難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

国際会議の要約筆記

2005年08月09日 21時39分42秒 | ニューヨークで

050801_1209~001.jpg050801_1154~001.jpg国連の会議は仏語、中国語もあるが国際会議はまず英語で話を聞くことになる。
英語が日本語に同時通訳され、それを要約筆記者が聞いて書いていく。
通訳されたといっても言葉の概念が日本語に馴染んでいなければ英語がそのまま出てくる。条文の検討なので、言葉の置き換えの提案が多い。
義務付けを嫌う国は推奨とかできるだけという言葉を使い、中小国の代表は必ずとか要求するとかが使われる。
encourage,qequire,promoteなどの言葉が丁丁発しと続くので、話された言葉を要約するには勢い或程度要約筆記者も英語で理解できないとならない。

ラビット 記




障害者自立支援法案の廃案と総選挙

2005年08月09日 20時59分04秒 | 福祉サービス
障害者自立支援法案が廃案になった。
参議院の郵政法案の否決で解散になったので、廃案になったという、見方はしていない。

与党が、障害者自立支援法に反対する障害者の声を無視できないくらい、多くの障害者が反対をしたので、衆議院でも37時間に及ぶ審議を行わざるを得なかったのだ。
もし、反対運動がこれほどまでに強くなければ、もっと早い時期に採決され、参議院でも可決していたかもしれない。

厚生労働省は、再び、上程する構えだ。それは、国の財政構造から「グランドデザイン案」が提出されたので、国は何としても提出せざるを得ない。

総選挙後の臨時国会で、再び上程される「自立支援法案」を審議するのは、これから選挙の洗礼を受ける候補者だ。だとすれば、候補者に対して、応益負担の「自立支援法」や「自立支援法もどき」は絶対に賛同しないように、嵐のような攻勢をかける必要が或る。

ラビット 記




国連カンファレンスルーム4

2005年08月09日 08時33分34秒 | ニューヨークで

050801_1150~001.jpg050802_1126~001.jpg国連障害者の権利条約の第6回アドホック委員会に、初日の1日から5日まで毎日国連ビルに通い、会議を傍聴するとともに、難聴者の権利をアピールして来た。
国連の政府代表の作業委員会が作成した草案に、私たちの要望を取り入れた国際コーカス案が出されるという大きな礎を築いて、7日に帰国した。
具体的には、19条のアクセスシビリティに対する国際コーカス案に難聴者やろう者には、手話通訳同様に文字通訳が必要なことが盛り込まれた。これは、世界ろう連の代表のピサ・カウピネンさんがスピーチでこのことを話されたように、世界の聴覚障害者にとっても大きな合意になる。
さらに、この国際コーカス案は全ての国際障害者団体のNGOが支持を表明した。

ラビット 記

国連ビルの前のモニュメント