ニューヨークの難聴者リーグは1910年に設立された、乳児から高齢者までの難聴者支援センターだ。聴覚障害、難聴に関する高度の専門家が教育、医学、心理学などの専門家と共同で個人、カップル、家族あるいはグループを対象にセラピーを行ったり、学校での教育の支援を行ったりする。
この中に、難聴者用の補聴援助機器(ALD)の使用についても相談できるセクションがある。実際の流しや各種調理用具の並んだキッチンがあり、難聴者が各種信号装置を利用して、実際の生活の訓練も出来るようになっていた。
また、別組織の難聴者のための各種機器やグッズの販売店がある。難聴者用の電話だけでも十数種類もあった。その幾つかは日本に輸入されて購入することが出来る。
「聴覚障害者の出来ないことは聞くことだけである」とプリントされたTシャツもあったが、訪問した日は閉店していた。
ラビット 記