精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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知識の獲得と活用 ~記憶システムの視点から~

2015年02月01日 | 学習


知識の獲得と活用 ~記憶システムの視点から~
1) 短期記憶: 情報の一時保存(20秒程度)
2) 長期記憶: 情報の長期保存(維持リハーサル)→ 関連づけ・構造化(精緻化リハーサル
3) ワーキングメモリ: 活用(long-term working memory)、思考、判断

<関連記事>
丸暗記はなぜ良くないのか? ~覚えにくくて、忘れやすい~ >>このブログ内のリンク先
学力における知識と思考 >>このブログ内のリンク先




背伸びゾーンとフロー体験 ~学習と成長~

2015年01月29日 | 学習


(1) タスクの難易度・失敗のリスク × 現在のスキル水準 = モチベーションの状態

(2) 難易度 × 現在のスキル → モチベーションの状態
1) 易しすぎる → 退屈
2) 現在のスキルをやや下回る → 快適 安全・安心(余裕で出来る)
3) 現在のスキルをやや上回る → 背伸び・フロー体験(挑戦的。失敗のリスクはあるが、成功する可能性も高い。学習と成長。)
4) 難しすぎる → パニック(失敗するリスクが高く、成功する可能性はない)

丸暗記はなぜ良くないのか? ~覚えにくくて、忘れやすい~

2014年12月30日 | 学習


(1)丸暗記とは
無意味学習の機械的記憶。覚えにくくて、忘れやすい。テストが終われば、すぐ忘れる。
知識が身についておらず、活用できない。丸暗記の学習自体が、無意味になる。

学習に対して消極的。テストに出題されることだけを、効率よく覚えたい。余計な努力をしたくない。
しかし、情報を記憶することだけであれば、ITストレージの方が遥かに優れている。

(2)有意味学習
意味を考えて理解する。知識と知識を関連づける。覚えやすく、忘れにくい。
活用できる知識、新しい価値を生み出す知識。
学習に対して意欲的。学ぶことで、新たな発見や気づきを得ることに、喜びを感じる。