難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

技術の進歩にはアクセシビリティの保障を担保せよ。

2012年04月28日 19時51分18秒 | バリアフリー
総務省の「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会」の最終回が開かれたばかりだ。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/digital/02ryutsu05_03000043.html
ここで字幕放送や解説放送の拡充には放送の規格がネックになっていることが多く明らかになった。
・字幕放送のアウトリーチ(画面外の表示)もスクロールも放送側がそうした機能を持たせた字幕を作っても受信機側が対応していないと出来ない。
・地上デジタル放送でステレオ放送のテレビ番組には解説放送が出来るようになったが5.1チャンネルになれば解説放送が入らない、規格そのものには8チャンネルまで送信出来るがどれを解説音声にするのか、送信設備と受信機の規格も決まっていない。
・字幕表示遅延システムも、受信機側で調整することは出来ても放送事業者側では今すぐ出来ないとされている。

こうした規格を制定する際には障害者当事者を含めて検討すべきだと発言したばかりだ。
そこへ、このスーパーハイビジョンだと。この放送の規格には、手話放送が画面の一部に表示されるようになるのか、3Dでも字幕が見やすくなるのか、ハイブリッドキャストとの整合性はどうなのか。電波産業会ARIBが3Dテレビの規格をあっという間に作って、各メーカーが販売したが、その規格策定時には障害者当事者は呼ばれていない。

ラビット 記
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