ハイジの徒然なるままに

なにげない日々にもたくさんのワクワクがあるはず・・・ある英語講師の毎日です♪

世界に1つだけの英語教科書

2005年09月15日 | 英語
タイトルは今月1日に出たばかりの本だ、、、新聞の広告欄で見ていてとっても気になり今日立ち読みをしてきた(ゴメンナサイ・・・

帯を見ると「日本の英語教育130年の空白を埋める衝撃の1冊」となんともひきつけられる
著者の西巻尚樹氏は、現行の英文法の不備や矛盾を指摘し、自らのメソッドの普及につとめている方だ、、、そしてそれが我々にとってもかなりの衝撃なのです

一例をあげてみると、
「動名詞と進行形は区別するな」と言い切る

"I was dancing." っていうのと同じ感覚で、
"I like dancing." "I enjoyed dancing." を理解すべきと言う。

一般的な英文法では、もちろん最初のは 「Be動詞+現在分詞」の現在進行形。
あとの二つはそれぞれ "dancing" が動名詞で目的語になっている

西巻氏によると、Be動詞は「~が事実だ」ってことを示す動詞だという。
"I was dancing." は、「dancingしているのが事実だ。」
「dancingしているのが好きだ。」「dancingしているのを楽しんだ。」
と同様に理解できる。

はぁ~~たしかに「衝撃の1冊」

でも、考えてみると文法ってあとからつけたものなのだし、
いろいろな理解があっても不思議ではない。

この考え方の方が、学校で習った文法よりもはるかにシンプルだし、
もしかしたらネイティブスピーカーの感覚に近いのかもしれないって思う
彼らの頭の中をのぞいてみたい・・・って思ってしまうぅ

ただ危険なのは、、
書に書かれているように、「英語のカンを一瞬にしてモノにする」とか、、、
「これさえ理解すれば、もう英語は大丈夫!!」とかっていうようなものでは絶対ないですね。

・・・・これにまどわされ、ついつい平積みになった一冊を買ってしまいがちですが、、、

どんな学問にも王道はないですから!!

ちょっと立ち読みさせていただく、、くらいにされるのがいいかと思います、、、はい

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
文法は初心者にとって道標? (mac)
2005-09-15 20:25:21
う~ん、何でこうややこしく考えないといけないのかな。



この本の解説を理解できる人は、英文法を

マスターした人だけのような気がするなあ。

(いや、日本語の文法を外国人に説明できる人かなw)



文法というのは、何も知らない人が早く、効率良く、

確実に新しい語学をマスターするための、

道しるべのようなものなのじゃないでしょうか。



ここで取り上げられているbe動詞というものは、

おそらく中学1年生の英語教科書で、



I am a student.

You are a teacher.



てな文章で始って、使い方を一通り覚えるんじゃない。



せっかく覚えたbe動詞と進行形の仕組みを

わざわざ壊す必要はないような気がするけど。



そんなことより、入学試験を合格した大学生でも、

このbeの活用をマスターしていない学生がいるんですって。

でも、学生はお客様だから、単位を上げて

早く卒業させるのが大学のビジネスらしい。



それなら、英語を必修から外したらいいじゃないかと思うけど、

(そんな英語じゃどうせ役に立たないし)

そうしたら、世の中に英語教師が溢れ返るだろうから、ヤバイね。

これはやめときましょう。

返信する
立ちはだかる壁=英文法? (ともちゃん)
2005-09-16 10:47:36
う~~~ん 卵が先か ニワトリが先か
返信する
つづき・・・ (ともちゃん)
2005-09-16 11:02:29
またしても ごめんなさい・・・



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英文法の壁があるから英語が嫌いになる人って多いですね。

だから「会話をする時に 英文法なんかに当てはめなくても 大丈夫

といわれてしまうと ホッとしてしまうのでしょう。

実際、アメリカ人は 多国籍民族のせいもあってか

外国人の英語には 寛容ですから

慣れない英語も 一生懸命聞いてくれて

頭の中で組み立てなおして理解しようと努めてくれるヒトが多いように思います



だから「ほ~~ら 英文法は関係ない」となってしまうのでしょうが・・・

それは 最初だけ・・か

もしくは その場限りですね。



だから 末永くお付き合いをして 自分を通じさせたかったら英文法はしっかりやらなくてはいけないのですが・・・

そう 思うと 頭が痛くなって

英語が嫌いになってしまうのです・・・・



日本語も ただ教科書を読むだけなら楽しかったものが いきなり 未然形はどれだ。。とか この倒置法の何タラを説明せよ・・なんてなると

とたんに 別の学問になってしまいます



文法・・と聞くだけで がんじがらめにされてしまう規則・・だと錯覚を起こし アレルギーを起こしてしまうのかもしれませんね



帰国子女の子達は 確かに日本の英語に戸惑います

まず 漢字が続いた名前・・「現在完了」であっても

「副詞節」であっても 「なんじゃこりゃ?」なのです。

文章を読めば 日常使っていることで 意味は分かる・・

でも どうしてこれを さらに噛み砕かなければいけないのか・・・で戸惑うのですね(長くなるから止めます)



話せる英語を目指すのは 当然でしょうが・・・

どこで話したいか・・どう話したいか・・・

誰と話したいか・・・(たとえば EⅡ女王とか・・

奥は ますます深まりますね・・・
返信する
コメントありがとうございます♪ (ハイジ)
2005-09-16 19:27:08
この衝撃の一冊

そのユニークさは感心するけれど、

「おすすめ」とは思いません。



macさんのおっしゃるとおりで、

英文法をマスターした人にしか理解できない内容です。

そして帰国子女にも敬遠されるでしょう。



だから興味ある方だけ、、、



「へぇ~~~~~~」



って思いながら立ち読みするに限りますね。

そういう読み方であれば、なかなか楽しい!!
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私は今日は機嫌が悪い、でそれがどうした? こうなる (KABU)
2005-09-24 00:58:55
>「動名詞と進行形は区別するな」と言い切る

>"I was dancing." っていうのと同じ感覚で、

>"I like dancing." "I enjoyed dancing." を理解すべきと言う。



はあ? この説明で、数多ある動名詞構文と進行形を使ったセンテンスの何が<共通と括れる>のかね。また、それらを括ることで準動詞と時制やアスペクトの何が整理できるのかね? それで、明日、プレゼンを控えたTOEIC815点程度の英語初中級者のビジネスマンにとってこの整理はどんないいことがあるのかね?



はっきり言って情報の付加価値はゼロに近いだろう。これ「実践的」と銘打ちながら極めてマニアックな文法談義だべ? はっきり言いましょう。動名詞を含む準動詞は<その行為や状態を見ている第三者の視点を主語が担い>、進行形を含む主文の述語動詞はその視点をセンテンス以外の視点が担うのです(形式主語や無主主語のit be構文や、as(there be)名詞で理由を表す構文がその適例)。この視点の位相差を踏まえずして英語のネーティブに近いのなんのといってどんな意味がある? その根拠は?



と思いました。
返信する
ご機嫌がお悪いようで・・・ (ハイジ)
2005-09-24 19:30:21
KABU先生の雷が落ちてしまったようです

お忙しかったのでしょうか?

ご無沙汰でしたのにお構いもせずに、大変失礼いたしました(笑)



でも、この「教科書」わりと話題になっているようです、、、不覚にも。
返信する