だめだこりゃ。
というより上原が伸び伸び投げての圧巻の勝利。
俺が思うのだが何故開幕にccだったのか?
AJ、ペティットよりヤンキースのエースは王建民なのである。
昨年の怪我の後遺症などどうでも良いこと。
なんだか得意のシンカー、シュートが見られずゴロで打ち取る彼の持ち味は0。
ボールがウエストして外野へどんどんボールが飛んで行ってしまった。
ヤンキースは機動力と言っているが、「機動力のチーム」とは思えない。
無論それがあるに越したことはないのだが。
Aロッドが戻り、タシュアラが馴染み、そして松井が火を噴けば機動力よりやはり投手が抑えて叩きこむ攻撃こそヤンキースベースボールのはず。
というよりそれをファンは期待しているのではないか?
ピッチャー良ければ勝てないスポーツ。
だから終盤というより9回に反撃をしてきた。
最後の最後に55番が打席に入る。
今日はことごとく外目の打てない球に手を出していた。
結局最後はサードフライでゲームセット。
「上原の勝利に松井がプレゼント」
なんて地元のメディアに書かれないように。
いやいやいや、上原投手、大したモンです。参った参った…って感じです。三振を奪う投手だとの先入観がボクにはありましたから、どんな配球をしてくるのだろうか、って試合前楽しみにしてました。ところがドッコイ、王建民投手顔負けの、これ、でしょ。恐れ入りました、ですよ。この先が楽しみというか、この調子を保てば他球団からは「驚異の存在」になりますね。10勝するかも…。
力投、熱投型の松坂投手とはまったく別のタイプの投手なんですね。いままで日本のプロ野球はさほど見てないので知らなかった…ヤバイです。投球術とでも言うのか、計算しながら制球を乱さずに投げる賢い投手って、イメージがボクには残りました。
それにしても、NYYですよ。4月は毎年こんな調子。スローテンポなのでヤキモキしちゃいますよ、まったく! 今日、レイズのロンゴ君がボストンでホームランだそうです。NYYの選手たちが早くグランドに戻ってきて欲しい…。しかし今日、オガチャンじゃないですが、「上原の勝利に松井がプレゼント」したのはどうやら事実なので、この「借り」は後日に絶対に「お返し」しましょう!
昔、野村監督が「長嶋がひまわりなら私は月見草」なんて言っていました。「19」という背番号は彼が浪人し一番苦労したことからつけたナンバー。そして巨人のエースが海を渡り初登板は圧巻でした。低めと彼のフォークがさえれば2桁はいきます。ただ彼はこれから経験のない、過酷な移動、食生活、文化に触れつつアウェィ(ヤンキースタジアム、フェンウエイでも投げる)でも戦います。彼の成功は嬉しい反面私の希望と夢物語は55番そのものなのです。
膝と仲良くし開幕で打ったあのアーチを量産すれば今日のことなど忘れて「さすがヤンキースは恐ろしい」と思い知らせてやりまっせ!!
この後BSで分析します!