Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

エキストラ Part.1

2007年05月31日 | 代表羽沢のG雑感
 多くのゴジラファンの方々も経験があると思いますが、私は一度だけ『ゴジラ』のエキストラに参加した事があります。
 怪獣好きの田舎の子どもにとっては、映らなくてもいいから「怪獣から逃げる人々」は一度やってみたい憧れでした(変?)。知人に誘われて、いいおっさんになってからその夢がかなう機会がありました。友人と2人で横浜まで行ってきました。
『ゴジラ2000ミレニアム』です。ですからもうかなり前の話です。当日は朝から心はずっと「逃げる人」のテンションだったのを今でも覚えています。でも行ってすぐ与えられた役は「自衛隊員」。びっくりしました。「逃げる人」ではなく「逃がす人」でした。ウキウキしてコスプレ気分でしたが、腕まくりの折り目までちゃんと「自衛隊折り」があって、着替えたら一人一人チェックされます。真夏の日中炎天下で、かなり暑かったのですが、さらにいくつかの装備をして見た目は完成です。
 で、プチ感動でしたが、名前まであったんです(意味はないし、誰も知らないけど)。「陸上自衛隊新宿オペラシティービル突入部隊第2班・山下」!! ビルから市民を避難させる役です。ちなみに一緒に参加した友人は「鬼塚」でした。
 ロケ地は横浜でしたが、物語の設定は新宿。この日は劇中円盤が新宿のビルの上におりてからのシーンのいくつかを撮影するようです。
 よーいスタートで2つの部隊の班がダッシュでビル内に突入していくのですが、私は第2班の先頭。同じ班のみんなは銃器を持って走るのですが、私だけ先頭なので銃器ではなく通信器の様なものを持たされました。小隊長なのか通信兵なのかは自分でもわかりません。このカットは3~4回のテイクだったと記憶しています。
 劇中映っていたのは一瞬だけでしたが(コマおくりで、しかも本人しか判別できないでしょう)、すごく楽しかったです。ちなみに完成映像ではビル突入の右側に走っていく方が第2班です。
 そういうこともあって、ミレゴジには特別な思いがあるのです。そのため現在展開しているウチのミレゴジソフビシリーズには思い入れが入りこみすぎているかもしれません(汗)。



 この写真は近代映画社刊「ビジュアル大図鑑ゴジラ2000ミレニアム」に掲載されていたものです。これも当然誰も気がつかないので本人だけが照れていました。

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海中ミレゴジ

2007年05月30日 | Gフォトギャラリー


 最近はここでの話題は「ミレゴジ ファイアーバージョン」中心なので、だいぶ熱くなってきました。街を燃やしてばっかりですもんね(笑)。涼しい話題も欲しいなぁ…なんて思いまして、ファイアーに反して水中のゴジラの絵も欲しくなりました。
 で、水中に合うウチのゴジラは…と言う事で「ミレゴジ ブルーバージョン」(在庫はまだ若干ありますのでよろしく!)を使ってみました。
 少しは涼しくなったかな?

(08.4.7更新)
 「ミレゴジ ブルーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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新イベント ホビコン

2007年05月29日 | イベント参加情報
 スーパーフェスティバルを主催しているアートストームさんが新しいイベント「ホビーコンプレックス」を企画されているそうです。一般に言われるトイだけではなく、ガレージキット等の造型品をも視野に入れた総合ホビーのイベントのようです。アマチュアの方には当日版権もできるそうです。
 9月9日に神戸国際展示場で、11月25日には東京ビッグサイトで開催されます。
 トイイベントは全国各地でいろいろ行なわれているし、ワンフェスをはじめとするガレキも含めたイベントも他にもあります。そんな中でこのホビコンがどういった個性を打ち出したイベントになるのかは楽しみです。ウチもできれば11月のには参加したいと思っております。これに合わせて新商品または新規カラーを何か考えなくちゃ!!

 現在の弊社のイベント参加ですが、7月1日のスーパーフェスティバル、8月12日のワンダーフェスティバルは参加が確定しています。スーフェスでは「ミレゴジ ファイアーバージョン」の販売開始予定です。ワンフェスでの販売開始商品は、複数予定していますが6月下旬にははっきりとお知らせできると思います。
 その後ですが9月のスーフェスも予定しています。その後はホビコンかな…。

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歌舞伎町炎上

2007年05月28日 | Gフォトギャラリー


 そんな訳で新宿・東口方面、歌舞伎町付近に現れて周りを破壊して燃やし続けるミレゴジというテーマで作ってみました。
 実際はスケールを考えるとゴジラはもっと大きくなるはずですが、その辺はご容赦下さいませ。そうしないと道が狭くてウチのゴジラを立たせられないんです(笑)。
 この辺で働く接客中のいろいろなギャルやお兄さん、おネエの皆さんが血相を変えて避難する光景が想像できれば嬉しいです。

(2011.4.30更新)
「ミレゴジ ファイアーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ゴジラの舞台 その5

2007年05月26日 | 代表羽沢のG雑感
新宿編 Part.2

 先日も書きましたが、新宿はゴジラ映画の舞台では印象に残る場面が多くあります。
 ふと思ったのが、ほとんどが西口側です。これはもう高層ビルが多いためだと思われます。絵的にその方が「壊しがい」があるから迫力が出るためなのでしょう。なかなか東口側を思いっきり壊してはくれません(別に私は街の破壊願望がある訳ではありませんが…)。ちょっと理由を考えて見ました。
 東口にはスタジオアルタや伊勢丹デパート等それなりの見た目が有名な建物はあるのですが、高さを考えると壊しても迫力がイマイチなのかも知れません。それに東口は西口に比べて非常に建物が密集して、怪獣の通り道としては歩きずらいし、カメラ位置もかなり考えないと物理的に無理が多くなります。またこの辺は広いスペースがなかなかないので、怪獣同士のバトルをするには駅一つ分の新宿御苑まで足を伸ばさなければなりません。そうなると絵的には物足りない感じになります。
 またこちら側には飲食・風俗の繁華街としては有名な歌舞伎町があり、もしここで怪獣が出現したら逃げる人達の中に、たくさんの風俗嬢やホスト、ヤ印のご職業の怖いお兄さん方、そしてヒゲ剃りあとがわかるおネエ様方が「どんだけ~!!」っていなくては不自然になります。夜だったらなおさらです。だから子供も見る映画としてはやっぱダメな訳です(たぶん)。これって考え過ぎ!? でもちょっと彼等のような人達ばかりが逃げるようなシーンも見たいかも。
 そう考えると新宿東口側は怪獣映画にはかなり不向きなのかも知れません。逆に西口側は壊しがいがあるのにね。駅と線路を挟んだだけなのに正反対の一面を持つ不思議な街です。おじさんになった私でも根本は田舎者なので「やっぱり都会はわかんねえや」と改めて実感します。

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ファイアー!!

2007年05月25日 | Gフォトギャラリー


 7月1日発売の「ミレゴジ ファイアーバージョン」は『ゴジラ2000ミレニアム』のラストシーン、新宿界隈を炎で焼きつくすゴジラのイメージです。で、そんなシーンを「カッコかわいく」で作って見ました。
 本当は煙をもくもく加えたかったけど、うるさくなるのでシンプルに炎で覆ってみました。
 発売されたらぜひこんなファイアーなゴジラを感じていただければ嬉しいです。
 商品はもちろんこの画像のように熱線は吐きませんし、背びれも光りません(笑)。
 ん~何だか別の感じで街を燃やし続けるファイアーなゴジラの画像をもう一つ作りたくなりました。暇を見つけてそのうちまた作ってみます。

(2011.4.30更新)
「ミレゴジ ファイアーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ゴジラの舞台 その4

2007年05月24日 | 代表羽沢のG雑感
新宿編 Part.1

 今日は同じく『ゴジラ2000ミレニアム』でラストシーンで描かれた東京・新宿の話をします。
 新宿と言えば東京一の大都市と言ってもいいでしょう。怪獣が街を破壊すると言うシチュエーションを描く上ではもってこいとも言えるので、何度もゴジラシリーズの舞台として登場するのも自然と言えます。
 新宿の代表的な場面と言えば『ゴジラ(84)』で高層ビル郡を破壊し、ゴジラがビルに寄り掛かってしまうシーンや、『ゴジラVSキングギドラ』での壮絶なラストシーンの戦いが思い出されます。いずれも新宿西口で高層ビルが立ち並ぶ辺りです。
 私は『ゴジラVSキングギドラ』公開時、新宿・都庁ビル近くにあるデザイン事務所に勤務していたので、この付近でのゴジラとメカキングギドラの戦いがかなり嬉しかったのを覚えています。劇中では勤めていた事務所の入っているビルはセットの中でちゃんと作られてはいなかったのですが、そのビルがあるだろう辺りが爆破された時は凄く嬉しかったです。何故だか不思議ですが、自分の職場がゴジラに破壊される快感は格別なものです(笑)。当時ストレスたまっていたのかな…!?
 さて『ゴジラ2000ミレニアム』での新宿ですが、印象深いのはラストシーンの炎で焼きつくされる場面です。画面全体が燃えているようにゴジラもまた自ら生み出した炎に焼かれているようです。「ミレゴジ ファイアーバージョン」のイメージになったシーンです。しかし、この時もそうですが、その前の場面でも、よく見ると新宿の象徴でもある大きなビルがたくさん登場していません。これはそれまでとは違い、ゴジラの身長が55mという設定なので、ビルのセットを作るととてつもなく大きくなってしまうからだそうです。それでも新宿と見せるためには駅方面から南口、甲州街道沿い、初台辺りまでの地域でのシーンと設定したそうです。美術さんの苦労は我々には想像もつかないほどなんでしょうね。
 オルガと戦ったこの辺は、公開当時は特に大きく目立った建物はありませんでしたが、現在はいろいろな個性的な大きなビルが立ち並んで、時間の経過を感じさせてくれます。だからもしまたゴジラ映画があってこの辺での戦いがあれば、また違った雰囲気が出るんでしょうね。
 私は怪獣同士のバトルも好きですが、単純にゴジラが歩きながら街を破壊するシーンも大好きです。そういう意味では新宿は最高の街なのかも知れません。

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ゴジラの舞台 その3

2007年05月23日 | 代表羽沢のG雑感
久慈川河口編

 7月の「ミレゴジ ファイアーバージョン」を控えておりますので、今日は『ゴジラ2000ミレニアム』に登場した場所の話をしましょう。
 劇中で印象が強かったのは主に3ケ所でしょう。最初に姿を見せた北海道・根室、茨城県の久慈川河口付近から東海村あたり、最後の東京・新宿です。
 今日はゴジラが自衛隊、岩塊と交戦した久慈川河口付近から東海村あたりの話にします。
 東海村にある原発がらみのエピソードはこの時以外にもゴジラシリーズではいくつか語られています。もうゴジラファンなら知らない人はいないぐらいの地名でしょう。この辺には実際に一般も見学できるエネルギー関係の施設がいくつかあるので、今度見学に行ってみようかなぁと思っています。
 ゴジラが出現して戦いの場になったのが久慈川の河口です。久慈川は東海村と日立市の境界にもなっています。私は年に2~3度この付近を車で通るのですが、その度に劇中のここでのゴジラ出現のシーンを思い出しています。河口付近は広くなっていて、特に目立った物も周りにないし、もし実際に劇中に見られたように怪獣が現れたら、全身がしっかり見渡せ、大きさもよくわかるような雰囲気が感じられます。ロケーションとしてはナイスな選択だったなぁと思います。すぐ近くの久慈大橋からはロケで使用した辺りが一望できます。
 お近くに行く機会がありましたら、一度ご覧になって下さい。海からあがってくるミレゴジやそのゴジラに向かった戦車軍を思い出す事ができます。でも殺風景と言えば否定できないので、のんびり眺めて喜ぶのはゴジラファンだけかも(笑)。

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ゴジラ松井 その2

2007年05月22日 | 代表羽沢のG雑感
 また松井選手がらみの話をします。
 ご承知の通り彼は作品にもゲスト出演しています。おそらくは大人のゴジラファンへのサービスと言うより子供のファン向けだったんでしょうね。他にもいろいろと巨人とのタイアップがいろいろあり、マスコミにも取り上げられたのは記憶に新しい所です。中にはあまりこれらを納得できないゴジラファンの方々もいたようですが、私は盛り上がってくれればいい事だと思っていました。
 ただ前から気になっていたのがフィギュアでした。ディフォルメしたかわいい顔のゴジラに巨人当時の松井選手のユニフォームを着せたタイプのデザインです。いろいろな種類のグッズもありましたが、巨人側が販売すると言う事で作ったものなので当然と言えば当然ですが、あきらかに松井ファンと巨人ファン向けのもの。ゴジラファンや怪獣ファンの心を捕らえるものとは言い切れないものでした。だから松井選手に興味がなかったゴジラファンも、(55番がついていても)つい欲しくなるものを作ればもっと盛り上がれたのになぁと思いました。それがちょっと残念な気がしました。

 フィギュアで思い出しましたが、松井選手がヤンキース入団が決まってアメリカに出発する時に、バンダイ製の1点モノの金色のゴジラフィギュアがプレゼントされたのはテレビや新聞等で大きく取り上げられました。聞いた話では、その後それと同じものだとウソぶいてバンダイのゴジラソフビを金色に塗って高値で売っていた悪質なショップもあったとか。
 松井人気に便乗したそういった事もあったんですね。

 現在ゴジラ映画はしばらくない状態なのに、松井選手のおかげで「ゴジラ」の名前はほぼ毎日テレビや雑誌で見たり聞いたりしています。大げさかも知れませんが「ゴジラ」という言葉は世間的に忘れられてしまうことがなく続いています。
 いい意味でも悪い意味でもある意味、松井選手とゴジラは世間的に影響しあう仲になってしまったのかも知れませんね。

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ゴジラ松井

2007年05月21日 | 代表羽沢のG雑感
 ヤンキースの松井選手が2000本安打を達成しました。
 松井選手と言えば古くから「ゴジラ」と呼ばれていますが、高校生時代から巨人に入団して間もない頃までは、怪獣ファンやゴジラファンの多くは彼が「ゴジラ」と呼ばれていた事に抵抗があったようですね。私の当時の印象としては、ゴジラに似ているとは思わないけど、確かに怪獣顔(失礼)。注目されているだけの活躍をしている訳だし、「ゴジラ」と呼ぶ事でゴジラそのものに悪影響がある訳ではないし、ファンにとってもデメリットがある訳でもないので、別にいいじゃないかと思っていました。
 富山プロデューサー(当時)が巨人ファンで、ミレゴジの身長の55mは背番号にちなんでつけたらしいというエピソードも有名です。まあ、私も巨人ファンですし(ちなみにウチの事務所は東京ドームのすぐそばです)、抵抗がないのはそのせいかもしれません。そう考えると他球団を応援している怪獣ファンからすれば、いい気持ちじゃないのはわかる気がします。
 現在はメジャーで皆さんご承知の通りの活躍ぶり。今では普通のように彼は「ゴジラ」とスポーツニュースでも呼ばれ、それが当たり前のようになっています。改めて言う間でもありませんが、ゴジラは世界に通じる日本を代表する怪獣であり、アクターでもあると思います。ですから怪獣ファンとしてはこれからも「ゴジラ」の名に恥じない大活躍をしてほしいものです。

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キンゴジ 新規カラー

2007年05月19日 | 新作商品情報
 現在、8月に向けていくつかの新企画が動いております。
 その中で決定したのは久しぶりの「キンゴジ」の新規カラーです。ズバリ「スタンダードカラー」!!
 今まで「キンゴジ」は明るめのカラーリングを中心に展開してきましたが、今回はその名の通り着ぐるみスーツのカラーリングをイメージしたシブめの色になる予定です。「キンゴジ」と言えばこの色だろう…という感じで、羽沢組「キンゴジ」の決定版を目指す予定です。
 詳細、画像の準備ができましたらここで真っ先にアップしますので、それまでお待ち下さい。

(2009.5.8更新)
「キンゴジ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その7

2007年05月18日 | 制作裏話
キンゴジ メタリックグリーン
     メタリックブルー
     エメラルドグリーン編 Part.3



?左からキンゴジ メタリックグリーン、メタリックブルー、エメラルドグリーン
 今回の写真は別アングルから


 この「キンゴジ」での実験カラーの企画当時はまだ次の「デスゴジ」の原型制作中でした。だから「実験」するにはこの「キンゴジ」しかなかった訳ですが、「キンゴジ」のイメージは私自身メタリックの印象はあまりありません。だから配色に関してはわりとシンプルなチョイスしかないなぁ…と言う事で3つの色が決まりました。

キンゴジ メタリックグリーン
 私もそうですが、多くの人が「キンゴジ」はグリーン系のイメージを持っていると思います。ですから最初に迷う事なく決めた色です。ただ、緑の成型色にこのメタリックグリーンでは明るすぎると判断して成型色をグレーにしました。明るいながらもシブさも表現できたのではないでしょうか。
 これは発売してすぐ1時間ぐらいで完売しました。3つの中では一番人気があったようです。買えなかったお客さんたちの話では今でもショップやオークションでもなかなか見かけないそうです。
 私自身も3つの中では色が一番「キンゴジ」に似合っていたなぁと思っています。

キンゴジ メタリックブルー
 緑系があるからもう一つは青系と言う単純な発想なのですが、これも青系の成型色に青のメタリックではシンプルすぎて明るくなり過ぎるだろうと思い、緑の成型色にメタリックブルーをスプレーする事で落ち着きを出したつもりです。
 ソフビの成型色とソフビ用塗料の組み合わせは塗ってみないとわからない事が多いんです。色鉛筆や水彩絵の具を混ぜたり組み合わせたリの配合とは、人間の目から見て大きく色の印象は違うんです。立体物の制作経験が浅い事もありますが、やってみてナンボだ!!と実感させてくれました。緑系の色と青系の色の組み合わせは好きな方なので、メタリック云々を別にしても「実験」としてはやってみていい経験になりました。

キンゴジ エメラルドグリーン
 これは最初に「メタリックグリーン」の色を作っている時に候補の一つとしてあった色なんですが、「メタリックグリーン」の彩色見本を作った後にやはりこちらの緑系も捨てがたいと思って作ったバージョンです。比べていただければわかると思いますが、近い色なのに印象はずいぶん違います。背びれを金色にしたのは他社さんでやっていたのを見てウチのゴジラにも合うのかなぁという「実験」のつもりでした。
 転売目的(たぶん)の方やあまり商品を良く見ないでとりあえず「ゴジラだから」で買って下さった(たぶん)方々からは「この前の(メタリックグリーン)と同じじゃん」と言われてしまったのですが、逆にウチのゴジラに思い入れを持って下さっている方や「本当にゴジラが大好きなんだろうなぁ」と思える方々は違いやこちらの意図をよく見て下さって「同じグリーンだけどこっちもいいですね」「こっちの方が好きだなぁ」等と高評価をいただき感謝しております。

 前にも書きましたが、この3つの「実験カラー」は本当に勉強にもなったし、いい経験になりました。例えば同じグリーン系でも少し違えたり、配色を変えたり、成型色の違いで商品のイメージは変わります。お客さんの評価も当然変わってきます。
 色だけではなくや販売方法等についても、この経験は今後のウチの商品制作に大いに役立てたいと思っています。本当にゴジラが大好きな方、羽沢組のゴジラを愛して下さる方々のためにもまた改めて「カッコかわいく」喜んでもらえるゴジラたちを作っていきたいと決意できました。

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ソフビ制作裏話 その6

2007年05月17日 | 制作裏話
キンゴジ メタリックグリーン
     メタリックブルー
     エメラルドグリーン編 Part.2


 前回の続きです。
 メタリック系の3つのキンゴジはおかげさまで好評をいただきました。
 販売数が少なかった事もあって早いうちに完売しました。お求めできなかったお客様から再版を何度かリクエストいただいたのですが、できなくて申し訳なく思います。ショップやオークションではそれなりの価格になってしまったそうで、コンプを目指していた方々にはご苦労をおかけしました。こういった事を思えば、「実験カラー」と言えどもできる限りの事前告知はすべきだと思いました。
 確かに発売予定としていた昨年8月のワンフェスでいくつ用意できるか直前まで確定できませんでしたから、責任を持った告知内容を決定できなかったのですが、今後はできる限りスケジュールを早め早めにして動いていきたいと思います。仮に雑誌告知に間に合わないものが出たとしても最低限このブログではお知らせできるようにします。
 ただ、「(結果的に)シークレット」としての意味あいの商品は現在はなるべくは避けたいと思っているんです。他社さんでよく見かけるイベントでの「シークレット」商品の目的や理由はそれぞれでしょう。単に告知を忘れたり間に合わなかったりと言う事情だったり、ブランド価値を上げるためにわざと告知せずレアな商品と思わせるためだったり、告知するほどの生産数ではなかったりと様々だと思います。そしてその「シークレット」商品はかなり早めにイベントに来たお客さんだけしか知らない(買えない)ケースが多くなります。だけどウチとしてはなるべくどの商品もできる限り告知はしたいし、数の少なさを強調して煽って「レアだよ」なんて売り込むような事はしたくないんです。イベントに来ていただくお客さん、通販のお客さん問わず、ゴジラが好きな人、羽沢組ソフビが好きな人には平等に販売できるように心がけていきたいと思います。
 メタリックそのものの彩色に関しては、その後に大いに役立ちました。後の「デスゴジ」「ミレゴジ」でも部分的に有効に使えています。先日発売した「ミレゴジ ブルーバージョン」の背びれはかなりカッコよくなったと自分では思っているのですが、この彩色はこの時の経験あってこそです。そして次の「ミレゴジ ファイアーバージョン」のボディーカラーも経験が生きたと思います。楽しみにお待ち下さい。

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ソフビ制作裏話 その5

2007年05月16日 | 制作裏話
キンゴジ メタリックグリーン
     メタリックブルー
     エメラルドグリーン編 Part.1



?左からキンゴジ メタリックグリーン、メタリックブルー、エメラルドグリーン
 いずれも完売しております。ご了承下さい。


 今日はメタリック系3種類のキンゴジについての話をしましょう。
 この3つは「実験カラー」として販売したソフビです。「メタリックグリーン」と「メタリックブルー」は昨年8月のワンフェスで、「エメラルドグリーン」は同10月のスーフェスで販売したものです。
 なぜ「実験カラー」なのかと言うと、ソフビの彩色のお客さんのニーズと言うものを知りたかったのが一番の目的なのですが、他にもウチのソフビがメタリック系の彩色に合うのかどうか、雑誌等の告知をせずにいきなり発売して買っていただけるものなのか…といったいくつかの疑問に対して、試しに作って売って見ようと言う試みで企画したものです。
 他の商品に比べてそれぞれ少数販売になったのは、時間がなかった事もありますが、失敗のリスクも当然考えなくてはならなかった事も理由にあげられます。結果的には「同じじゃん!」と言われてしまうのかも知れませんが、プレミア価値を上げるためのいわゆるレアな「シークレット」としての販売のつもりはありませんでした。その点はご理解いただければと思います。
 なぜメタリックのカラーにしようと思ったかと言うと、ここ数年レトロタイプのソフビを販売しているメーカーさんのソフビがこういったメタリック系のカラーリングが増えた事が気になったからです(もちろん今ほどじゃありませんが前からそういった彩色をしていた商品はありました)。「今のファンはこういうカラーが好きなのかな!? 単にいくつかのメーカーの好みが偶然重なっただけなのかな!?」と思ったのです。そしてそれはウチのソフビではどうなのだろうか?という疑問がありました。
 そう思ったのは昨年春、まだソフビを始めて間もなくです。カラバリで3つめの「キンゴジ ブルーバージョン」を発売したばかりの頃です。もしある程度メタリックでもお客さんの不満もなく、ウチのソフビにも違和感なく塗られれば、キンゴジだけではなく今後の新商品にもカラーリングのアイディアは生かせます。
 結果、幸いな事にメタリックもある程度はイケるのではないかと感じましたし、今後のために大きな勉強になったのは確かです。

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ゴジラ俳優さん

2007年05月15日 | 代表羽沢のG雑感
 これまでたくさんのゴジラシリーズがありましたが、その分だけのたくさんの俳優さんたちが出演されています。ゴジラシリーズに出演された事のある人を他の映画やテレビ番組で見かけると、つい「あー『○○(ゴジラ映画のタイトル)』に出てたなー」と思い出します。私だけじゃなくて、ゴジラファンってみんなそうじゃないのかなーと勝手に思ったりします。
 今をときめく長澤まさみちゃんは有名な映画やテレビドラマにたくさん出演していても、私はつい「小美人」を思い出してしまいます。中尾彬さんはいろんなバラエティ番組で見かけますが、役名・役柄こそ別人ですがGフォース司令、総理大臣、轟天号の艦長という流れで出世(?)しているというイメージは消えません。他にもゴジラ映画のメインキャストになった事のある俳優さんたちに対してはほとんどそういう感じで見てしまいます。
 また、ゴジラ映画の時はまだちょっとの出番の役者さんが後々ビッグになって活躍している場合も多々あります。それはそれで嬉しいんですが、「ゴジラの事は忘れないでね」とも思ったりします。
 もしかして私、ゴジラ映画にとらわれすぎ!?

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