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発達障害の天才 ~ADHDとアスペルガー症候群の違い~

2015年02月26日 | 発想法・発見的思考


(1) ADHD(注意欠如・多動症)
0) デフォルトの動機づけ状態が低い
1) top-down(制御コントロール)の低さを、bottom-up(刺激入力)が改善する
2) 先入見のとらわれのないアイデアや、リスクやプレッシャーの高い条件下で、高いパフォーマンスを発揮する
3) 興味関心の拡散・幅広さ、細部に注意しない
4) アイデアの撹拌・偶発的な結びつき
5) 水平思考(拡散的・発見的)
6) 大勢で取り組む
7) 実学:理学を実用化する工業的な分野
8) 発明家・芸術家・起業家・戦闘機パイロット など

(2) アスペルガー症候群
0) 全体を細かいパーツに分解できる
1) 体系化・システム化の強さと、感情・共感の弱さ
2) 機械的・形式的な記号・言語、感情を交えない論理性、秩序を好む
3) 興味関心の限定・狭さ、細部に注意が向く
4) 緻密な構成・論理的必然
5) 垂直思考(収束的・分析的)
6) 1人で取り組む
7) 理学:哲学・論理学・数学・物理学
8) 理論研究者・推理小説の探偵 など

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