緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

都城市議会西川洋史議員一般質問

2008年12月09日 17時39分00秒 | 都城市政
12月09日(火) 

冬の雨は冷たい、朝から雨は降り止まず雨衣を着込み長靴はいて傘をさし緑の散歩道をひたすら歩きます。水辺にはシラサギが小魚求めて漁をする姿がなんとも風景の中に溶けこんでいます。最近はこの水辺にゴミを捨てる輩が出てきて田舎も公徳心が乱れはじめています。水量が少ないだけに溜まったゴミが目立ちます。



さて、本日も五名市議による都城市議会一般質問、午前十一時から一時間、拝聴しましたのは西川洋史議員による「サブシティ構想について」です。質問の詳細は次の通りです。
①健康・医療ゾーン整備計画について
②雇用創出ゾーン整備計画について
③財源確保について



このサブシティ構想とは都城市長・長峯誠君のHP(http://www9.plala.or.jp/nmakoto/)に原型があります。その中には「サブシティ創造」として次のように記載してあります。
新「都城市」の誕生に伴い、ひと・物・地域を繋ぐインターチェンジを最大限に活用し、生き生きと働き、健やかに暮らせるまちを創造します。
●健康と医療ゾーンと雇用創出ゾーンを核とするサブシティ構想を策定
●各地域が 共に反映する新「都城市」 を創造



この中にあります「健康・医療ゾーン」とは都城市南部にあります医師会病院を九州自動車道宮崎道都城インター界隈へ移転する事を意味しています。また、「雇用創出ゾーン」とは同インター界隈に工業団地用地の整備を意味しています。つまり、どちらも高木から高城地区に掛けての農地転用がからんできます。同地区は優良農地で畑作稲作の盛んな地域でもあります。



西川議員の質疑に答弁するのは健康福祉部長、企画部長、総務部長、それに市長と副市長が続きます。総務部長の答弁にありましたが、都城市は開発公社等所有地で高木工業団地をはじめとして計四ヶ所で約十四万㎡の未売却工業団地を抱えているとあります。これらの売却先はまだ未定のままです。



各部長の答弁から見えて来ますものは「サブシティ構想」とはさまざまな条件が未整備で、本年のアメリカ金融危機に端を発した世界経済の落ち込む中では、都城市の財政破綻へ引き金を引くのではないか、西川議員が懸念を抱くに十分です。私も無駄な事業であると認識しました。

次に今の情報社会で、地方都市の工業団地造成で雇用創出ゾーンにつながるのか、市長の答弁は県内各市町村が工業団地を抱えており、県や企業などから問い合わせがあったおりに無ければ他市町村に遅れをとるきらいがある旨を述べられています。時代は工業社会から情報社会へと移行して行く中で広大な用地を必要とする優良企業とは物作り会社でしょうか。雇用創出ゾーンとは時代を敏感に反映すべきで土地にこだわると方向性を見失うと感じます。不動産に関わる者の感想です。
昨日も申しましたが行政とて情報公開を十分に行い、市民の叡智を広く求めることは都城市が財政波状から身を守る手立ての一つと見ます。情報社会の特性を見極めないと思わぬ落とし穴にはまり込むのは地方政治も同じです。

傍聴席から議会を眺めて質疑応答をパソコンに打ち込み帰社してプリントアウトして見ますと足らない部分や聞き逃した点が多々ありますが、それでも大筋は理解出来ます。市議会関係者に理解があるならば議場写真撮影および録音を傍聴者に開放してもなんら差し障りはないと見ます。
西川議員の一般質問に感謝して、これからも議員諸賢の真摯な質問を求めます。

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4 コメント

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白の美 (さつま野菊)
2008-12-10 14:54:12
 野菊は心が和む。日本の母親のようである。
慎ましいが強い。根は何処までも頑丈で多少の排ガスなどクソクラエ。花を折ることは後ろに通る人が寂しいだろうからしないが、日本旅館はこの花をそっとさしている。

 西郷が好きだった花である。 西郷は象皮病(フィラリア)を病み、晩年には睾丸が人頭ほど晴れ上がっていて、馬に乗れなかったといわれている。腫れ上がったキンタマとさつま野菊・・・アンバランスな表現であるが、何故か今日はこの花が心に残る。
 写真の配分が、花に似て素朴であり、好感を抱く。
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さつま野菊 (訂正)
2008-12-10 18:27:52
睾丸が人頭ほど→指摘され恥ずかしかったぞなモシ。
睾丸は陰嚢(いんのう)別名キンタマ袋に訂正します。

それとさつま野菊はエゾ野菊とともに、正式な名です(すこし大振りな野菊)このようにへそ下三寸の訂正は実に恥ずかしいものです。なぜ無記名なのに書いた人間がわかるのか?声には声紋、指先には指紋、掌には掌紋(しょうもん)私の文章にも、文紋があると思われます。


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渡来民のあかし (ヤマシラキク)
2008-12-10 22:22:38
新燃岳で見た山花は
ヤマシラキク
可憐なさまは今も心に響く

菊の花は日本に咲く花、その数しれず
2600年前の渡来民は
菊を紋章とした・大陸に文化が既にあったあかし


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野菊の墓 (やぶ菊)
2008-12-11 02:13:20
 ずいぶん昔、伊藤左千夫の「野菊の墓」を読んだ。
思い直しまた読んだ(今日この文章を書くため読み直した)ずいぶんアオズンだれてちょろまかしい。だが「野菊の墓」が、心に染みたという事は,ずいぶん我輩も甘っちょろかったのであろう。

 日本民族は単一ではない。渡来人(チャイナ・コリア)もっと昔はミクロネシア系だっただろう。え~い!この際どうでもいいや。

 歴史を守り、町並みを守る地方が生き残る。オイラの口癖です。そう! 日本人は少し疲れて、またお金持ちはレトロ(きょうしゅう)がご馳走です。
誠市長に、文化人のご馳走は何か?教えて差し上げてください。昔の文化は、今後銭になりまっせ! 不動産業者でしたら、ぜひご注目下さい(ただし何年かの保証は出来ません)  終
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