精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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習慣の力(継続する力) ~努力と習慣は第二の天性~

2015年05月30日 | 動機づけ・モチベーション・習慣


『習慣の力(継続する力)~努力と習慣は第二の天性~』

(1)習慣になっていないこと
 1)行動を開始する度に、努力(意志)やモチベーションのエネルギーが必要。
 2)その日の気分に影響されやすい。
 3)継続しないと上達しない。上達しないと面白くない(モチベーションが下がる)。モチベーションが下がると継続しない。

(2)習慣になっていること
 1)行動が自動的に開始され、努力(意志)やモチベーションのエネルギーが不要。
 2)行動が継続される。
 3)「継続は力なり」。続けていると上達(熟達)する。上達(熟達)すると楽しくなる(モチベーションが上がる)。モチベーションが上がると継続する。


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思考を伴う知識 ~アクティブラーニングと長期作動記憶(Long term working memory)~

2015年05月29日 | アクティブラーニング



『思考を伴う知識 ~アクティブラーニングと長期作動記憶(Long term working memory)~』

1)長期記憶(Long term memory)

2)長期作動記憶(Long term working memory:LT-WM)
  エピソーディック・バッファ(Episodic buffer)
  ↓↑
3)作動記憶(Working memory)


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短期記憶(丸暗記)とワーキングメモリ(作動記憶)の違い ~記憶した情報の操作と思考について~

2015年05月28日 | 教授法・ティーチングスキル



『短期記憶(丸暗記)とワーキングメモリ(作動記憶)の違い ~記憶した情報の操作と思考について~』

車のナンバー「品川 500 あ 12-34」
ナンバープレートの4個の数字「1・2・3・4」
覚える(記憶して、それを保持する)

(1)短期記憶
 1)操作なし(丸暗記)
 2)覚えたとおりに再生する
 3)1・2・3・4

(2)ワーキングメモリ(作動記憶)
 1)四則演算で10にする(記憶した情報を操作する)
 2)答えを出す(問題解決する)
 3)1+2+3+4=10、(3-1)+2×4=10


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頭の中もアクティブに作動する ~アクティブラーニングの思考力とワーキングメモリ(作動記憶)~

2015年05月27日 | 教授法・ティーチングスキル



『頭の中もアクティブに作動する~アクティブラーニングの思考力とワーキングメモリ(作動記憶)~』

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知識の倉庫から外に出す ~アクティブラーニングのファーストステップ(1)~

2015年05月26日 | 教授法・ティーチングスキル



『知識の倉庫から外に出す ~アクティブラーニングのファーストステップ(1)~』

1)アクティブであるとは、何らかのアウトプットが行われていること。
2)整った答案を書けない、あるいは正解の自信がないと、解答欄を空欄のままにする学生が多い。
3)答案の不完全さを認識できているとはいえ、そこで思考を放棄していることがある。
4)問いに関連する知識を、まず知識の倉庫(ストック)から外に出すことが、アクティブラーニングの第一歩。
5)これは、最初から完全な答案や正解を求めないこと。答えを作り上げるプロセスが、アクティブラーニング。

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知識と2つの思考力 ~知識の成り立ち(批判的思考)と知識の実用化(論理的思考)~

2015年05月25日 | 思考・意思決定




『知識と2つの思考力 ~知識の成り立ち(批判的思考)と知識の実用化(論理的思考)~』

(1)知識の成り立ち
 1)批判的思考
 2)知識の探究
 3)抽象的:原理・中核・本質

(2)知識の実用化
 1)論理的思考
 2)知識の活用
 3)主観的:問題解決・価値

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マッピングとライティング ~発見的思考と論理的思考のツール~

2015年05月24日 | 思考・意思決定


『マッピングとライティング ~発見的思考と論理的思考のツール~』

(1)マッピング(発見的思考)
 1)全体を同時に一望して見渡す(同時的処理)
 2)位置関係・現在地・相互の繋がり
 3)新しい繋がりを発見する

(2)ライティング(論理的思考)
 1)1つ1つ順を追って(1本の線の上で)進む(継次的処理)
 2)推論・論証
 3)思考の道筋(道路)を整備する

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感覚と知覚の違い ~心理学は知覚から始まる~

2015年05月23日 | 心理学


『感覚と知覚の違い ~心理学は知覚から始まる~』

(1)感覚(写真)
1)物理的刺激の伝送:物理的な刺激(光)が、電気信号に変換されて、神経を通り、大脳に伝えられること。
2)環境に存在する物理的刺激をすべて写し取る(無選択性)
  写真の仕上がり(感覚)が、自分のイメージ(知覚)とは異なる場合もある。
  事実そのもの(写実的)。

(2)知覚(絵画)
1)物理的刺激の意味づけ:大脳に伝えられた物理的な感覚刺激を、意味づけして受け取ること。
2)自分にとって重要な刺激を選択する(選択的注意)。
  客観的な事実とは異なる場合もある(抽象画)。
  意味づけの内容に、その人の心的世界が反映される(投影法心理検査)

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意識の拡張とユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~知覚閾下の心身機能と自己分析(自分探し)~

2015年05月22日 | ユニバーサルデザイン




『意識の拡張とユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~知覚閾下の心身機能と自己分析(自分探し)~』

(1)知覚閾下の心身機能とニーズ
 1)ICF(国際生活機能分類)の考え方と同じ。
 2)成人の心身機能(適応機能)は、自覚されない(閾下の)多くの心身機能に支えられている(適応的無意識)。
 3)知覚閾下の(自覚されない)心身機能とニーズを捉えるUDの認知心理学とは、意識を拡張すること。

(2)気づいていない自分
 1)「ジョハリの窓」として知られる自己分析の考え方。
 2)4つの領域のうち、自分の意識が届きにくい領域が、Blind(気づいていない自分)。
 3)自己分析(自分探し)で、気づいていない自分に気づくことは、自分の意識を拡張すること。

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ユニバーサルデザイン(UD)の認知心理学 ~暗黙の前提と無意識の習慣を超える~ >>このブログ内のリンク先
自己分析や自分探しについて >>このブログ内のリンク先

Simplicity is the ultimate sophistication(単純さは究極の洗練) ~単純さの2種類について~

2015年05月21日 | ユニバーサルデザイン



『Simplicity is the ultimate sophistication(単純さは究極の洗練)~単純さの2種類について~』
"Simplicity is the ultimate sophistication." レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)

(1)日常的な単純さ(知覚) →具体的
 1)偏りのある直感
 2)外見からの印象
 3)悉皆的な理解を省略

(2)雑多で複雑な現象(思考) →具体的-抽象的
 1)論理的な分析と推論

(3)本質的な単純さ(洞察) →抽象的(高度に抽象的)
 1)偏りのない直感
 2)悉皆的な理解
 3)高度の抽象化


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常識と直感 ~日常における理解の省略~ >>このブログ内のリンク先
複雑さと単純さ ~安易な理解と本質的理解~ >>このブログ内のリンク先

自律性を高める方法(例) ~意思決定・意欲・生産性・継続性~

2015年05月20日 | 動機づけ・モチベーション・習慣




『自律性を高める方法(例) ~意思決定・意欲・生産性・継続性~』

(1)意思決定
 小さなことや些細なことでも、自分の意思で、自分で選択し、自分で決めてみる。

(2)意欲・発動性
 人が決めた締切日(他律)より早い日に、自分で決めた締切日(自律)を作る。

(3)生産性:自己学習能力と創造性
 1)アウトプット優位の学習を行う(活用型の学習)
 2)そのアウトプットに、何らかの付加価値をつける(創造性)

(4)継続性
 1)取り組みを習慣化する
 2)習慣になれば(軌道に乗れば)、努力は不要になる
 3)習慣になるまでは、行動の開始にコスト(努力)が必要
 4)日課を決めて、習慣になるまで続ける

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知覚と概念のユニバーサルデザイン ~理解のユニバーサルデザインと図解スキル~

2015年05月18日 | ユニバーサルデザイン


『知覚と概念のユニバーサルデザイン ~理解のユニバーサルデザインと図解スキル~』

知覚・直感→思考・概念
絵→図解→言語

知覚のUD(ユニバーサルデザイン)
1)フォント
2)配色
3)サイズ・レイアウト
4)視線の動き

概念のUD(ユニバーサルデザイン)
1)思考の順序・流れ
2)ストーリー
3)要因の相互関係
4)比喩的・象徴的表現