厳しさの中に優しさもない原采配。

2007年07月15日 | 野球
今日は、ほぼ日本全域が、台風により荒れ模様となった。こうした天候の中、わざわざ足を運んだファンは今日の巨人の試合をどういう気持ちでみていただろか?ナイター中継も殆どなくなり、連敗脱出の為、なんとか勝利したいと思っただろう。しかし、あまり日本のプロ野球に興味がなくなったのは今日のような試合も俺の中では一つに挙げられる。別段、今日もかじるように見ていたわけではないが、7回の攻撃での原采配で満塁の場面で得点出来なかった時、負けたと思った。二岡は、ヒットやファインプレーもあった。生え抜きとしてチームを牽引する主力なのにいきなり今季初めて上に上がった小関をピンチヒッターに起用した。何故!?この言葉しか見つからない。あそこで小関が結果を出しても二岡を代えて勝利しても負け以上にチームに不協和音が残る試合に見えた。やる気のない人間は去れ!それは別段どのチームも一緒。結果が出なくとも「使い続けてくれた監督に感謝したい」という選手がたくさんいる。無論チームの為、監督を胴上げしたい、そして何よりもファンに久し振りの日本一の勇姿を見せたいと選手なら誰でも思うはず。監督も人間、采配ミスはあるが今日の采配はどう考えても素人でも、ちびっ子でも分かるミス采配だ。笑いもない、ただ眼光鋭く失敗すればガッカリとした顔を見せる。自分も選手時代にそういう指導者を見て良いと思ったのだろうか?確かに昔は、縦社会、歯を見せるな!、居残り練習だ、結果出なければすぐにファームという時代はあったが、野球の考え方も選手の考えも、最近は変わってきている。今日メジャーでは松井秀はホームランを放ち、松坂も苦しみながら打線に助けてもらい11勝し、岡島が締める。岩村はマルチ安打。城島はグランドスラムで試合を決定づけた。そして何と言っても先週水曜日(日本時間)MLBオールスターでイチローがMVPと破格の契約でマリナーズに残留した。皆、日本で育った選手。それゆえ異国の地でも日本プロ野球に熱い思いがあると思う。しかし、これから未来の子供達は今の日本野球よりメジャーの試合も見れるし、ニュースも多い。これでは今、将来性のある選手もFA権を取得すれば皆、海へ渡りたくもなる。斎藤や井口を見ていると身体も頑丈になり長打、球威も進化している。厳しい世界だからこそ温かく、優しく、面白く、楽しくプレーしたほうが、彼らの潜在能力が開花すると俺は思う。その蕾を摘んでしまうようでは、益々、日本野球離れが進むだろう。現場で一番偉いのは分かる。というか偉いというより決定権がある。今の巨人は他チームに行っても活躍出来る選手はたくさんいる。長嶋さん、王さん、そして、江川、槙原、桑田、斎藤、吉村、駒田、中畑、松井・・・・そして、原監督も巨人の一時代を作った選手。熱い野球を期待しているだけに今日の采配にはどうも納得いかない。


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