食品夾雑物事件のその後

日曜日にフェリーで移動中に食品発送の案内メールを受信

夾雑物（きょうざつぶつ）って何？
　食品の夾雑物（きょうざつぶつ）とは、製造中に誤って入る金属片、プラスチック片、髪の毛、虫など混入異物とは区別されています。

つまり、夾雑物とは、主に原材料に由来する不要物と言えます。
原材料には、農産物・畜産物・水産物があり、それぞれに異なる危害の要因となるもの持っているものです｡
例えば豆類を例に説明しますと、中に混じっているあらゆる異物のことを指し、植物の茎、殻（から）または莢（さや）、枝葉、雑草、他の種子、石、泥砂、害虫、昆虫の死骸などを意味します。

事件のその後
　1月の7日のブログに書いた事件に関し、highdy が製品の包装フィルムの表・裏を製造年月日・ロット番号が判るように撮影し、夾雑物をビニール袋に入れて事故内容を詳しく説明したものをメーカーの製造担当工場宛て発送しました。
同日記の通り、メーカーが手配した様式により、Black Cat さんが受取りに来ました。ここまではさすがに一流メーカーさんで、過去の経験により素晴らしいクレーム対応マニュアルが整備されているのでしょう。

知らない電話番号には出ない！
　数日後、スマホに知らない（登録していない）番号から２回電話着信がありましたが、そのような場合、初回は原則としてhighdy は応答しないことにしています。
２回以上着信があった場合は、その番号を調べた後自らかけ直しします。大切な相手には携帯の番号を伝えてあり、事業をしているわけではないので固定電話は常に留守番電話に設定してあります。

これにより、ワン切り、勧誘など、詐欺など数週間～１か月ほどで同じ発信者からの迷惑電話は来なくなります。

電話をかけてみると･･･
　番号を調べてかけ直してみると、品質管理のご担当者でした。
結果は、夾雑物は highdy が推定した通り、すべて原料中に混入した骨であることが確認されました。こちらからお願いした製造中の検査法の説明と、再発防止策についての報告がありました。
加えて、提案した改善策（X-ray検査など）については、予ねてより（本当に？）計画中ではあるが未だ実現に至っていない旨の説明がありました。これにはかなりの設備投資が必要です。
併せて、社員教育の徹底を図はかるとの意思表明もあり、とても丁寧な説明でした。
メタルディテクター（金属検知器）程度は、きちんとしたメーカーなら何処でも使っています。それでも、機械の摩耗片などには製造速度に大きな影響が出るため微少の物は限度があります。
スライスハムでは高速スライサーで切りますが、最近の機械は刃物が良いので少々の骨は簡単にきれいに切ってしまいます。
てなてな雑談をしつつ、何処にも製品名や社名を他言しないし、手紙にも書いた通りいかなる補償も求めていませんのでとお断りしましたが、先方から御礼とお詫びの気持ちを込めて自社製品を送りたいと、強硬に申し入れがあったので有難く受け取ることにしました。

届いたものは･･･
　昨日、品質保証課長名で、下記の写真の製品プラス宅急便ですから2,500円相当かな？が届きました。買った製品は1,000円もしない小野ですから十分過ぎる補償です。

ただ、敢えて言うなら、賞味期限が短いものや、季節限定商品（正月用の売れ残り？）で通常は販売していないものをアンケート用紙（さすがに抜け目がない！）を添付してまで、そのような顧客に送るの？ と、またひと言も言いたくなりますが･･･。
しかも、受け取った紫陽花（私は山口に居るので）の話では、「クオカードも同封したの使っていただきたい」旨が文面にあるのに、封筒の中は空っぽだとか。
（お坊さんが夏の暑い中お経を唱えて帰ったら、お布施の中身は空っぽだったという話を良く聞きますが似た話は多いものですね。）

所詮はそんな会社なのか？
　超一流企業でも、こんなものです。人のする仕事には必ずミスはつきもの。マニュアルを整備していても、実行する社員の資質に問題があれば、事故処理の中でまたこんなミスが出ます。
そんなことで品質保証課長が務まっているのだから、呆れてしまいますよね。
紫陽花も呆れていましたが、元々二人ともこのようなミスには理解のある人間なので、社名を他言することなく過分なる誠意を示したことに感謝しようということにしました。
そこで、クオカードの件は隠しておいて、普通なら感謝を示す書簡を送るところですが減点があったので、丁重に御礼の電話だけをしておきました。チャンチャン！

本日もご来訪いただきありがとうございました。

　　

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