難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

新しい障害者政策委員会の歴史的な使命。

2014年09月24日 05時56分34秒 | 障がい者制度改革
「再開の障害者政策委員会への期待」を日本障害者協議会JD代表藤井克徳さんが「すべての社会9月号」に書いています。前の障害者政策委員会の議長代理だった方です。

新たな政策委員会の役割を「障害者差別解消法の基本方針の制定に向けての論議」が急がれるとしても、これは今期の政策委員会の役割としては「序の口」であり、「課せられた本来の役割は歴史的な意味を持つ」という。

「歴史的な使命とは何か、それは批准年に再編された政策委員会ゆえの使命と言っても良い。批准を迎えた権利条約の社会への周知並びに浸透を図ることであり、その価値に勢いを付けることに他ならない」と位置づけています。

具体的には、3点を掲げています。
「一点目は権利条約の履行状況についての監視機能を実質化させることである」、「二点目は、権利条約を障害者の実態やニーズに照らして実際に活用してみることである」、「三点目は障害関連の基礎データの集約と蓄積の具体化である」。

いずれも、それまでの障害者政策委員会からの課題でもあり、藤井氏自身が障害者権利条約の批准承認について、国会で意見陳述していた内容でもあります。
最後に、前期までの政策委員会で培ってきた運営面での積極的な側面(障害者主体で論議を重ねて来たことなど)の継続、障害者分野の関係者は注目とともに協力の呼びかけています。

ご自身は、政策委員から外されてしまったにも関わらず新しい政策委員にしっかりと歴史的な使命を果たして欲しいとエールを送り、協力を惜しまないことを表明しているのは立派な姿勢と思います。

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