶつかってくることもあります。こどもが大事であれば、子どもが泣いて騒いでも正しい使用法でチャイルドシートをする必要があります。