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難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

NHKの臨時ニュースの字幕付与しない理由は「お情け意識」だ。

2011年08月15日 02時59分47秒 | 放送・通信
NHKは災害時の臨時ニュースに字幕放送を実施しない理由を「高度なスキルを持つオペレーターや政策(ママ)・技術担当の要員ならびに必要な設備を確保」(NHKの回答書http://bit.ly/iNJcWR)が課題と指摘して来たが、当事者の言葉で裏付けられた。

「理想としては」と難聴者等の要求を「夢物語」にしてしまうのは、障害者権利条約にも障害者基本法にも規定された国民のテレビへの情報アクセスの権利を保障するという意識も観点もないことが明白だ。だから権利に対して「コスト」を対比するのだ。
NHKが自局の視聴者を対象にしかもマイノリティに対するお情けサービスと思う意識を変えるまで闘わねばならない。

欧米にはキャプションセンターがあり、字幕制作はテレビ放送だけでなく、インターネットストリーミング、動画配信、DVDまであらゆるメディアを対象に事業を展開している。

ラビット 記
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「理想としては24時間体制にしたいのですが、外部事業者にそれだけのスタッフを抱えてもらうということは、日常的な仕事量と見合わないというジレンマがあります」 (NHKメディア展開部長)
その解決に向け、15日~18日までの4日間、15時~16時までの1時間のニュースで、NHK技研が開発する「音声認識を用いた生字幕制作システム」を活用したという。
発災から17日までの1週間、生字幕対応は40時間(2,400分)、普段の2倍という時間となった。(月刊ニューメディア2011年8月号84-85頁)
http://amba.to/nf1jz3


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