難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

聞こえのバリアフリー:人工内耳装用者による体験的聴能論

2010年12月25日 12時07分51秒 | 人工内耳

人工内耳が医療モデルの視点から話されていたことに対する別のアプローチを試みようとする。


ラビット 記
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東大先端研・バリアフリー・シンポジウムのご案内(第1報)
聞こえのバリアフリー:人工内耳装用者による体験的聴能論

◯主催:東京大学 先端科学技術研究センター バリアフリープロジェクト

◯共催:日本教育オーディオロジー研究会 関東教育オーディオロジー研究協議会 聴覚障害児と共に歩む会トライアングル

◯開催日時:2011 年 2 月6 日(日)午後 1:00– 5:00

◯会場:東京大学 先端科学技術研究センター 4号館2階講堂

◯会場案内:〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1

http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html

参加者:聴覚障害教育の教師、聴覚障害児を持つ親、耳鼻科医師、 言語聴覚士、人工内耳・補聴器供給者、情報保障支援者、研究者など自由参加(参加費無料)

参加申し込み:氏名、所属(あるいは、親、聴覚障害当事者など)を記入し下記宛てに1月23日までにメールでお知らせください。
●E-mail: onuma_naoki@bfp.rcast.u-tokyo.ac.jp
(onuma_naoki の_はアンダーバーです)

【企画趣旨】:
人工内耳手術後の聞こえの改善効果は、手術やリハビリに関わった医療サイドの医師や言語聴覚士による一定の既定の検査(人工内耳装用時の聴力閾値、語音聴取検査、読話併用効果)など、主に定量的な結果をもとに評価される。

一方、人工内耳装用者は手術後の日常生活の中で聴能の変化や発達について様々な経験を重ねているが、その定性的な様相については関係者に余り把握されてこなかった。

そこで、聴覚障害に関わる研究や社会活動等でも活躍されながら、補聴器から人工内耳の装用に移行した4名の人工内耳装者から、自らの聞こえの分析やエピソードを供覧いただく。

このような当事者による体験的聴能論を踏まえ、人工内耳の効果を左右するものは何か、成人と幼児の違いは何かについて討論する。人工内耳を選択すべきかどうか迷っている親や関係者の判断の一助となることを期待したい。

プログラム:
1:00 p.m. – 1:10 p.m.  主催者挨拶

1:10 p.m. – 1:25 p.m.  企画趣旨説明、演者紹介

1:30 p.m. – 4:20 p.m. パネルディスカッション:
「私の人工内耳と聴能」 司会:大沼直紀(先端研・客員教授)
1)鈴木克美(東海大学・名誉教授)
2)高岡正(全日本難聴者中途失聴者団体連合会・理事長)
3)佐藤紀代子(関東労災病院・言語聴覚士)
4)神田幸彦(萌悠会耳鼻咽喉科 神田E・N・T医院・理事長)

4:20 p.m. – 5:00 p.m.  総括と講演:
「人工内耳の効果を左右するものは何か -成人と幼児の違い-」
加我君孝(東京医療センター・臨床研究 (感覚器)センター・名誉センター長)



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