
期待通りの快晴となりました二日目の朝です。お宿での朝食を済ませ、トレッキングシューズを履いて準備完了。今日はいよいよ9年ぶりの十勝岳連峰登山です。「ま、気をつけて行ってらっしゃい」と花火氏のクールなお見送りを受けてヤマハSerowは出発。目指すは十勝岳温泉・凌雲閣駐車場です。
朝7:50、登山口の凌雲閣駐車場に到着。登山名簿に記入をし、8:00富良野岳山頂を目指しアタック開始です。標準時間は登り3時間、下り2時間半。遅くとも14:00前には帰って来れるでしょう。さてさて、綺麗に澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んで歩き始めます。
歩き始めて僅か10分程で、絶景が目の前に広がります。紅葉が始まりつつある山容を眺めながら進むと・・・安政火口が見えてきました。ガスが噴出す火口を眺めつつ進みます。大迫力です。
緯度の高い北海道の山は、2000m級の山でも自然環境は本州の3000m級の山と同じと言われます。森林限界が低いのですな。登り初めてからずうーっと続く絶景に、感激の一言です。余所見をしながら歩くので転びそうになることしばしばです。
登山道にはシマリスがたくさん出没。周囲の潅木から常にガサゴソと音が聞こえます。
富良野岳稜線分岐から。奥から順番に美瑛岳、十勝岳、上ホロカメットク山、上富良野岳、と連なっております。
すでに雲上のヒトとなっているのでした。
アレが目指す頂上、もう一頑張りですな。頂上付近の稜線だけは、少々注意が必要です。下を見るとなかなか高度感があって恐ろしいものがあります。
登頂開始から2時間半、10:30富良野岳頂上に到着。360℃拡がる絶景に感激です。
下山途中、11:30に昼食。お宿で作って貰ったおにぎりとお新香が、この上なく美味いのでした。麗しのランチタイムです。
予定より早く、13:00過ぎに無事下山でした。十勝岳温泉・凌雲閣までお迎えに来てくれた花火氏と合流、温泉で汗を流します。14:00再びSerowは出発、今日のツーリングの始まりです。
まずは「白金・伝説の青池」へ。初めて見ましたが物凄い色ですな。バスクリンを流したような鮮やかなブルー。日当たりによって大分色合いが変わるそうな。
美瑛・パッチワークの丘を流します。どこから見ても素晴らしい景色が続きます。
美瑛・パッチワークの丘。ちょっとしたダートに気軽に入っていけるのも、オフ車ツーリングの楽しみです。
旭川市の外れをパスして、道北に向います。惟文峠、犬牛別峠、のフラットダートを通過。ダートの良いですがオンロードもまた走りやすく、良い道の連続でした。
犬牛別峠を抜けて、温根川ダムの林道へ。いずれも走り易いフラットダート、景色も素晴らしい道の連続です。
いよいよ夕刻、朱鞠内湖湖畔・国道275、交通量全く皆無の快走ロードを美深まで走ります。日が落ちて暗くなった18:00過ぎ、今日のお宿「びふか温泉」に到着なのでした。登山の後で思い切り走ったツーリング、意外と肉体疲労はありません。思ったよりタフに出来ている自分に驚きつつ、温泉で汗を流して今日はお仕舞い。花火氏との反省会はウイスキー2杯でやはりコロッと行ってしまいました。
明日はいよいよ今ツーリングのハイライト、道北スーパー林道です。