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難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴になって解雇!難聴者の就労

2011年08月16日 09時56分27秒 | 日記(つぶやき)
夕刊を見ていると「難聴になった」ので解雇されたという一文が目に飛び込んできた(2011年8月5日朝日新聞夕刊「生活保護 制度の陰で」)。
非正規労働者やホームレスが急増している時、難聴者が高い割合で含まれている可能性があると考えていたが確認できなかった。

難聴者が職場で周囲と音声コミュニケーションをとるにはどうしても職場の理解が必要だ。
昨日も部下に仕事の引継で説明をしていると部下が時々上の空状態になる。上司が向かい側からパソコンのモニター越しに部下に話しかけていたのだ。
それはないだろう、一所懸命に話している最中にと思った。
難聴者は人が話している時に割り込んで話をするのは難しい。話の内容もタイミングも分からないからだ。

難聴者に話しかけると通じていないことが分かる。しかしどこまで理解したかが分からないので「分からないなら分からないと言えってんだよ」(ママ)と言われる。
何故こう侮蔑的な屈辱的なことを言われるのか、怒りの感情も湧くが、人は通常していることが出来ないとストレスになり、そのストレスを解消するために暴力的な言葉を発してしまう。なんでこんなことができないのかという気持ちがどう対処すべきかを訓練されていない人ほど暴発的になる。
これは自動車教習所の教習や家庭内介護の場でもあるいはパソコンの指導でも場でもしばしば見られる。

本人は差別、攻撃する意思は少ないのに自らのストレスをなくすための自己防衛反応としてそうなるのだろうと理解することにしている。
もちろん一番のストレスが難聴者自身に起こることは健聴者は気づいていない。
自分も難聴者にもストレスを起こさないためには、最初から筆談やゆっくりとした口調、手話などで話せばよいのだ。

この定年後の再雇用も再就職もその困難が見えて、気持ちは萎えそうになる。

ラビット 記

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