難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

東京医科大学聴覚・人工内耳センターの開設

2008年04月14日 19時17分29秒 | 人工内耳
080413_1234~002.jpg080413_1230~001.jpgコンピュータの世界ではリナックスLINUXのようなオープン・システムはあるが、医療、耳科学の分野の「オープン・システム」というのは聞いたことがない。
いろいろの関係者、医療関係者や当事者も含めて、問題解決にあたることらしいがその解決のためのシステムについて詳しく知りたい。


難聴の治療には、医療だけではなく、福祉の制度や技術の支援が必要だし、心理的サポートも必要だ。
難聴者の生活する場面に応じて、教育、介護、就労分野の専門家の連携が必要になる。
また、同じ難聴者の関わりもピアメンタリングから難聴者協会による社会や行政への働きかけなどが考えられる。

河野先生とは、医療、福祉、教育、就労などの関わりを持つ「ヒアリングセンター」構想について賛同を頂いたことがある。
聴覚・人工内耳センターとヒアリングセンターの関係は地域へのアウトリーチ活動(啓発、相談)をするかしないかだろうと思う。

地域の難聴者協会もこうしたセンターや機関に関わるにはきちんとした体制や法人格が必要に思う。


ラビット 記
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東京医科大学病院 聴覚・人工内耳センター 開設記念フォーラムのお知らせとプログラム
平成20年4月17日  14時~18時
東京医科大学病院 6階 臨床講堂
参加費:¥1,000円(一般の方は無料です)
テーマ「聴覚・人工内耳センター設立にあたり」
http://www.acictmu.jp/forconcern/topic080417.html
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東京医科大学病院
聴覚・人工内耳センター長より
皆様へのごあいさつ
(中略)
 当センターでは、難聴者への補聴器や人工内耳に関する医療を中心に、医師、言語聴覚士を中心としたチーム医療という観点から、聴覚障害でお困りの患者様のケア(先天性高度難聴小児の場合には、言葉のケアも含め)の遂行を行い、多くの関係者の皆様のご支援、ご協力を得ながら、本邦における本領域の医療においての最先端
モデル(オープン型の医療システム構築)を構築することをめざしております。

 当センターでは、広く関心のある方と相互に交流を行いながら活動を充実させていくことをめざしており、関心のある方はどうぞ遠慮なくご意見をお願い申し上げます。
http://www.acictmu.jp/proc/login.php
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高齢者社会の到来といわれ幾久しくなりますが、70歳では他に耳の疾患がない場合でも、3分の1は難聴があるといわれています。日本も欧米の影響を受け、市場原理主義が蔓延し経済や医療の問題もある中、グローバル化の時代と言っても、まだまだ保守的な思考は健在で、特に補聴器など外見へのこだわりがある人は少ないとは
言えません。しかし高齢化のおり70歳でも現役として働いている方も多く、また若くしても聴覚障害があれば、仕事上聴覚障害の補償が必要となります。
(中略)
 一方医療水準の進歩に伴い予防医学の観点から新生児聴覚スクリーニングが始まり10年の月日がたとうとしています。早期に聴覚障害の可能性が疑われた場合には医療のみではなく、療育、教育、さらには行政による支援という協力体制が必要です。
http://www.acictmu.jp/forgeneral/contents01.html
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 本施設名は、東京医科大学病院 聴覚・人工内耳センター(聴こえと言葉のケア)ACICTMU (AUDITORY AND COCHLEAR IMPLANT CENTER OF TOKYO MEDICAL UNIVERSITY - CARE FOR HEARING AND LANGUAGE)と称し、主に補聴器や人工内耳の治療や装用が必要と思われる対象となる方または病状 を対象とする専門施設です。
(以下、省略)
http://www.acictmu.jp/forgeneral/contents02.html




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