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初めての経験で・・・
昨日ご相談・調査した方は、古く遅いPC(CPUも遅く、メモリーも4GB、且つSSDではないHDDタイプの入門機)で Windows10 をご利用の方でした。
女性の声で「ウイルス感染」を知らせる案内とともにド派手な警告画面が二つ出たのは初めての経験で、あまりに驚き何をしたらよいか困ったそうです。セキュリティソフトも期限切れで余計に焦ったとか・・・。
マウスで画面を閉じようにも全く反応せず、仕方なく電源ボタンの長押しでPCの電源を切ることだけは知っていたとのこと。
highdy が持参されたノートPCをセキュリティソフトでスキャンしたり、怪しいアプリがインストールされていないか調査・確認したところ、何処にもそれらしき形跡もなく、予想通り偽警告の詐欺画面だったようです。
highdy が持参されたノートPCをセキュリティソフトでスキャンしたり、怪しいアプリがインストールされていないか調査・確認したところ、何処にもそれらしき形跡もなく、予想通り偽警告の詐欺画面だったようです。
念のため、問題発生の直前以降の履歴やクッキーを削除しておきました。ついでに、PCが少しでも高速化するようなメンテナンスを実行、マウスが使えないときは、キーボードで操作する方法として、[Alt] + [F4] でアプリを終了したり、PC電源を切る方法を教えてあげました。
また、併せて次回から困ったときに、直ちにリモート接続できるようにセットし、実際に練習をしていただきました。
この他にも、キーボードの [Ctrl ] + [Shift] を押しながら [Esc] でタスクマネージャーでブラウザや他のプロセスを終了する方法、[Ctrl] + [Alt] を押しながら [Delete] でタスクマネージャーを出してブラウザなどの終了やPCの電源を切ったり再起動することもできます。
〇〇の一つ覚えで、電源ボタンの長押しを繰り返してPCを不調にしたり、壊した方は何人も知っています。非常時以外は絶対に使わない習慣にしましょう
ウイルス警告の本物と偽物
そもそもウイルス警告にも本物と偽物があります。
一般的に本物の場合、「アクセスするのは危険」とか有害なサイトをブロックした」と事実を提示するのみで、ユーザーに特別なアクションを求めることはありません。
一方、偽物の場合、サポート詐欺やアプリの購入を促すものが多く、Microsoft 社のサポートを装って電話をさせたり、偽スキャンソフトをダウンロードさせ、デッチ上げのデタラメデータを表示、直ちに修正アプリの導入を促したりします。
ところがアクセスするURLを注意深く見ると、マイクロソフトならば、サイトのURLドメインは「microsoft.com」の筈なのに違っています。無料電話も「0120」が一般的ですが「050」の IP 電話だったり怪しいです。
画面には恐怖を煽る文章で書かれていて、警告音が鳴らせて脅します。また、無意味なカウントダウンが設けられたり、何らかの「更新」を迫る、つまりボタンを押すことを強要されます。
通常は電話も掛けず、画面を消せばそれで終わりのことが多いですが、時折繰り返し同じ症状になるものもあります。
うっかり電話をかけると、不自然な日本語の外国人が殆どで、ボタンやリンクをタップさせ、リモート操作で調べるフリをしながらウイルスをインストールし、それを除去する作業(いわゆるサポート詐欺)やアプリのインストールで作業料やソフトの代金(強制購入)を請求されます。
セキュリティソフトを導入していても、表示されるものはほぼ偽物です。本物ではないのでウイルスセキュリティアプリを通過してしまうのです。
基本的に対ウイルスに関して、Windows10以降では専用アプリはインストールしなくても、特に個人の場合はOKとされています。Windows11であれば、より安全とされています。
偽物か否かは少し知識のある方は即判断できます。ただ、セキュリティソフトを入れておけば、偽物と判断し易いだけの問題です。
偽物か否かは少し知識のある方は即判断できます。ただ、セキュリティソフトを入れておけば、偽物と判断し易いだけの問題です。
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