難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者のサークル活動の意味

2008年04月14日 23時00分11秒 | エンパワメント
080414_1919~001.jpg080414_1918~001.jpg難聴者協会の中にはいろいろなサークルがある。
手話や読話のコミュニケーション学習に関わるサークルもあれば歌や書道、読書など文化やスポーツなどの趣味サークルもある。
協会外にもいろいろな「会」かある。


難聴者等のサークルや「会」の活動はいろいろな意味で重要だ。

一つは難聴者自身の自発的な意思による活動への参加の具体的な表れということだ。
自らの意思による参加という行動は自立への第一歩だ。

二つ目は、コミュニケーションへの積極的な意欲の表れだ。
集団への参加はコミュニケーションを生む。その中に所属すれば意思の疎通のために、様々な形でのコミュニケーションが必要になり、難聴者としてのコミュニケーションに対する姿勢が醸成される。
相手にも自分にも分かるようなコミュニケーションの仕方、理解の仕方を考えるきっかけになる。

三つ目は、難聴者としての自己を客観視する機会になる。
難聴者の集団と言えども、メンバーに社会の中にいる難聴者像を見い出すのだ。コミュニケーションの非成立状態の難聴者の言動、明確な意思表示の出来ない難聴者の心理等を見ることで、自己を客観視することになる。

四つ目は、集団の中の協調性や指導力の発揮など一般社会でなかなか発揮しにくい能力の開花や向上がある。

五つ目は、難聴者であっても自分の好きなことを通じて自己表現出来ることだ。

五つ目が一番重要かもしれない。


ラビット 記
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