難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

政治と国民を断ち切るNHK 放送の使命を果たせ

2009年09月05日 23時19分17秒 | PHSから
090905-201612NHKtoAZ.jpg090905-203920NHKAtoZ.jpg9月5日土曜、総選挙の結果が出て6日。政治が大きく変わろうとする中、NHKは20時から「追跡!A to Z」で「民主党はどう動くのか密着!永田町と霞ヶ関暮らしはどう変わる!民主に直撃」を放送した。

この番組は、国民の関心に答えるものでタイムリーなものだと思う。「政権交代」、「官僚政治の打破」が自分たちの生活や暮らしがどうなるのかということに強い関心を持っているからだ。
非正規労働者や介護、医療の欠陥制度に苦しむ高齢者、年金不安を感じる国民は待ったなしだ。

しかし、この番組に字幕放送がない。

字幕放送は、ごく一部の聞こえない人のためという感覚を脱して、番組に音声や背景音があるのと同じように考えてほしい。マイノリティのための放送という考えを脱却すべきだ。
数年前、当時のNHK会長の海老沢氏に教育テレビ40周年だかのパーティの席で言ったことがある。

少なくとも字幕放送のない番組は再放送で字幕を付けるべきだ。


ラビット 記




光る人工内耳

2009年09月04日 22時37分07秒 | PHSから
090828-180710.jpgフリーダムは作動状況を確認するためにフックを止めているネジ部にはめ込まれたLEDが赤く光る。

乳幼児の保護者やSTが作動を確認するためのものだが、話している相手に人工内耳を使っていることに気が付いてもらうのに都合がよい。
早速、設定してもらった。ミュージックの時だけだが、職場の反応が楽しみ。
しかし、最初の反応者が同居しているおばあちゃんだった(>_



成人と乳幼児の人工内耳リハビリテーション

2009年09月03日 22時01分00秒 | PHSから
090826-235851ダッタン茶2.jpg人工内耳をした子どもを担当しているSTに、「人工内耳と補聴器を併用している人は少ないのか」と聞くとそんなことはない、学会等でも数多く報告されているという。

乳幼児を中心にリハビリテーション方法がいろいろ実施されているのは、乳幼児は聴覚がないことが判明するのが生後間もなく、脳も感覚器もまだ未発達だから、医学的状況が似ていることから、比較しやすく経験があてはまりやすいからだろう。

しかし、乳幼児、子どもは聞こえている状況を言葉にできない。

人工内耳の成人のリハビリテーションの方法はこれというものが医師からもSTからも示されない。
成人の場合、失聴した理由、失聴してからの経過年数がまちまちな上、難聴の程度も手術を受ける年齢も異なるので、人工内耳をしたから聴覚を回復する道筋も多様なことは容易に想像できるが。

それでも、成人は毎日、コミュニケーションが必須な生活、就労をしている。少しでも、着実に聞こえるようになりたい。
成人のリハビリテーションは人工内耳で「聞こえるようになる」だけが目的ではない。人工内耳で社会との関わりが広がる可能性を得る。その可能性を何に生かすかの目標を持ち、その実現に向けた多面的な方策を実施すること、それを医学的、心理的、社会福祉的に総合的な支援をすることだろう。


ラビット 記




「人工内耳における成人装用者のリハビリテーション」講演会

2009年09月03日 21時50分48秒 | 人工内耳
090820-122151緑の稲穂.jpg全難聴が、人工内耳における成人のリハビリテーションの講演会を企画し、各協会、人工内耳友の会に周知した。


ラビット 記
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「人工内耳における成人装用者のリハビリテーション」講演会
ご案内:講演概要
 人工内耳は近年乳幼児の装用が急増しており、聴覚リハビリテーションの手法も種々開発されつつあります。しかし、成人が人工内耳を装用した場合、マッピングを繰り返しながら、日常生活の中で聞き取りの練習を重ね、人工内耳の機能を使いこなせるようになるまでには、人によってまちまちです。
 これは、成人の場合はそれまでの聴覚歴や残っている聴力、日常生活の環境が人それぞれ大きく異なるからです。
 人工内耳の成人装用者のリハビリテーションには何が求められるのか、医師や言語聴覚士などの専門家の役割は何か、当事者は何をすべきか、自身のモチベーションをどう維持するかなどについて、私たち人工内耳装用者、これから人工内耳を考えている人、医師や言語聴覚士にとっても大きな関心があります。

donna sorkin
 コクレア・アメリカ副社長(消費者担当)ドナ・ソーキンさんが、昨年7月カナダで開かれた国際難聴者会議で報告された「人工内耳における成人のリハビリテーション 子供だけのためではない」を元にお話しします。

・なぜ人工内耳の手術の後大人はリハビリテーションが必要なのか。
・リハビリテーションは人工内耳の一部なのか。
・自分にリハビリテーションが必要かどうやって分かるのか。
・成人の人工内耳リハビリテーションにはどんなものがあるのか。
・誰が私の人工内耳に関わってくれるのでしょうか。
・私が使えるツールはありますか。
・他の人はどんなことをしているの?。

人工内耳を使っている方、検討されている方、人工内耳に関わる医師、言語聴覚士の皆様、是非ご参加ください。



講  師: ドナ・ソーキン 氏(コクレアメリカ副社長消費者担当)
日  時: 2009年9月13日(日)
時  間: 14:00から16:00 予定
場  所: 株式会社日本コクレア 教育センター※
東京都文京区本郷2-3-7 お茶の水元町ビル5F
定  員: 40 名
情報保障: 磁気ループ、英語通訳、PC要約筆記が付きます。
資料代 : 500円
主  催: 社団法人全日本難聴者中途失聴者団体連合会
協  力: 株式会社日本コクレア社

※株式会社日本コクレア 教育センター
東京都文京区本郷2-3-7 お茶の水元町ビル5F      
 交 通: 都営三田線「水道橋」駅工芸高校出口より徒歩4分
       JR 中央線 「御茶の水」駅御茶ノ水橋口より徒歩10分
       JR 総武線 「水道橋」駅東口より徒歩5分
       営団丸の内線「御茶の水」駅より徒歩8分
       営団丸の内線「本郷三丁目」駅より徒歩7分
       都営大江戸線「 「本郷三丁目」駅より徒歩10分」

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   参加申し込み書 
 FAXで全難聴 03-3354-0046 又は、メールで、zennancho@zennancho.or.jp
 
にお送りください 
ご氏名                  ご所属

人工内耳装用暦 (    年   月 )   未装用    難聴者   健聴者

連絡先 (今回の講演会のご案内以外に使用しません)
  e-mail:             @            
  FAX:          (       ) 

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