2012年9月 追記* この記事を書いた当時は下記のように2種類の検査に差は認められませんでしたが,インフルエザシーズン終了後に比較したところ高感度システムの方がだいぶ検出率が高くて、早期診断も可能であることが判明しました。当院では、インフルエンザを疑った場合は超高感度イムノクロマト法インフルエンザ診断システムを使用します。待ち時間はシステムを増やすことで解消しました。
超高感度イムノクロマト法インフルエンザ診断システム
群馬県感染症発生動向(週報)にもありますが、インフルエンザが局所的に検出されています。当院では今の所インフルエンザはあまり検出されません。
インフルエンザの検査は、一般的にはイムノクロマト法が使用されています。当院でもイムノクロマト法を使用していますが、今シーズンから発症初期の方の一部で「高感度インフルエンザ迅速診断システム」も使用しています。群馬県では2台しか使用されていないそうです。高感度でとてもよいシステムなのですが、検査終了までの時間が一般的なイムノクロマト法に比較して長く、待ち時間が長いため普段はあまり使用しません。そして、今のところ一般的なイムノクロマト法と高感度システム、両方で検査した検査の結果に差はありません。
今シーズンインフルエンザが大流行にならないことを願いつつ診療しています。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
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