難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳と補聴器の聞えの関係(2)

2007年12月12日 22時10分47秒 | 人工内耳

街の弾き語り.jpg(続き)
つまり、補聴器の聞こえていない音を人工内耳がカバーしていると言えるかも知れない。

人工内耳の三番目のマップは低音域を強調したとはいえ、感音性の難聴の耳に補聴器では聞こえない音が入っている。脳が何の音かは認識出来ていないが確実に入っている。ピッピピ聞こえるからだ。

こもったりくぐもって聞こえているのではなく、聞こえなかった音が補聴器の音と合わせて聞こえているからではないか。

実は、不思議な体験をしている。人工内耳では電車の走行中もPHSのキーを打つ音はピッピッと聞こえる。今までは無音だと思って平気で満員電車の中でも打っていたが人工内耳ではかなりはっきり聞こえる。
健聴者は聞こえないというが錯覚かしら。

車内放送が人工内耳だけで、内容が分かる。走行中でも分かる。前のマップでも車内放送が聞こえるように感じていたが不思議だ。

12月の夜景.jpg
両耳で聞くと今は補聴器がメインだが人工内耳がそれを補完している。
医師の話では聴覚信号は左右の耳から入っても脳の言語野はひとつなので右から聞きつつ左も聞くのはこれまでない体験だが必要なことだと言われていた。
医師によれば、6ヶ月経てば人工内耳を補聴器が補完するようになるという。人工内耳の方が可聴域が広くダイナミックレンジも大きいからだ。
これまでの体験ではありそうな気がする。


ラビット記




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