精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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理解のユニバーサルデザインとリサーチマインド ~暗黙の前提を問い、微かな気づきを捉える~

2015年04月30日 | ユニバーサルデザイン


『理解のユニバーサルデザインとリサーチマインド ~暗黙の前提を問い、微かな気づきを捉える~』

(1)理解のバリアとステップ(Universal Design)
(2)暗黙の前提を問う(Research Mind)
(3)微妙なニーズの知覚と閾値(Universal Design)
(4)微かな気づきと問題意識(Research Mind)

<関連記事>
1)理解のステップとバリア
教学(教授-学習)のユニバーサルデザイン  ~ユニバーサル段階の大学と多様性について~ >>このブログ内のリンク先
2)暗黙の前提を問う
受験勉強と学術研究の違い ~高大接続と初年次教育について~ >>このブログ内のリンク先
3)微妙なニーズの知覚と閾値
微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~ >>このブログ内のリンク先
4)微かな気づきと問題意識
日常の無意識とユニバーサルデザイン ~適応的無意識と健常者の盲点~ >>このブログ内のリンク先

微妙な困り感とユニバーサルデザイン(2) ~着実な理解とゆとり~

2015年04月29日 | ユニバーサルデザイン




『微妙な困り感とユニバーサルデザイン(2) ~着実な理解とゆとり~』

理解のステップとバリア
 1)微妙なニーズ(余裕がない)
 2)微妙なニーズ(ぎりぎり)

理解のユニバーサルデザイン(UD)
 3)着実な理解
 4)理解のゆとり

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微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~ >>このブログ内のリンク先

微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~

2015年04月28日 | ユニバーサルデザイン




『微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~』

1)ニーズなし(余裕で越えられる)

2)微妙なニーズ(余裕がない)
3)微妙なニーズ(ぎりぎり)

4)ニーズあり(越えられない)


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教学(教授-学習)のユニバーサルデザイン  ~ユニバーサル段階の大学と多様性について~ >>このブログ内のリンク先


ユニバーサル時代の大学と理解のユニバーサルデザイン ~分かりやすさと創造性~

2015年04月27日 | ユニバーサルデザイン







『ユニバーサル時代の大学と理解のユニバーサルデザイン ~分かりやすさと創造性~』

(1)図解・概念図・マインドマップ など
 1)抽象・概念・思考の可視化
 2)目に見えず、言語で表現されるものを、具体的に理解できる。
 3)全体像が分かる/自分の思考を整理できる
 4)新しい繋がりを発見できる(アイデア)

(2)協同学習
 1)知識のインプットよりも、アウトプット
 2)短期記憶(丸暗記)よりも、ワーキングメモリ(精緻化)
 3)自分たちが話し合い、自分たちの理解に合わせた、自前のステップを作り、少しづつ理解を高めていく。

(3)教授法
 1)専門家の盲点(暗黙の前提知識)
 2)専門家には分かり切ったことで説明不要と思うことでも、学生や非専門家には、省略せずに説明する必要がある。
 3)少しでも説明を省略すると、それ以降の内容を理解できない。
 4)理解のステップが、理解のバリアになってしまう。

(4)非言語的・身体的側面
 1)「私たちは、言葉にできるより、多くのことを知ることができる」(マイケル・ポラニー「暗黙知の次元」)
 2)「言葉は濾し水、そこには最良のものが失われている」(オイゲン・ヘリゲル「禅の道」)
 3)人間のコミュニケーションや知識の生成・学習・創造では、非言語的・身体的なプロセスが、土台となっている。
 4)フェルトセンス(Felt sense):問題意識やアイデアの萌芽。身体感覚として感じられる。
 5)創造性の初期には、批判性(批判的思考)は破壊的。


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概念の理解と図解(理解のユニバーサルデザイン)~知覚と思考(直感と熟慮、具体と抽象)の橋渡し~ >>このブログ内のリンク先
協同学習とユニバーサルデザイン ~専門家の盲点と学生目線の学習~ >>このブログ内のリンク先
身体知・暗黙知と形式知 ~知識の言語と非言語、主観と客観~ >>このブログ内のリンク先

理解のユニバーサルデザインと職業的レリバンス ~具体物と抽象概念、実務と理論をつなぐ汎用的スキル~

2015年04月26日 | ユニバーサルデザイン






『理解のユニバーサルデザインと職業的レリバンス ~具体物と抽象概念、実務と理論をつなぐ汎用的スキル~』

1)理論
2)応用・実用化
3)実務・日常

3)具体物
2)概念図(理解のユニバーサルデザイン)UD (Universal Design)
1)抽象・概念


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学校と仕事はどのように繋がるのか? ~大学教育の職業的レリバンス~ >>このブログ内のリンク先
理学と実学 ~大学教育と産学キャリアのレリバンス(適合性)~ >>このブログ内のリンク先
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健常者でも理解のユニバーサルデザインを必要とする場面  ~瞬時・新奇・緊急などの認知負荷の軽減~

2015年04月25日 | ユニバーサルデザイン


『健常者でも理解のユニバーサルデザイン(分かりやすさ)を必要とする場面 ~瞬時・新奇・緊急などの認知負荷の軽減~』

(1)瞬時の判断(Instantaneous)
 1)自動車で走行中
 2)全国統一の標識・ピクトグラム
 3)知覚的判断・ルールの一貫性

(2)知らない土地・不案内(Strange)
 1)旅行や出張で、知らない土地に行く
 2)初めて学習する内容
 3)知覚的判断(直感的で思考が不要、考えなくても分かる)

(3)緊急事態(Emergency)
 1)精神的に余裕がない
 2)慌てているので、ミスが出やすい

(4)大量の情報を処理する認知負荷(Load)
 1)資料作成・プレゼン
 2)Webデザイン

要領の良い人の上達が伸び悩むのは、なぜか?

2015年04月24日 | ユニバーサルデザイン



『要領の良い人の上達が伸び悩むのは、なぜか?』

(1)要領の良い人
 1)要領や効率とは、プロセスの省略。
 2)要領が良く、飲み込みが良いので、練習の初期には上達が早いようにみえる。
 3)しかし、基礎と土台を省略しているで、伸び悩む。

(2)要領が悪く、愚直な人
 1)要領が悪く、飲み込みが遅いので、練習の初期には、上達が遅い。
 2)しかし、基礎や土台の省略がないので、練習が進むほど上達していく。

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自分が得意とすることにも、理解のユニバーサルデザインのメリットはあるのか? >>このブログ内のリンク先

自分が得意とすることにも、理解のユニバーサルデザインのメリットはあるのか?

2015年04月23日 | ユニバーサルデザイン


『自分が得意とすることにも、理解のユニバーサルデザインのメリットはあるのか?』

(1)理解を確実なものにする
 1)省略・飛躍した箇所を確認して、理解を確実なものにする。
 2)曖昧な理解であったが、テストで偶然正解した箇所、など。

(2)理解を整理する・アイデアが生まれる
 1)図解は思考を可視化して、1つ1つ具体的に検証できる。
 2)図解は全体像を捉えることができる
  a)要因の相互関係を整理することができる
  b)要因の思いがけない繋がりを発見できる。
  c)図解は知覚(直感)と思考(論理)を繋ぐので、新しいアイデアが生まれやすい。

(3)非専門家には、理解のバリアがある
 1)自分は得意でも(専門家)、聴き手は専門家とは限らない。
 2)非専門家には、理解のバリアがある。
 3)専門家には分かり切っていることでも、非専門家には改めて説明する必要がある。分かりやすく説明する必要がある。

(4)大量に溢れる情報を素早く処理する
 1)インターネットの情報化社会では、処理しなければならない情報量が飛躍的に増大した。
 2)限られた時間の中で、1つ1つの情報を時間をかけて処理することはできない。
 3)必要な情報を効果的に伝え、効果的に選び取る必要がある。
 4)読み手の努力(認知的な負担)を必要としない表現や伝え方。

概念の理解と図解(理解のユニバーサルデザイン)~知覚と思考(直感と熟慮、具体と抽象)の橋渡し~

2015年04月22日 | ユニバーサルデザイン


『概念の理解と図解(理解のユニバーサルデザイン)~知覚と思考(直感と熟慮、具体と抽象)の橋渡し~』

1)情報入力(Input)
 ↓
2)知覚(視覚・知覚)
 ↓
3)図解(概念図)
 ↓
4)思考(言語・計算・推論)
 ↓
5)理解(Output)
 a)知覚的理解
 b)図解
 c)言語的理解

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1)理解のユニバーサルデザインと図解
汎用的スキルとしての図解 ~思考の可視化・理解と伝達・比喩と類推~ >>このブログ内のリンク先
教学(教授-学習)のユニバーサルデザイン  ~ユニバーサル段階の大学と多様性について~ >>このブログ内のリンク先

2)図解のはたらき
互いの長所で短所を補う ~音声・文字・図解・イラスト~ >>このブログ内のリンク先
概念図や情報デザインのはたらき ~抽象と具体をつなぐ思考の可視化~ >>このブログ内のリンク先
図解の効用とNG ~努力不要と全体把握~ >>このブログ内のリンク先

心理学と意識 ~行動科学・高次脳機能障害・問題解決と意思決定・人格的な成長~

2015年04月21日 | 意識




『心理学と意識 ~行動科学・高次脳機能障害・問題解決と意思決定・人格的な成長~』

(1)意識と行動科学
 1)心理学の歴史では、主観的な意識や内省報告を排除して、客観的に記述される「行動」を分析の単位とすることで、科学としての心理学が樹立された。
 2)共感や感情移入を排して、観察者(第三者)になること。
 3)状況・刺激 →反応・行動 →その結果 →学習

(2)高次脳機能障害と意識レベル
 1)交通事故の頭部外傷などによる高次脳機能障害では、意識レベル(意識が戻ること)や見当識(自分で自分を認識できること・自己意識)が、第一に評価・測定される。
 2)科学的心理学(行動科学)が排した意識とは、あらゆる精神機能の出発点になっている。
 3)意識レベルをパソコンに譬えると、電源スイッチやデバイスの認識に相当する。

(3)問題解決と意思決定 ~価値と主観~
 1)パズルや受験勉強の問題を解くことと、実務の問題解決との大きな違いは、実務の問題解決のゴールとは、関係者にとって価値があり満足できること。
 2)これは、客観的な論理ではなく、関係者の主観的なもの。

(4)人格的な成長と自己意識
 1)人間の精神機能の知・情・意について、認知的な成長(知)と人格的な成長(情・意)がある。
 2)自己意識や自覚の成長が、人格的な成長といえる。


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1)心理学の主観と客観
実践理論と科学理論 ~汎用的スキルと産学キャリア~ >>このブログ内のリンク先
心理学の1人称、2人称、3人称 ~主観、共感、客観~ >>このブログ内のリンク先

2)知・情・意の「意」と、主観や価値、満足について
人間の精神機能の分類・特徴・階層 ~知・情・意・信~ >>このブログ内のリンク先
意思決定の主観性 ~コミットメントと限定合理性~ >>このブログ内のリンク先
意味を作る(Sense making) ~価値・意義・満足を生み出す~ >>このブログ内のリンク先
思考力の職業的レリバンス ~論理的思考と批判的思考~ >>このブログ内のリンク先

偏りのない直感は、本質と核心を捉える(芸術的感性・修行の悟り・仮説形成)~選択的注意による制約~

2015年04月20日 | 発想法・発見的思考




『偏りのない直感は、本質と核心を捉える(芸術的感性・修行の悟り・仮説形成) ~選択的注意による制約~』

0)偏りのない直感(芸術的感性・修行の悟り・学術研究の仮説形成)
 ↓ 情報の選択(選択的注意)
1)日常の直感(偏りのある)
 ↓
2)複雑な現象(具体的・現実・日常・雑多)
 ↓ 情報の選択(選択的注意)
3)論理的分析(言語・数学)
 ↓
4)本質・中核(抽象的)


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複雑さと単純さ ~安易な理解と本質的理解~ >>このブログ内のリンク先
身体知・暗黙知と形式知 ~知識の言語と非言語、主観と客観~ >>このブログ内のリンク先

エグゼクティブ・エフォート(Executive Effort)の働き ~意志と自律・遂行制御・ワーキングメモリ~

2015年04月18日 | 動機づけ・モチベーション・習慣




『エグゼクティブ・エフォート(Executive Effort)の働き ~意志と自律・遂行制御・ワーキングメモリ~』

(1)エフォート(Effort)のはたらき
 1)作業負荷:2倍の作業量を、同じ時間で行う、など。
 2)二重課題・マルチタスク:一度に複数の作業を、掛け持ちで行う。
 3)長時間の作業従事(Time-on-task):ミスのないように、注意力を維持する。
 4)熟慮を働かせるための動機づけ(Executive Effort):直感的な判断ではなく、熟慮を働かる必要があるとき。

(2)エグゼクティブ・エフォート
 1)注意深さのための動機づけ:タスクマネージャーやエラーモニタリングを作動させる。
 2)熟慮を働かせるための動機づけ:日常の直感的な判断は、リソースを消費しない。
   しかし、熟慮は注意深さを作動させるので、リソースを供給する必要がある。

(3)目標と意志による動機づけ ~達成動機~
 1)エフォートを働かせるのは、目標と意志。
 2)目標を達成しようとする意志が、コントロールする。
 3)やりたいことではなく、すべきことに自分を向かわせる。自制と自律、持続の動機づけ(自覚と意識)。
 4)学校(学業)の動機づけ。

(4)ワーキングメモリによる自家発電
 1)ワーキングメモリの中央実行系は、背外側前頭前野と帯状回前部の機能結合として実現している。
 2)ワーキングメモリ活動はそれ自体が熟慮であり、さらにエフォートを自家発電させることができる。


<関連記事>
1)自律とエフォート
モチベーションの職業的レリバンス ~伸びしろとしての自律的な学習能力について~ >>このブログ内のリンク先
ADHDと定型発達のモチベーション ~内発と自律の違い~ >>このブログ内のリンク先
ダニエル・カーネマンとADHD ~心的努力(effort エフォート)について~ >>このブログ内のリンク先

2)ワーキングメモリとエフォート
ワーキングメモリ活動によるモチベーションの自家発電 ~ワーキングメモリの機能結合による作用~ >>このブログ内のリンク先

3)作業負荷とエフォート
オーバーワークのエフォートは、長期間続かない ~自分のエラーに気づかなくなる~ >>このブログ内のリンク先

非合理で適応的(思考の限定合理性)  ~感情・直感・集団の影響について~

2015年04月17日 | 思考・意思決定


『非合理で適応的(思考の限定合理性) ~感情・直感・集団の影響について~』

(1)合理的経済人と限定合理性
 1)合理的経済人:古典的な経済学では、人間は合理的な損得計算をして、最良の選択を行うと想定してきた。
 2)限定合理性(Bounded rationality):人間の思考は、完全に合理的ではないが、完全に非合理でもない。
 3)合理的な判断と非合理的な判断(感情・直感)を同時に併用している。

(2)情動・感情 ~生存を保証する~
 1)感情は、本能的な(動物的な)反応。
 2)敵か、味方か? 戦うか、逃げるか? 安全か、危険か?
 3)生命機能と生存を、保証する判断。

(3)直感と気分 ~適応を保証する~
 1)制限時間があり、全てを精査するには、時間と労力が足りない。
 2)案件を次々と判断しないと溜まる。迅速で即興的な判断。
 3)好きか、嫌いか? 信用できるか、正しいか、間違っているか?
 4)人間関係の空気を読む。空気は、推論ではなく直感で読む。
 5)本質は、論理ではなく、偏りのない直感によって捉えられる。

(4)集団 ~同調と多数派~
 1)集団を作り、互助・互恵によって、脅威から身を守る。
 2)集団は生存と適応を高め、孤立は生存と適応を脅かす。
 3)自分の意見を周囲に同調させる。周囲に同調を求める。
 4)多数派であることに、多数派の意見に、安心する。


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人間の知・情・意と限定合理性 ~直感と感情の影響~ >>このブログ内のリンク先
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汎用的スキルとしての図解 ~思考の可視化・理解と伝達・比喩と類推~

2015年04月16日 | 学力・リテラシー・コンピテンシー


『汎用的スキルとしての図解 ~思考の可視化・理解と伝達・比喩と類推~』

(1)抽象・概念・思考の可視化
 1) 通常は言語で表現される、形のないものに、形を与える。

(2)自分の理解を整理する
 1)自分の理解を整理して、全体像を捉える。
 2)能動的学習・アクティブラーニングとして。

(3)他者に伝達する
 1)他者に分かりやすく伝える。
 2)プレゼンテーションやコミュニケーションとして。
 3)伝える→受け取る→理解する→伝える→・・・

(4)比喩・類推
 例)理解の段差(ステップとバリア)=説明されない暗黙の前提・知識

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モチベーションの職業的レリバンス ~伸びしろとしての自律的な学習能力について~

2015年04月15日 | 動機づけ・モチベーション・習慣






『モチベーションの職業的レリバンス ~伸びしろとしての自律的な学習能力について~』

(1)外発と向社会は、避けられない
 1)自分のニーズというより、他人のニーズのために働く
 2)自分1人でというより、チームで働く
 3)それと引き換えに、対価を得る
 4)家族のために働く

(2)内発は、本来的で最も効果的
 1)内発は、活動内容そのものから推進力を得ている
 2)純粋で、本来的なモチベーション。
 3)活動内容に没頭するので、集中力が高い(分散しない)
 4)新しいアイデアや閃き、本質的洞察を得やすい。
 5)内発は、最も効果的なモチベーション。

(3)内発と自律は、同義ではない
 1)自律とは、意志や自制が働くモチベーション。
 2)自分で自分を動機づける・向かわせる力・継続する力。
 3)内発だけで、自律がないと、長く続かない。
 4)自制できず、目先の楽しみに安易に流れることもある。

(4)自律とは、自己意識と意欲
 1)自律とは、知・情・意の「意」の側面。
 2)自己意識:将来の目標・意志
 3)意欲:意志で自制したモチベーション(克己心)
 4)努力:継続した取り組み
 5)他者との協同学習は、自律の補助動力として利用できる。


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1)内発と自律
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自律的なモチベーションの獲得プロセス ~他律から自律へ~ >>このブログ内のリンク先

2)職業的レリバンス
学校と仕事はどのように繋がるのか? ~大学教育の職業的レリバンス~ >>このブログ内のリンク先
思考力の職業的レリバンス ~論理的思考と批判的思考~ >>このブログ内のリンク先

3)成長と人材育成
人材の伸びしろとは何か? ~成長し続けるための基盤~ >>このブログ内のリンク先
大学教育の「知・情・意」と学生の成長 ~学士課程教育の質保証について~ >>このブログ内のリンク先

4)知・情・意の「意」
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21世紀の知識基盤社会と「意」の時代 ~知・情・意の「意」とは何か?~ >>このブログ内のリンク先