精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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リサーチリテラシーとキャリアコンピテンシー ~T型人材の汎用的スキルと専門的スキル~

2015年03月17日 | キャリア


『リサーチリテラシーとキャリアコンピテンシー ~T型人材の汎用的スキルと専門的スキル~』

(0)リテラシーとコンピテンシーの次元
 1)学術研究 ― 産業社会
 2)一般的(共通・汎用) ― 特定的(領域固有)

(1)汎用的スキル
 学術研究と産業社会に共通する一般的スキル

(2)学術研究
 1)一般的:リサーチリテラシー
 2)特定的:専門分野

(3)産業社会
 1)一般的:ゼネラリスト/マネジメントのスキル
 2)特定的:スペシャリストのスキル

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実践理論と科学理論 ~汎用的スキルと産学キャリア~

2015年03月10日 | キャリア








『実践理論と科学理論 ~汎用的スキルと産学キャリア~』

(1)実践理論
0)一回限り(経験と学習)
1)1人称:主観・自分事
2)2人称:共感・あたかも自分事
3)3人称:共感・中立的に
4)実践知・実践理論 = 主観+身体知・暗黙知+客観(形式知・言語化) 

(2)科学理論
0)再現性(検証可能性)
1)他人事・相対化・直接関与しない
2)形式知・科学理論 = 客観・中立・普遍・再現(検証)

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21世紀の知識基盤社会のキャリア教育と教養 ~ジェネリックスキルとゼネラリストについて~

2015年02月27日 | キャリア


21世紀の知識基盤社会のキャリア教育と教養 ~ジェネリックスキルとゼネラリストについて~
1)かつては特殊な専門職のスキルであったことを、すべての人が基礎・教養として習得すること。
2)不確実な将来に備え、変化に適応し、成長し続けるためのスキル。

(1)学校教育・大学教育
1)基礎学力
2)アカデミックスキル
3)リサーチリテラシー

(2)ジェネリックスキル(汎用スキル)
(3)産業社会・ゼネラリストのスキル
1)MBA(問題発見・分析・意思決定・問題解決)
2)クリエイター(デザイン・創造)
3)コミュニケーション(ディスカッション・プレゼンテーション・ホスピタリティ・雑談力)
4)アスリート(コーチング・モチベーション・チームワーク)
5)マネージャー(リーダーシップ・マネジメント)
6)プロデューサー(ブランディング、マーケティング)
7)プランナー(自己アイデンティティ・ライフキャリア)
8)スピリチュアリティ(宗教観・人生観)など
  
(4)大学の専門科目
(5)産業社会のスペシャリストのスキル(T字型人材・π字型人材)

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2)ジェネリックスキル
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3)思考力
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4)自己アイデンティティ・ライフキャリア
自己分析や自分探しについて >>このブログ内のリンク先
キャリア・アンカー ~キャリアの拠り所となる自己イメージ~ >>このブログ内のリンク先
5)コミュニケーション
自閉症と雑談 ~1問2答のルール~ >>このブログ内のリンク先

学校と社会をつなぐキャリア教育とは? ~21世紀型のスキルとモチベーション~

2015年02月13日 | キャリア


学校と社会をつなぐキャリア教育とは? ~21世紀型のスキルとモチベーション~

1) ジェネリックスキル
基礎学力 → 専門的知識 → 実務のスキル
2) 内発・自律・向社会モチベーション
たとえ功利目的であっても、これらのモチベーションの方が優れている。

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1) スキル
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2) モチベーション
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T字型人材とジェネリックスキル ~コンセプチュアルスキルとテクニカルスキル~

2015年02月09日 | キャリア


<T字型人材とジェネリックスキル>
0) テクニカルスキルとは実用・実務遂行のスキル。コンセプチュアルスキルとは、概念・抽象・理論のスキル。
1) T字型人材とは、幅広さ(ゼネラリスト)と専門性(スペシャリスト)を兼ね備えた人材。
2) ジェネリックスキルとは、学術と産業をつなぎ、あらゆる分野に共通の汎用的なスキル。

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キャリア・アンカー ~キャリアの拠り所となる自己イメージ~

2014年12月28日 | キャリア


(1)キャリア(career)とは?
職業(occupation オキュペーション)や職務(job ジョブ)とは異なる。
自分が関与している職業や人生の役割と結びついた、自己概念(自己イメージ)。 
自分の経験した職業や人生の役割の、過去の回顧と将来の展望を含む、軌跡

(2)キャリア・アンカー
MIT(マサチューセッツ工科大学)名誉教授のエドガー・シャイン(Edger H. Schein)による。
職業において拠り所となる自己概念(自己イメージ)。
アンカーとは、船の錨(いかり)。

キャリア・アンカーの8つのタイプ
1)特定の専門分野の専門性を追求する
2)ゼネラリストになる
3)自律や自由を求める
4)経済的な保障や安定を求める
5)新しいアイデアで起業する
6)誰も成し遂げていないことに、純粋に挑戦し続ける
7)奉仕や社会貢献を行う
8)ワークライフバランスを重視する

<参考文献>
藤原美智子(2007)エドガー・シャイン Edger H. Schein 組織内キャリア発達.渡辺三枝子(編著)新版 キャリアの心理学.ナカニシヤ出版 107-124頁.

自己分析や自分探しについて

2014年12月11日 | キャリア


「自分」というものについて
(1) 自分にしか分からない(他者には分からない)ことがある一方で、
(2) 自分では分からない(他者には良く分かる)こともある。
(3) また、他者を見て(人の振り見て…)自分の欠点に気づくこともある(…我が振り直せ)。
(4) 自己省察(振り返り)がないと、成長につながらないが、
(5) 自分自身に注意や意識が固着することは、精神的・社会的不適応を高める。自己分析の深みにはまる。
(6) 他者とのつながりも自己省察も、どちらも必要。
(7) さらに、努力や取り組みを続ける、経験の積み重ねによって気づく、自分もある。立ち止まって考え込んでいては、気づかない。