難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳の音入れ後4日目

2007年12月09日 08時07分29秒 | 人工内耳
071202_1757~002.jpg人工内耳の音入れで退院してから、会社に二日間出勤して、補聴器と人工内耳で仕事をしていた。
仕事の上の簡単な会話や電話の受け答えは右耳の補聴器ですませている。
左耳は人工内耳を付けたままだがピーピーピッピッとうるさい。右耳で何を言っているのか聞こうとしている時に邪魔に思ったりする。


4日目で体験したこと。
午後から、地元の中途失聴・難聴者向け手話講習会で、聞こえとコミュニケーションに付いて、話しをした。手話の習得程度もまちまちなので、ホワイトボードを配って、私の質問に手元のホワイトボードで答えてもらう。自分の回答が聞こえや手話がまちまちな他の受講生にも分かる、自分も他の受講生の回答が分
かることで、皆が分かることがコミュニケーションということを中心に話しをした。
話している間は、人工内耳はピピーキッキッとしきりに「鳴いている」。


手話講習会で磁気ループを使っていたので、他の人の話している声をループで聞いてみたら、「聞こえる」。人工内耳のコントローラーの上矢印と下矢印のボタンを両方押すとTの表示になり、磁気ループの音を拾うようになる。

夜テレビのドラマを字幕放送で見ていると、字幕と出演者の口の動きで「聞こえる」。かすかに分かるという程度だが、ピッピッピー、キッキッチリチリとカン高く聞こえているのが言葉に聞こえるのは驚いた。

パソコンのキーボードを打つカチャカチャというのは、二日前はピッピッと聞こえていたのが今日はカチャカチャと聞こえる。
車を運転しているとピッピーガガーと聞こえているだけが、カーナビが「ピピーピッピッ」と違って聞こえたので何かと思ったらカーナビが「間もなく左方向に曲がります、先方を右方向に曲がります」と言っているのに人工内耳が反応したことが分かった。

音読テープ(朗読テープ)の代わりに落語のCDを買って聞いてみたが、補聴器側でも良く分からない。人工内耳でもピピキーキーと聞こえるだけだった。¥1250.

※「聞こえる」というのは、まだ聞こえたように分かるまたはそれらしく聞こえるという意味。 


ラビット 記



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