残存聴力活用型人工内耳(EAS)は低周波域に残存聴力のある難聴者が対象と思っていたが、すべての人工内耳手術を行う重要と言う。
「手術に引き続いて起こる内耳障害」とは具体的に何を指すのか。
将来的に高機能インプラントへの交換、遺伝子治療、再生医療にも言及している。
残存聴力活用型人工内耳(EAS)は手術を受けた人の感想を集めて評価したいが、まだ発表した人がいないようだ。
今後大きな波紋を起こすことは間違いない。
ラビット 記
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「侵襲の少ない人工内耳手術」
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/chair/ent/ci.html
信州大学では低音部の残存聴力を活用する残存聴力活用型人工内耳(EAS)を高度医療として行っています。EASでは低音部の聴力をいかに温存させるかが重要なポイントとなります。従来は内耳に電極を挿入することにより、もともとの内耳機能は失われてしまうと考えられていましたが、侵襲の少ない手術を行うことによって内耳の機能や構造をそのままに残せることが明らかになってきました。
この考えは残存聴力のある患者さんのみでなく、すべての人工内耳手術を行う際に重要になる考えです。全周波数にわたり残存聴力のない重度難聴患者さんに対する通常の人工内耳を実施する際にも、低侵襲手術を行い、手術に引き続いて起こる内耳障害を予防することは、長期的な聴神経の変性を予防する意味からも重要であると考えられています。
特に幼小児の場合、その先70-80年使用することを考えると聴神経の保護には特に気を遣わなければなりません。さらに将来的により高機能のインプラントへの交換の可能性、あるいは今後開発される遺伝子診断、再生医療といった新たな治療法の適応になる可能性も視野に入れ、内耳の構造や機能を正常なまま残しておく手術を行うことが重要です。また、内耳に対する侵襲の少ない手術は、聴覚ばかりでなく平衡機能も正常なまま保存出来ることが明らかになってきています。
信州大学ではそのような理由からすべての人工内耳手術の際に「内耳にやさしい」人工内耳手術を取り入れています。詳しくは下記にお問い合わせ下さい。
本件に関するお問い合わせ
信州大学医学部耳鼻咽喉科
TEL:0263-37-2666 FAX:0263-36-9164
E-mail:orl@shinshu-u.ac.jp
「手術に引き続いて起こる内耳障害」とは具体的に何を指すのか。
将来的に高機能インプラントへの交換、遺伝子治療、再生医療にも言及している。
残存聴力活用型人工内耳(EAS)は手術を受けた人の感想を集めて評価したいが、まだ発表した人がいないようだ。
今後大きな波紋を起こすことは間違いない。
ラビット 記
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「侵襲の少ない人工内耳手術」
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/medicine/chair/ent/ci.html
信州大学では低音部の残存聴力を活用する残存聴力活用型人工内耳(EAS)を高度医療として行っています。EASでは低音部の聴力をいかに温存させるかが重要なポイントとなります。従来は内耳に電極を挿入することにより、もともとの内耳機能は失われてしまうと考えられていましたが、侵襲の少ない手術を行うことによって内耳の機能や構造をそのままに残せることが明らかになってきました。
この考えは残存聴力のある患者さんのみでなく、すべての人工内耳手術を行う際に重要になる考えです。全周波数にわたり残存聴力のない重度難聴患者さんに対する通常の人工内耳を実施する際にも、低侵襲手術を行い、手術に引き続いて起こる内耳障害を予防することは、長期的な聴神経の変性を予防する意味からも重要であると考えられています。
特に幼小児の場合、その先70-80年使用することを考えると聴神経の保護には特に気を遣わなければなりません。さらに将来的により高機能のインプラントへの交換の可能性、あるいは今後開発される遺伝子診断、再生医療といった新たな治療法の適応になる可能性も視野に入れ、内耳の構造や機能を正常なまま残しておく手術を行うことが重要です。また、内耳に対する侵襲の少ない手術は、聴覚ばかりでなく平衡機能も正常なまま保存出来ることが明らかになってきています。
信州大学ではそのような理由からすべての人工内耳手術の際に「内耳にやさしい」人工内耳手術を取り入れています。詳しくは下記にお問い合わせ下さい。
本件に関するお問い合わせ
信州大学医学部耳鼻咽喉科
TEL:0263-37-2666 FAX:0263-36-9164
E-mail:orl@shinshu-u.ac.jp
したがって老化のことです。
人工内耳では、プロセッサで集音し電気信号に変え、信号を受けたインプラントが聴神経を経由し脳に伝達します。
10月2日の話で私が理解したことは、
老人性難聴はインプラント電極にあたる有毛細胞が劣化していくことから起こりますが、人工内耳では、ラビットさんのコメントにあるように、機械的にせっせと信号を脳に送り続けるのでこの部分については変わらないのだけれども、言葉や環境音の最終理解をする脳が「老化」していき判断が落ちていく可能性はある。
ということでした。
・・・したがって、人工内耳手術に特定し、内耳障害予防→長期的な聴神経の変性を予防というところがあれば、上記で理解したことも変わってくることになるのではと思っています。
有毛細胞や基底板の部分でなく、脳中枢に伝達する聴神経が変性していくことを指すのかどうか、変性していった場合、人工内耳での聞こえ方に影響があるというのであれば、波紋は大きいと思います。
内耳も老化するのは想像できる。東大のK先生がしきりにSさんに聞いていたのを思い出した。身体や脳が老化しても人工内耳は老化しない。せっせとプロセッサーからの信号を脳に送り続ける。内耳から脳への経路が老化するってことがあるのか。
そうすると、聞こえなくなる???
Q:人工内耳の聴こえは過老していくのか?
A:一般的に過老性難聴は有毛細胞の劣化が関連する。したがって有毛細胞に関することでは人工内耳とは異なるが、人工内耳電極から先の部分、脳内の過老はありうるのでその面では過老はある。
長期的な聴神経の変性とはそういったことを指すのであれば、健聴であっても人工内耳装用者であっても同じことのように思えます。
あえて、人工内耳手術に特定し、内耳障害予防→長期的な聴神経の変性を予防 とはどういったことなのか?日本ではまだ人工内耳は26年程度、先駆者達に変化があるというのであろうか?あるとしたら大きい波紋ですね。
小生も同医学部耳鼻咽喉科のHP全体を見ていませんが、
「手術に引き続いて起こる内耳障害を予防することは、長期的な聴神経の変性を予防する意味からも重要である」
とあります。
「長期的な聴神経の変性」ってどんなことを指すのでしょうか?
但し、インプラントの交換、遺伝子診断、再生医療に対する将来的な担保というのは理解できますが、引き続き起こる内耳障害の予防とは、具体的どのようなことを言っているのかが不明で、その部分はこの文章では理解できないです。ここまで書くのであれば、その部分を示すことが必要だと思うのですが、いかがでしょうか?(信州大学のHPの詳細を見ていませんので申し訳ないのですが・・・)