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学習とコミュニケーション ~対面指導における非言語コミュニケーションの役割~

2015年03月27日 | 教授法・ティーチングスキル




『学習とコミュニケーション ~対面指導における非言語コミュニケーションの役割~』

(1)身体知・暗黙知
 1)人間のコミュニケーションは、すべてが言語ではなく、非言語も存在する。非言語には、真意が含まれている。
 2)学習においても同様に、非言語コミュニケーションが果たしている役割がある。
 3)知識の生成する道筋:経験・感性→ 知覚・主観→ 客観的知識(科学)
 4)非言語的な身体知や暗黙知は、新たな知識を生み出すための母体。言語化されないが、最も重要なプロセス。

(2)感性・フェルトセンスと批判的態度
 1)知識を生み出す母体は、論理ではなく感性。漠然とした名状しがたい状態(フェルトセンス felt sense)。
 2)この状態では、批判的態度は破壊的。アイデアの芽生えや可能性が潰れる。
 3)アイデアのNG:結論や実用を急ぐ・欠点に注目する

(3)ヒドゥンカリキュラム・ピグマリオン効果
 1)教員と学生の非言語コミュニケーションの例。
 2)ヒドゥンカリキュラム:教員が意図せず(非言語的に)学生に伝えていること。
 3)ピグマリオン効果:教員の期待が学生を伸ばすこと。

(4)薫陶・陶冶 ~人格的な影響~
 1)人格的な成長も、学校教育の主要な目標の1つ。
 2)人格的な薫陶や陶冶も、非言語コミュニケーションの成果。
 3)尊敬や信頼、模倣や同一化(自分も同じようになりたいと思うこと)。

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