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互いの長所で短所を補う ~音声・文字・図解・イラスト~

2015年03月25日 | 教授法・ティーチングスキル





『互いの長所で短所を補う ~音声・文字・図解・イラスト~』

(1)音声
1、2)聴覚・形がない・すぐ消える
3、4)記号(音響信号)、抽象・概念を表すことができる
5)思考(言葉を使って考える)
6)高速・低負荷(話し続けても疲れない・聞くことは受動的でも可能)
7)リアルタイム・即興性(その場で変更できる)双方向性・議論の創発
8)道具が不要
9)線状性・継次性(1つ1つ順を追って説明・一度に全てを伝えられない)
10)アイデアの創発、且つ言語による思考・論証(論理的)
11)非言語情報を含む(意図や真意が伝わる

(2)文字
1、2)視覚・形がある・形が残る
3、4)記号(図形)、抽象・概念を表すことができる
5)思考(言葉を使って考える)
6)低速・高負荷(書くのは遅いし疲れる)(読むことは能動的)
7)タイムラグが生じる(板書・印刷物)一方向的になりやすい
8)筆記用具・紙・ホワイトボード
9)線状性・継次性(1つ1つ順を追って説明・一度に全てを伝えられない)
10)言語による思考・論証(論理的)
11)非言語情報を含まない(電子メール)

(3)図解
1、2)視覚・形がある・形が残る
3、4)抽象・概念や思考プロセスを可視化(具体化)
5)思考(言葉を使って考える)であり、且つ感覚・知覚
6、7)議論で補助的に利用可能
8)筆記用具・紙・ホワイトボード
9)一覧性・同時性(全体像を示す・情報の構造や相互関係を示す)
10)新しいアイデアの生成(直感的)
11)非言語情報を含めることも可能

(4)イラスト
1、2)視覚・形がある・形が残る
3、4)具体物は、抽象・概念を表すことができない、具体物を例示する
5)感覚・知覚
6、7、8)具体物を用意する
9)抽象・概念を表すことができない
10)実験・体験


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