精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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学習とコミュニケーションのユニバーサルデザインとゼロベース

2015年07月27日 | ユニバーサルデザイン


『学習とコミュニケーションのユニバーサルデザインとゼロベース(分からない、出来ない、伝わらないことが当然)』

1)分かって・出来て・伝わって当然(暗黙の前提)
  詳しい人・上手な人・共有する人

2)分からない・出来ない・伝わらない
  省略された・意識されない・共有されない

3)分からなくて・出来なくて・伝わらなくて当然(ゼロベース・ユニバーサルデザイン)

理解のユニバーサルデザインと学習意欲の下支え

2015年07月10日 | ユニバーサルデザイン




『理解のユニバーサルデザイン(UD)と学習意欲の下支え』

省略のない説明 + 最少の情報量 = 本質の単純さ
(1)ストレスや不安がない
 1)分かり易さ
 2)着実な理解
(2)認知資源の余裕を、その先へ向ける
 1)理解の余裕
 2)認知資源の余裕(ゆとり)
(3)本質は心を動かす

1)ストレスや不安がない+2)余裕がある+3)本質の理解 = 学習意欲

<関連記事>
アクティブラーニングとユニバーサルデザイン(補助推進装置)~理解の余裕と学習意欲~ >>このブログ内のリンク先
省略のない説明、最少の情報量(本質的な単純さ)~理解のユニバーサルデザイン原則(5)~ >>このブログ内のリンク先

省略のない説明、最少の情報量(本質的な単純さ)~理解のユニバーサルデザイン原則(5)~

2015年07月07日 | ユニバーサルデザイン



『省略のない説明、最少の情報量(本質的な単純さ)~理解のユニバーサルデザイン原則(5)~』

1)省略のない説明(省略された説明が、理解のバリアになる)
2)最少の情報量(多すぎる情報で、理解が混乱する)
3)本質的な単純さ(本質的な単純さは、最も分かり易い)

4)省略のない説明 + 最少の情報量 = 本質的な単純さ
5)単純さは究極の洗練(レオナルド・ダ・ビンチ)
  Simplicity is the ultimate sophistication.

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分かって当然、分からなくて当然(ゼロベース設計)~理解のユニバーサルデザイン原則 (1)~ >>このブログ内のリンク先

得意な人の真似、苦手な人の工夫 ~理解のユニバーサルデザイン原則(4)~

2015年07月02日 | ユニバーサルデザイン



『得意な人の真似、苦手な人の工夫 ~理解のユニバーサルデザイン原則(4)~』

苦手な人が編み出した工夫は、あらゆる人に利用される
1)多様性を包摂する(ユニバーサルデザイン)
2)認知負荷を軽減する

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似顔絵は嘘ではない(分かり易さを優先) ~理解のユニバーサルデザイン原則(3)~ >>このブログ内のリンク先


似顔絵は嘘ではない(分かり易さを優先) ~理解のユニバーサルデザイン原則(3)~

2015年06月30日 | ユニバーサルデザイン



『似顔絵は嘘ではない(分かり易さを優先)~理解のユニバーサルデザイン原則(3)~』

2段階で説明する(理解する)
 1)まず、分かり易さ(重要・特徴の抽出)=似顔絵
 2)次に、正確さ(詳細の説明)=写実

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明瞭なコントラスト(概念の説明)~理解のユニバーサルデザイン原則(2)~ >>このブログ内のリンク先

明瞭なコントラスト(概念の説明)~理解のユニバーサルデザイン原則(2)~

2015年06月29日 | ユニバーサルデザイン



『明瞭なコントラスト(概念の説明)~理解のユニバーサルデザイン原則(2)~』

<例:概念「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」>
(1)バリアフリー
 1)障壁・バリアを
 2)取り除く
(2)ユニバーサルデザイン
 1)すべての人の・多様な人の
 2)使いやすさ
(3)バリアフリー設備の多様な利用
 1)スロープ
 2)多目的トイレ


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分かって当然、分からなくて当然(ゼロベース設計)~理解のユニバーサルデザイン原則 (1)~ >>このブログ内のリンク先

意識の拡張とユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~知覚閾下の心身機能と自己分析(自分探し)~

2015年05月22日 | ユニバーサルデザイン




『意識の拡張とユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~知覚閾下の心身機能と自己分析(自分探し)~』

(1)知覚閾下の心身機能とニーズ
 1)ICF(国際生活機能分類)の考え方と同じ。
 2)成人の心身機能(適応機能)は、自覚されない(閾下の)多くの心身機能に支えられている(適応的無意識)。
 3)知覚閾下の(自覚されない)心身機能とニーズを捉えるUDの認知心理学とは、意識を拡張すること。

(2)気づいていない自分
 1)「ジョハリの窓」として知られる自己分析の考え方。
 2)4つの領域のうち、自分の意識が届きにくい領域が、Blind(気づいていない自分)。
 3)自己分析(自分探し)で、気づいていない自分に気づくことは、自分の意識を拡張すること。

<関連記事>
ユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~暗黙の前提と無意識の習慣を超える~ >>このブログ内のリンク先
自己分析や自分探しについて >>このブログ内のリンク先

Simplicity is the ultimate sophistication(単純さは究極の洗練) ~単純さの2種類について~

2015年05月21日 | ユニバーサルデザイン



『Simplicity is the ultimate sophistication(単純さは究極の洗練)~単純さの2種類について~』
"Simplicity is the ultimate sophistication." レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)

(1)日常的な単純さ(知覚) →具体的
 1)偏りのある直感
 2)外見からの印象
 3)悉皆的な理解を省略

(2)雑多で複雑な現象(思考) →具体的-抽象的
 1)論理的な分析と推論

(3)本質的な単純さ(洞察) →抽象的(高度に抽象的)
 1)偏りのない直感
 2)悉皆的な理解
 3)高度の抽象化


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偏りのない直感は、本質と核心を捉える(芸術的感性・修行の悟り・仮説形成)~選択的注意による制約~ >>このブログ内のリンク先
常識と直感 ~日常における理解の省略~ >>このブログ内のリンク先
複雑さと単純さ ~安易な理解と本質的理解~ >>このブログ内のリンク先

知覚と概念のユニバーサルデザイン ~理解のユニバーサルデザインと図解スキル~

2015年05月18日 | ユニバーサルデザイン


『知覚と概念のユニバーサルデザイン ~理解のユニバーサルデザインと図解スキル~』

知覚・直感→思考・概念
絵→図解→言語

知覚のUD(ユニバーサルデザイン)
1)フォント
2)配色
3)サイズ・レイアウト
4)視線の動き

概念のUD(ユニバーサルデザイン)
1)思考の順序・流れ
2)ストーリー
3)要因の相互関係
4)比喩的・象徴的表現

理解のユニバーサルデザイン(1)~基本原理と具体例~

2015年05月15日 | ユニバーサルデザイン


理解のユニバーサルデザイン(1)~基本原理と具体例~

(1)基本原理:『説明を省略しない』
 1)省略された説明は、理解のバリアになり得る

(2)協同学習(アクティブラーニング)
 1)学生目線の学び合い
 2)自分たちの理解に応じて、理解のステップを自作する

(3)批判的思考
 1)日常生活では、悉皆的な検証を省略している。
 2)悉皆的な検証を省略した判断や認識を、人々が共有しているものが「常識」。常識とは、中空構造。
 3)このような自明とされる判断や認識の真偽を検証することが、批判的思考。

(4)概念図・図解スキル
 1)本来は言語によって表現される抽象概念や思考過程を具体的に可視化する。
 2)目に見えない抽象概念や思考と具体を繋ぎ、それらの理解を促進する(容易にする)。
 3)議論を整理する/新しい繋がりを発見する。
 4)概念図を自作できると、自律的な学習の助けとなる。

ユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~暗黙の前提と無意識の習慣を超える~

2015年05月12日 | ユニバーサルデザイン


『ユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~暗黙の前提と無意識の習慣を超える~』

 0-1)日常生活は、常識や暗黙の前提、無意識の習慣などの、多くの適応的無意識によって成り立っている。
 0-2)暗黙の前提や無意識の習慣を含めて、あらゆる人の生活機能全体を考えることが、ユニバーサルデザインの認知心理学。

 1)発達心理学
 2)一般心理学

 3)障害心理学
 4)神経心理学
 5)臨床心理学
 6)精神分析学

 7)ICF(国際生活機能分類)の生活機能

 適応的無意識
 8)暗黙の前提
 9)無意識の習慣

 10)ユニバーサルデザインの認知心理学


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ゼロベース思考(MBA)とICF (ユニバーサルデザイン) ~意識されないプラスの面を自覚する~ >>このブログ内のリンク先

図解理解(直感・同時性)は途半ば ~言語による理解の線状性(継次性)と論理性~

2015年05月11日 | ユニバーサルデザイン





『図解理解(直感・同時性)は途半ば ~言語による理解の線状性(継次性)と論理性~』

1)図解は直感的に一覧できるが(同時性)、
2)論理の矛盾や飛躍に気づきにくい。

3)最終的には言語で検証・理解する
4)線状性(継次性):一列に並べる

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自律性(自己決定・思考力・継続性)とエフォート ~成長基盤の中核をなす高次精神機能の原動力~

2015年05月09日 | ユニバーサルデザイン


『自律性(自己決定・思考力・継続性)とエフォート(意志による動機づけ) ~成長基盤(伸びしろ)の中核をなす高次精神機能の原動力~』

(1)自己(Self)
(2)意志(Will-power)
(3)エフォート(Effort)

(4)高次精神機能
 1)ワーキングメモリ・思考・推論
 2)モニタリング・マルチタスク
 3)熟慮・省察・意思決定(Decision-making)

(5)取り組みの継続

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