<発達障害(全般)>
発達障害とは~当たり前のことが出来ない障害~
- 知的能力の全般的な遅れがない
- 特定の能力を習得することの障害(学習能力障害)
- 特定の能力とは
1) 学習障害(LD)…読み・書き・計算
2) 注意欠陥/多動性障害(ADHD)…努力を要する動機づけ(達成動機、心的努力)の自己調節→注意力、行動抑制
3) 自閉性障害…非言語的意図の共有、共同注意、想像力
- 中枢神経系の機能不全に原因があると推定される
- 学習能力障害=努力しても身に付けることが困難
- 努力不足や好き嫌い、怠慢、反抗的態度などが原因ではない
- 知的能力の全般的な遅れがないため、障害があるようには見えない
- 多くの人にとり当たり前のことが出来ない、という困難な状態を追体験して理解することが難しい
- 理解されにくい(誤解を受けやすい)障害
- 扱いにくい児として虐待をうけることも多い
- 支援対象として社会的に認識されることが遅れていた障害の1つ
- 平成17年に発達障害者支援法が施行され、法的根拠をもつようになった