曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

ヨーロッパツーリングの旅便り

2019-08-24 | あれこれ

イタリアのドロミテ渓谷のポストカードが届きました~~ 差出人は昔教えていた高校の教え子。 なんと仕事を辞めて、ヨーロッパをバイクで2,000㎞走ってきたと!! バイクに魅せられて、日本各地を走っていたことは知っていましたが・・・ 

真面目でコツコツ型の彼女が仕事上の悩みから鬱病になり、完治しないまま趣味の剣道で知り合った大分年上の研究者と結婚したものの、お互いに相手の人格を認めつつ(彼女の言葉で)協議離婚。 その後、大学で専攻した学問は就職には役に立たないと悟り、職安の技能研修を受講して、その資格を生かして、働いていたのでした。 バイクと出合い、鬱からすっかり立ち直ったと安心していました。 私としては、バイクを通して、気の合う男性と出会えたらいいな・・・なんて漠然と思っていたのです。

我が家へは年に2回くらいは顔を出してくれていたのですが、夫の病気のことを知ってから、遠慮してかしばらく足が遠のいていたものの、私の絵のグループ展には毎年お母さんと一緒にはるばる渋谷の会場に足を運んでくれる優しい子(もう30代後半?)です。 

今回のツーリングの旅はBMWのお仲間とBMW公認のイギリス人とフランス人の2人のインストラクターのアテンドによる長旅だったとのこと。 ドロミテ渓谷とグヴィア峠が最高で、All English!!での旅!!だったとか・・・  最後に「先生のお陰です」なんて言葉で結んであって、外交辞令と分かっているものの、これには参った、穴があったら入りたい気分。 最近、年のせいにはしたくはありませんが、日本語ですら言葉がうまく出てこない状況、ましてや日ごろ使っていない英語などはもうチンプンカンプン状態。 

彼女のはずんだ文面と、BMW公認インストラクターの個人名まで記されているところから察するに・・・もしかして、もしかして・・・と、なんだか落ち着かない気分になったりしますが、 とにかく、長い長いトンネルを抜けた彼女を称えたいと思います。

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