難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳の音入れ後3日目。

2007年12月09日 07時52分55秒 | 人工内耳
071202_1755~001.jpg人工内耳3日目で体験したこと。
自分の声は、聞こえるように感じる。頭の中を伝わって脳に蓄積されたデータのせいかと思ったが、医師によると発声が言語野に直接フィードバックして聞こえるように感じているためだろうと言う。これは、まだ良く分からない。

通勤途上、歌を歌ってみた。少し、音程とは言えないが抑揚が感じるように「聞こえる」。「千の風になって」は分からず、「Hey Jude」と「君といつまでも」はよく分かった。どちらも高校生時代に流行っていた歌でよく頭に刷り込まれているらしい。

夜は、ろう者と一緒の会議に人工内耳装着後初めて参加した。私の人工内耳を見て、「やったの?」という人もいた。難聴者のことを理解しているろう者の顔がちょっと疎遠に感じたのは気のせいか。普段は聞こえる手話通訳と一緒に仕事をしている人だがよく聞こえない難聴者が人工内耳をしただけで自分と違う世界の人に感じてしまうのだろうか。

このろう者とは、もう少し話し合ってみたい。聞こえる方がよいという価値観ではなく、全ての聴覚障害を持つ人がそれぞれのコミュニケーション方法、様式にあった形で権利が保障されるべきという価値観をお互いが持つようにしたい。

2007年12月7日の人工内耳の装用時間。8:00から3:00まで19時間。

ラビット 記




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