NTTコミュニケーションズが、自動字幕制作システムを発表した。
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20080121.html
字幕放送が生放送も含めて、総務省の視聴覚障害者向け放送のガイドラインで100%実施するように、定められたことが契機になっているのだろう(※1)。
生放送のニュースを自動的に字幕制作するものだが、これまで生放送の字幕制作には人手がかかるためコストが高くなっていた。
NHKでも、リアルタイム字幕制作のリスピーク方式は修正に人手を要するので、コストのかからない方式の検討をしている。
なぜ、コストがかかるのか。それは、総務省の報告書(※2)にもあるが「誤字、脱字が避けられない」ため、チェックと修正に人手をかけているからだ。誤字、脱字があると放送法第4条の訂正放送の対象になりかねないとして、慎重になっている。
NTTコミュニケーションズの字幕制作システムは、放送事業者の検証を経ているのでこの誤字、脱字が少ないのだろう。難聴者に検証は求められていないのは残念だ。
難聴者にとっては、ローカル放送のニュースに字幕がついていないので、歓迎したい。
国は、デジタル放送の視聴覚障害者の放送アクセスのために、ローカル局に対してこの種のシステムの導入の補助を検討すべきだ。
生放送の字幕には課題がある。
ニュース番組の字幕の正確さのために遅延を生じているとしたら、許容度を定め、放送法で免責するなどの方策をとって、字幕と映像の遅れを少なくして欲しいと思う。
それはできないというならば、映像と音声を遅延させて字幕と同期するシステムを実現して欲しい。
今でも、デジタル放送は映像データを圧縮、伸張をするためアナログ放送と時間差がある。
実際に家にあるアナログとデジタルのテレビで同じチャンネルにしているとアナログでは相撲の結果が分かるがデジタルではまだだった。
そのためデジタル放送では、時報の放送はないと言う。
総務省のデジタル放送研究会では、字幕遅延システムも発表されたが、放送事業者のシステム、受信機の規格を変更しなければならず、棚上げにされている。
http://203.140.31.100/joho_tsusin/policyreports/chousa/digi_hoso_sikakusyogai/061116_2t_2-06.html
生放送というと緊急災害時の字幕放送は人命に関わることで必須なはずだが、NHKは対応するとは言わない。
昨年の新潟沖地震で字幕放送を実施したというが、たまたま定時のニュースの時間にかかっただけだ。地震発生後の臨時ニュースに字幕はなかった。
CS通信放送機構の高田理事長がこの研究会で緊急災害時の対策を求めたにも関わらず、報告書では、常時字幕制作者(ステノキャプショナー)を待機させるにはコストがかかるとあけすけにその理由を語って、短い記述しかない。
生放送の字幕放送の課題の三つめは、字幕の内容だ。
NTTコミュニケーションズのシステムも音声認識技術を用いたもので、話をそのまま字幕化する。字幕制作者(ステノキャプショナー)の高速入力も話したまま文字化される。
アナウンサーの話す早さで字幕が表示されると字幕の文字が早くされると読めない。
読むだけの表示時間が確保出来ないからだ。一つの画面に動く映像やテロップもあるので字幕を読むのは特に高齢者は難しい。祖母は難聴だがニュースは字幕を付けない。
これは、字幕用の原稿も用意するとか同時録画再生機能(ストリーミング再生)などの対応が必要だろう。
※1
視聴覚障害者向け放送普及行政の指針の公表(総務省、2007年10月)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?ANKEN_TYPE=3&CLASSNAME=Pcm1040&btnDownload=yes&hdnSeqno=0000030710
※2
「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送に関する研究会」報告書(総務省
、2007年)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/pdf/070330_19_ts2.pdf
http://maroon.way-nifty.com/welfare/files/digital_jimaku_housou_shishin.pdf
ラビット 記
---------------------------------------------
NTT Com、生放送ニュース向け全自動字幕制作システム
-送出時の運用者が不要に。5分ニュースなどに対応
AVwatchニュース
NTTコミュニケーションズは、生放送のニュース番組向けに、字幕を自動制
作する「全自動リアルタイム字幕制作システム」を開発、1月22日より受注開始
する。システムソフトウェア一式の価格は315万円で、2008年度中に2~30の放
送局への販売を目指し、売上額は1~2億円を見込む。
アナウンサーが読むためのニュース原稿から自動で字幕テキストを生成。生
放送
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080121/nttcom.htm
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20080121.html
字幕放送が生放送も含めて、総務省の視聴覚障害者向け放送のガイドラインで100%実施するように、定められたことが契機になっているのだろう(※1)。
生放送のニュースを自動的に字幕制作するものだが、これまで生放送の字幕制作には人手がかかるためコストが高くなっていた。
NHKでも、リアルタイム字幕制作のリスピーク方式は修正に人手を要するので、コストのかからない方式の検討をしている。
なぜ、コストがかかるのか。それは、総務省の報告書(※2)にもあるが「誤字、脱字が避けられない」ため、チェックと修正に人手をかけているからだ。誤字、脱字があると放送法第4条の訂正放送の対象になりかねないとして、慎重になっている。
NTTコミュニケーションズの字幕制作システムは、放送事業者の検証を経ているのでこの誤字、脱字が少ないのだろう。難聴者に検証は求められていないのは残念だ。
難聴者にとっては、ローカル放送のニュースに字幕がついていないので、歓迎したい。
国は、デジタル放送の視聴覚障害者の放送アクセスのために、ローカル局に対してこの種のシステムの導入の補助を検討すべきだ。
生放送の字幕には課題がある。
ニュース番組の字幕の正確さのために遅延を生じているとしたら、許容度を定め、放送法で免責するなどの方策をとって、字幕と映像の遅れを少なくして欲しいと思う。
それはできないというならば、映像と音声を遅延させて字幕と同期するシステムを実現して欲しい。
今でも、デジタル放送は映像データを圧縮、伸張をするためアナログ放送と時間差がある。
実際に家にあるアナログとデジタルのテレビで同じチャンネルにしているとアナログでは相撲の結果が分かるがデジタルではまだだった。
そのためデジタル放送では、時報の放送はないと言う。
総務省のデジタル放送研究会では、字幕遅延システムも発表されたが、放送事業者のシステム、受信機の規格を変更しなければならず、棚上げにされている。
http://203.140.31.100/joho_tsusin/policyreports/chousa/digi_hoso_sikakusyogai/061116_2t_2-06.html
生放送というと緊急災害時の字幕放送は人命に関わることで必須なはずだが、NHKは対応するとは言わない。
昨年の新潟沖地震で字幕放送を実施したというが、たまたま定時のニュースの時間にかかっただけだ。地震発生後の臨時ニュースに字幕はなかった。
CS通信放送機構の高田理事長がこの研究会で緊急災害時の対策を求めたにも関わらず、報告書では、常時字幕制作者(ステノキャプショナー)を待機させるにはコストがかかるとあけすけにその理由を語って、短い記述しかない。
生放送の字幕放送の課題の三つめは、字幕の内容だ。
NTTコミュニケーションズのシステムも音声認識技術を用いたもので、話をそのまま字幕化する。字幕制作者(ステノキャプショナー)の高速入力も話したまま文字化される。
アナウンサーの話す早さで字幕が表示されると字幕の文字が早くされると読めない。
読むだけの表示時間が確保出来ないからだ。一つの画面に動く映像やテロップもあるので字幕を読むのは特に高齢者は難しい。祖母は難聴だがニュースは字幕を付けない。
これは、字幕用の原稿も用意するとか同時録画再生機能(ストリーミング再生)などの対応が必要だろう。
※1
視聴覚障害者向け放送普及行政の指針の公表(総務省、2007年10月)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?ANKEN_TYPE=3&CLASSNAME=Pcm1040&btnDownload=yes&hdnSeqno=0000030710
※2
「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送に関する研究会」報告書(総務省
、2007年)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/pdf/070330_19_ts2.pdf
http://maroon.way-nifty.com/welfare/files/digital_jimaku_housou_shishin.pdf
ラビット 記
---------------------------------------------
NTT Com、生放送ニュース向け全自動字幕制作システム
-送出時の運用者が不要に。5分ニュースなどに対応
AVwatchニュース
NTTコミュニケーションズは、生放送のニュース番組向けに、字幕を自動制
作する「全自動リアルタイム字幕制作システム」を開発、1月22日より受注開始
する。システムソフトウェア一式の価格は315万円で、2008年度中に2~30の放
送局への販売を目指し、売上額は1~2億円を見込む。
アナウンサーが読むためのニュース原稿から自動で字幕テキストを生成。生
放送
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080121/nttcom.htm
勤務先で、人工内耳の装用後の聞こえ日常のついて説明と理解を求めるメールを46人に出した。
特に反応はないが、前に私の元に来た時「メール」の手話「メ」を覚えてくれた若い社員が聞こえるようになって良かったですねと言ってくれた。
ラビット 記
・・・・・・・・・・・・・・・・
私の通院については、いろいろご協力ご理解を頂き、ありがとうございます。
左の人工内耳は装用開始後1ヵ月半を越え、右耳の補聴器も新しい最新型に
更新しましたので、両方の新しい聞こえを獲得しつつあります。
人の音声域の周波数帯(250hz~8000hz)は補聴器だけではほとんどカバー
していない(1000hz以上が聞こえていなかった)のが人工内耳の装用により
カバー出来るようになりました。特に、時計の秒針の小さい音や携帯のキーを
打つ高い音が聞こえるとか未知の体験です。
呼ばれた声に反応したり、話しかけることが多くなったと思いますが、いかが
でしょうか。
しかし人の声を聞き取れるようになるまで、半年から1年かかるといわれて
います。通院する回数は減りますが、まだ努力が必要なようです。複数の方
からいっぺんに話されるのは人工内耳の仕組み上聞き取りが難しいようです。
皆さんとよくコミュニケーションをして、業務に生かししたいと思いますので
、
今後ともよろしくお願いします。
特に反応はないが、前に私の元に来た時「メール」の手話「メ」を覚えてくれた若い社員が聞こえるようになって良かったですねと言ってくれた。
ラビット 記
・・・・・・・・・・・・・・・・
私の通院については、いろいろご協力ご理解を頂き、ありがとうございます。
左の人工内耳は装用開始後1ヵ月半を越え、右耳の補聴器も新しい最新型に
更新しましたので、両方の新しい聞こえを獲得しつつあります。
人の音声域の周波数帯(250hz~8000hz)は補聴器だけではほとんどカバー
していない(1000hz以上が聞こえていなかった)のが人工内耳の装用により
カバー出来るようになりました。特に、時計の秒針の小さい音や携帯のキーを
打つ高い音が聞こえるとか未知の体験です。
呼ばれた声に反応したり、話しかけることが多くなったと思いますが、いかが
でしょうか。
しかし人の声を聞き取れるようになるまで、半年から1年かかるといわれて
います。通院する回数は減りますが、まだ努力が必要なようです。複数の方
からいっぺんに話されるのは人工内耳の仕組み上聞き取りが難しいようです。
皆さんとよくコミュニケーションをして、業務に生かししたいと思いますので
、
今後ともよろしくお願いします。