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苦手だった人が教える・苦手な人に教える ~教え方が鍛えられるとは?~

2015年04月14日 | 教授法・ティーチングスキル




『苦手だった人が教える・苦手な人に教える ~教え方が鍛えられるとは?~』

0-1)得意な人・苦手な人・苦手だった人(得意になった人)
0-2)理解の段差(ステップか、バリアか?)
0-3)ユニバーサルデザイン・スモールステップ

1)得意な人は、理解の段差を意識しない。この段差は、次に進むためのステップ。
  段差のことは無意識で、次に進む内容のことを考えている。
2)苦手な人は、この段差がステップではなく、バリアになる。
  苦手な人が理解するためには、自分自身で試行錯誤して、この段差に多様なステップを自作しなければならない。
3)苦手だった人(得意になった人)は、通常ならば説明が省略される理解の段差を、多様なステップで説明することができるので、分かりやすい説明になる。
4)苦手な人に教えるときは、このステップの説明を1つでも省略すると、その人の理解はその先に進めなくなる。
  教える人には分かり切ったことでも、改めて見つめ直し、前提の1つ1つを省略しない説明を考える必要がある。
5)苦手だった人が教える・苦手な人を教えることは、教え方が鍛えられる。


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理解の段差とスモールステップ ~分かりやすい説明とは?~ >>このブログ内のリンク先

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