ハイジの徒然なるままに

なにげない日々にもたくさんのワクワクがあるはず・・・ある英語講師の毎日です♪

私の嫌いな書き換え問題

2008年01月27日 | 英語
This is just too funny not to share.

アメリカ人の友人からこのようなメッセージとともにfunnyなYouTubeが送られてきた。。。このお話はまた後で


さて、too...to~の構文をso...that~を用いて書き換える、というのは高校生にとってはおなじみでしょう。私も飽きるほどやりました(笑)

She was too shy to sing in public
= She was so shy that she couldn't sing in public.

too...to~は「とても...なので~できない」
so...that~は「とても...なので~だ」

文法書を見るとこのような機械的な訳がつけられている。。。そして私もかつてはそのように覚えてきた。
けれども今ではこの書き換えにもこの訳にも疑問を感じる

まず、大学受験で出題される書き換え問題!!そのうちのどれだけが意味あるものなのか?ネイティブが見てどのように感じるのか?と考えると賛成できないものも多い。

さらに上のふたつの構文の訳し方について。
確かに覚えやすくわかりやすい訳なのだけれど、おそらくは昔の先生が最初の文法書で解説され、その後はその先生の訳が踏襲されているのだろうと思う

私の理解としては・・・
She was too shy to sing in public.
ここで言いたいことは"She was too shy"(彼女は恥ずかしがり屋すぎた)
そのあとの"to sing in public"は「程度」をあらわしている。。。つまり「人前で歌うには恥ずかしがり屋すぎた」と理解するべきで、
訳し方をまる暗記することにどれだけ意味があるのだろう??

She was so shy that she couldn't sing in public.
ここで言いたいのは"She was so shy"(彼女はとても恥ずかしがり屋だった)
that以下はその程度をあらわしていて、「人前で歌えないほどに恥ずかしがり屋だった」とのニュアンス

・・・はたしてこのふたつのセンテンスは同じ意味なのか?
非常に近い意味ではあるけれど、そのニュアンスに違いを感じるのは私だけでしょうか?

ここまではまだ良いとして・・・
さらに疑問なのは、多くの文法書でtoo...to~の構文を「否定語を用いない否定表現」として扱っていること。「とても...なので~できない」と訳すせいでこのように呼ばれるらしいが。。。

最初に紹介した"This is just too funny not to share."はどうなるのだろう?
不定詞にnotがついているから、例の訳に基づくと「とてもおもしろいのでシェアできる」なんてなってしまうのか??

ここで言いたいことは"This is just too funny"(これ面白すぎぃ~)
どの程度面白いのかというと、、シェアしないには面白すぎ!!

この雰囲気からいくと、

「これって超おもしいからシェアしないとね♪」

という彼女からのメッセージだったのでしょう

公式にあてはめようとする日本の英語教育、、、英語嫌いをつくりだす大きな原因になっていると思う。。。長くなってしまったので続きはまた今度の機会に

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