Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「初代ゴジラ レトロブラウン」進行状況

2018年03月29日 | 新作商品情報


初代ゴジラ レトロブラウン
進行状況




初代ゴジラ レトロブラウン」は、ただいま通販でお申し込みの方の分を大量組み立て作業中です。

 明日、明後日で商品を1個のご注文の方に発送予定です。
 複数のご注文の方には、もう少しお時間をいただくこととなります。お待たせすることになりますが、何卒ご了承の程、よろしくお願いいたします。

 現在、「初代ゴジラ レトロブラウン」は通販受付中です。ご希望の方はお電話でお申し込みください。

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手形レリーフ

2018年03月26日 | ニュース


東宝スターの手形レリーフは
日比谷の地下に移設



 日比谷シャンテ前がゴジラスクエアに変わってリニューアルされましたが、旧「歓喜の広場」の頃には地面部分に東宝映画に出演されたスターの皆さんの手形のレリーフがありました。
 これらはリニューアルに伴って、現在は地下鉄の通路から日比谷ミッドタウンにつながる地下通路の途中の壁に移設されて展示されています。最寄駅は、各地下鉄の日比谷駅になります。
 以前は地面ということで、見逃していた方やゆっくりご覧になっていなかった方もいたかと思います。今度は壁なのでゆっくり見られるでしょう。
 ゴジラ映画や東宝特撮にゆかりのある俳優さんのものもありますので、機会があればご覧になってはいかがでしょうか。

 残念ながら、ゴジラはありません。人間サイズに縮小でもいいのでゴジラの手形か足型が欲しいと思うのですが、でもあったらあったらで初ゴジの実寸でなんとかしてくれ! という声が出てきそうですね(たぶん、私も言う……笑)。
 いずれにしてもここにもゴジラの何かが欲しくなります。
 それにしてもなぜここなんでしょう?
 せっかくTOHOシネマズ日比谷ができたんですから、施設の壁の一部に使った方がもっと映画の好きな人たちの目に触れると思うんですが……。そう思うのは私だけ?









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日比谷・新ゴジラ像とゴジラスクエア

2018年03月24日 | ニュース


ゴジラスクエアに新しく
新ゴジラ像が建立!!




 東京・日比谷シャンテ前のかつての「歓喜の広場」が、シャンテ30周年記念として「日比谷ゴジラスクエア」と改名されリニューアル。ここにあったお馴染みのゴジラ像は、隣接する新しくできた日比谷ミッドタウン内のTOHOシネマズ日比谷に移されて、新たにゴジラ像が作られました。
 一昨日の3月22日、除幕式が行われ、台座を含めて3メートルの大きさ(台座0.5メートル+像2.5メートル)となるゴジラ像がお披露目されました。
 除幕式には女優の沢口靖子さん、浜辺美波さん、東宝株式会社代表取締役社長の島谷能成氏、同社のチーフ・ゴジラ・オフィサーを務める大田圭二氏が参加され、盛大に行われました。
 このゴジラ像は、『シン・ゴジラ』をベースに作られたようで、厳密にはどのゴジラと断定はされていないようです。
 首から下は『シン・ゴジラ』の第4形態の造形に近いものになっていますが、顔はどれと決められませんが昭和の頃のゴジラの雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。
 ベースの部分の内部には、第1作「ゴジラ」(1954年)の絵コンテ(川北紘一監督が大切に保管されていたもの)と決定稿、ゴジラのスーツアクターを務められた中島春雄さんのサインが収められているそうです。
 プレートには、『シン・ゴジラ』で主人公の矢口蘭童のセリフ「人類は、ゴジラと共存していくしか無い」が刻まれています。











 日比谷ミッドタウンもまもなくオープンしますし、これからまたさらに日比谷の名所、待ち合わせ場所としても多くの方が訪れるでしょう。
 夜にはこのゴジラ像はライトアップされているようですので、また別の機会に写真を撮りに行こうと思います。
 おそらく旧ゴジラ像の時もそうだったのですが、天候や時間帯で見える雰囲気や色も違うと思います。比較的多く、公私でこの辺に来ることもありますので、また撮りましたらアップします。



































 ちなみにこのゴジラ像の裏側は、「ローチケ HIBIYA TICKET BOX」となっており、ローソンで取り扱うチケットのほか、近隣劇場で開催される舞台の限定チケットなどを販売。そのチケット用封筒には、ゴジラのイラストがプリントされているそうです。
 現在すでにここはオープンしており、少しばかりではありますが、ゴジラグッズも販売しています。
 期間限定かと思われますが、アニメゴジラの両監督、静野孔文氏と瀬下寛之氏のコメント付きサインも飾られていますので、これからゴジラ像を見に行かれる方は忘れずにここもご覧になった方がよろしいかと思います。









 このゴジラ像、ここに掲載した写真はごく一部なのですが、思いのほか枚数を撮ってしまいました。目の前で見ると不思議と惹きつけられるものがありますね。
 特に顔を見てると、デフォルメで可愛くアレンジ造形したくなります。羽沢組商品では難しいと思うので、どこかでオファーして造形させてくれないかな?(笑)





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「初代ゴジラ」発送のお知らせ

2018年03月23日 | 新作商品情報


 ワンダーフェスティバル2018冬で「初代ゴジラ レトロブラウン」の通販のお申し込みをされた方への発送は本日すべていたしました。
 もうすぐお届けとなりますので、あと少しお待ちください。

 電話での通販のお求めの方への発送は今月末の予定となっております。お待たせしてしまいますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

「初代ゴジラ レトロブラウン」
 ただいま通販受付中です。ご希望の方は羽沢組までお電話でお申し込みください。

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日劇のゴジラの思い出

2018年03月22日 | 代表羽沢のG雑感
日劇のゴジラの思い出と
「さよなら日劇ラストショウ」




 2月4日、東京・有楽町にあったTOHOシネマズ日劇が閉館しました。
 映画とレビューによる娯楽の場として85年の歴史の幕がおりました。
 今年1月27日から閉館まで「さよなら日劇ラストショウ」と銘打ち、邦画・洋画問わず、名作・人気作の特別上映会を毎日開催し、その中でゴジラ映画も連日上映。多くのファンが日劇の大スクリーンで観られるゴジラを楽しみました。





 往年のゴジラファンの方々の中にはゴジラの聖地と呼ばれる方もおられます。
 第1作『ゴジラ』(1954年)に日劇が登場。1984年の『ゴジラ』でも有楽町マリオン(中に劇場名として日劇がある)が見られます。東宝本社もすぐ近くにあり、『ゴジラvsデストロイア』(1995年)公開時にはその前にゴジラ像が設置されたことでも知られています。そして公開初日に日劇で舞台挨拶があったゴジラ映画も多々ありました。
 日劇の長い歴史の中で、ゴジラにとっては深い関わりがある映画館であったのは言うまでもなく、私と同世代、それより上の先輩のみなさんにとっては思い入れが強いことでしょう。

 84ゴジラやvsシリーズの頃の私は20代。高校卒業後に秋田から上京してからなので、この頃から日劇にゴジラ映画を観に行くようになりました。ですので、幼少から日劇に行かれていた東京近郊の方々に比べれば、日劇に対しての思い入れは深くはないと思いますが、vsシリーズの頃はそんな私でも「ゴジラは日劇で観なきゃ」という不思議な暗示(?)がありました(笑)。
 この頃は比較的大きな規模でアニメの同人サークル活動をしていたこともあり、ファンとしても仕事としても『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに関わっていたこともあって、私の周りにはアニメファンはたくさんいましたが、ゴジラファンはほとんどいなかったので、ひとりでは行きづらいのもありますし、仕事の関係もあってゴジラ映画は初日の第一回上映を徹夜で観ようというほどのことはしていませんでした。ほとんどひとりで初日の夜の回、もしくは2日目ぐらいで観ていたかと思います(当時、デートには誘いづらかったしね……)。
 久しぶりに見た新作ゴジラ映画である84ゴジラで「やっぱりゴジラはいいっっっ!」と当時興奮したゴジラ熱ですが、次作まで5年開いてしまったので、一旦またその熱は下がります。
 そして『vsビオランテ』(1989年)。「こんなゴジラが観たかった !!」とゴジラで同一作品を何度も観に行くようになったのはたぶんこの時からだったと思います。もちろん日劇です。
 今だから思うのですが、この『vsビオランテ』の時の感動が「ゴジラは日劇で」という暗示を生み出したのかな……とすら思います。









 旧日劇の建物は、子供の頃に東京に遊びに来た時に通りかかって見たらしいのですが、記憶にはありません。なので私にとっての日劇はマリオンの中の映画館です。2時間じっと座って鑑賞しているとお尻が痛くなる(笑)あの映画館です。
 今回の「さよなら日劇ラストショウ」で観るゴジラはこれが最後かと思うと寂しさを感じるとともに、vsシリーズの頃の自分も思い出しました。
 特に「日劇で4Kのキンゴジを観られる !」なんて幸せの時間でした。
 また、「さよなら日劇ラストショウ」の中で企画されたゴジラ関連の3回のトークショーを仕事として取材させていただいたのも嬉しかったです。こういった立場で日劇に来ることがあるなんて、20代の頃の自分に教えてあげたらびっくりするでしょうね。

●2月3日(夕方)
ゲスト/高嶋政宏さん、大河原孝夫監督、富山省吾プロデューサー
●2月3日(夜)
ゲスト/中野昭慶特技監督、大河原孝夫監督、手塚昌明監督、富山省吾プロデューサー
●2月4日
ゲスト/宝田明さん

 ゴジラ関連の書籍やイベントなどでお世話になっている方々ばかりで、お話し上手な方々なのは知っていたのでつい話に聞き入って、ついカメラのシャッターを押す手が止まりそうになります。
 各ネットニュースなどでトークの内容などは詳細にレポートされていますのでここでは割愛しますが、俳優さん、監督、プロデューサー問わず、ゴジラ映画の関係者の皆様にとっても「日劇」というのは特別な思いがあるのがよくわかりました。いずれの回ももっと時間があれば……というぐらいのあっという間の時間でした。


▲左「さよなら日劇ラストショウ」パンフレット。
右はトークショーの際のプレス証。プレス証は取っておいても再利用はないし、各取材の度にたまる一方なので普段は破棄するのですが、今回だけはなぜか手放せません。


 この閉館で「日劇」という名前はなくなるそうです。
 そして間もなくすぐ近くの日比谷に、新商業施設「東京ミッドタウン日比谷」が3月29日に誕生し、その中に都内最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ 日比谷」がオープンします。
 ゴジラ像が建っていた日比谷シャンテ前の「合歓の広場」はリニューアルされ、ゴジラスクエアと改名されます。新たな台座を含めて3メートルの大きさ(台座0.5メートル+像2.5メートル)になるゴジラ像もここに建てられ、旧ゴジラ像は「TOHOシネマズ 日比谷」に移行されるそうです。
 ゴジラスクエアも含めて「TOHOシネマズ 日比谷」もまた新たにゴジラファンにとっての名所になるのでしょう。
 ベテランのゴジラファンの方々にとって「日劇」がそうであったように、若いファンの方々、これからのゴジラファンになられる方々にとっていつか「聖地」と呼ばれる日が来るのかもしれませんね。
 ゴジラが新しく特撮ではなくアニメで登場した昨今。この「TOHOシネマズ 日比谷」で初めて公開される新作としてのゴジラ映画は5月のアニメになるんでしょう。そう言う意味でも新しい時代になったのだと思います。

 今はまず日劇と「さよなら日劇ラストショウ」を企画された皆様に感謝です。
 そして余談ですが、おじさんだからと言われれば返す言葉がありませんが、「東京ミッドタウン日比谷」の中に小さくてもいいからどこかに「日劇」の名がつく施設があればいいな、とちょっぴり思う今日この頃です。



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常盤橋 ゴジラギャラリー

2018年03月20日 | ニュース




常盤橋 ゴジラギャラリー

 すでにご存知の方も多いかと思いますが、東京駅の近くの路上にゴジラのポスターなどのギャラリーが開催されています。
 東京駅日本橋口を出てすぐ前にある、開発中の「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事仮囲いに、歴代ゴジラポスターや『シン・ゴジラ』のフォトスポットなどが高さ3m、全長約140mに渡って展示されています。
 ゴジラ映画全作のポスターだけではなく、大きく使用している『シン・ゴジラ』のビジュアルもあるので、迫力があります。
 2月20日より開始され、約1年間の掲出予定らしいです。

 ちなみにこの工事箇所の2027年に完成予定のビル「B棟(高さ390m)」は、建設後のイメージを元に「シン・ゴジラ」本編に登場しています。
 きっとそれが縁で今回の企画が実現したんでしょうね。

 人通りの多い場所でもあるので、一般の人たちも含めてたくさんゴジラが目につくのは嬉しいものです。
 ここに掲載の写真は1週間以上前に撮ったものなのですが、ちょうど夕方の帰宅時間だったので人の映らないタイミングがなかなか取れませんでした(笑)。これから写真を撮りに行かれる方は、通勤時間、帰宅時間を避けたほうがいいでしょう。























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ホビージャパン4月号

2018年03月19日 | ニュース






 現在発売中のホビージャパン4月号掲載の「さよなら日劇ラストショウ」の記事の写真撮影を担当しました。
 印象に残る取材でした。
 ぜひご覧ください。
 日劇には私も思い出がありますので、このイベントのトークショー内容については、いずれここで合わせて報告いたします。

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初代ゴジラ レトロブラウンのこだわり その4

2018年03月17日 | 新作商品情報




4●初代ゴジラのイメージカラー

 『ゴジラ』(1954年)では、ゴジラは東京の各所を蹂躙します。
 その多くのシーンは、建物を破壊し、防衛隊の攻撃に対して熱戦を放射して破壊、ゴジラが通るあとには炎が舞い上がります。
 もしこれがカラー作品であるならば、ゴジラの表面には炎の照り返しで赤みを帯びたシーンが多いのではないかと思うのです。
 夜のシーンとはいえ、ゴジラの姿を見せなくてはなりませんのでライティングでもしっかり当てられてますから、より赤みの増したボディに見えるシーンが多いのではないでしょうか。むしろ黒系に見えるシーンは少なく感じるほどです。
 そういう意味では、今回の茶系の塗装もあながち全く違う方向性ではないのかな……と無理矢理ながらも思ったりしてます。

 余談になってしまいますが、炎の照り返しを表現したものとしては以前発売した「ポスターカラーバージョン」が近いでしょうか。
 それでも、より赤みを強調した、炎の中を進撃するゴジラを表現した、赤い初代ゴジラもいつか作って見たいものです。

 この第1作『ゴジラ』は、すべての原点であり、モノクロ映画、そして60年以上前に作られたものですから、今でも不明な点が多い作品です。それだけにこうしてイメージを膨らませて配色などを考えることが必要となります。
 その作業は作り手のイマジネーションが必要とされますから、やりがいがありますし楽しいものです。
 そういう意味では、ゴジラの色など、永遠に謎のままでもいいのかもしれません。
 カラーで第1作『ゴジラ』を見たいという気持ちもないわけではないのですが、このまま想像を膨らませて楽しむ要素が失われるぐらいであればモノクロのままでもいいのかもしれません。

 今回は私個人が特にイメージしたカラーリングでしたので、どこまで皆様に喜んでいただけるか不安でしたが、これまで同様にたくさんの方々からご注文をいただき感謝しております。
 また機会があれば、別のイメージの初代ゴジラのカラーリングを考えて見たいと思っております。

「初代ゴジラ レトロブラウン」通販受付中!!
 ご希望の方は、3月1日の記事をご覧いただき、羽沢組までお電話でお申し込みください。
▶「初代ゴジラ レトロブラウン」GMSカード



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初代ゴジラ レトロブラウンのこだわり その3

2018年03月16日 | 新作商品情報




3●細部の塗装について

 Gメモリーズセレクションのソフビの配色を決める際には、一部例外を除き、ボディ全体のイメージカラーをある程度決めてから、そのあとにイメージテーマに合わせて細部を決めていくことが主です。
 今回の初代ゴジラも同様です。
 テーマに合わせて、ダークグレーの成型色にブラウン系の塗装をした状態から、細部の色を決めていきました。

 ホディ全体は前述したように、トータルとして完全に「この色」と言い切れない微妙な色になりました。
 なので、細部はできるだけシンプルに仕上げようと思いました。細部まで微妙なはっきりとしない色にすると、可愛さが半減しますし、インパクトもありません。ある程度メリハリがつくことで、デフォルメとしての配色が生きると思ったからです。

 目の白目部分や牙はノーマルなアイボリーです。映画の撮影過程でも比較的汚れがつきにくいところでしょうし、映像で見てもくっきりと見えるシーンは多々あります。なので、はっきりと見えるようにアイボリーにしました。

 爪は薄めのダークイエローにしています。汚れなどの雰囲気を少しだけ出したかったためです。おそらくは撮影時に傷や汚れは頻繁についたと思われる箇所だからです。白やアイボリーだと、くっきりしすぎて可愛すぎてテーマがぼやけてしまいます。
 原料などから推測すると、着ぐるみそのものの爪はおそらくは白で塗装されたと思っています。撮影時に歩いたり建物を壊したり、被弾したりと、ダメージは多々あったと思われ、何度かつけなおしたり、修復したりしたのではないかと。その都度当然微妙に色も変化していたかと思います。映像で確認しても、白っぽく見えたり、濃いめのグレーに見えたりしていますしね。
 それから考えれば、本来爪はグレーの方がそれらしくなるのかもしれません。が、試しに塗装してみたら、全体が地味さが増して面白みがなく、ダークイエローの方が存在感があるのです。なので後者にしました。

 背びれの突起部分の先端も、同様にある程度、汚れやダメージが撮影時にあったかと思います。こちらも着ぐるみはおそらくは白で塗装されたものかと思います。映像では白く見えるシーンはほとんどありません。夜のシーンやライティングの影響もあるでしょう。主にグレーです。
 が、ここではあえて背びれの先端は薄めの白を回数を重ねてスプレーしました。爪と同様にはっきり見せることで、存在感をはっきりさせたいがためです。ボディ全体が微妙な色ですし、白のスプレーワークもベターっと濃くしているわけではないので、充分テーマからは外れることはないと判断しました。

 尻尾の裏もつや消しを含ませてライトブラウンで薄くスプレーしています。
 歴代のゴジラの中でも特に尻尾を引きずって歩くゴジラです。かなり尻尾の裏は撮影所の床を擦ったかと思います。そんな汚れを表現しました。

(つづく)



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初代ゴジラ ダークブラウンのこだわり その2

2018年03月15日 | 新作商品情報




2●ダークグレーの配色にブラウンの塗装

 「撮影途中の現場の時の初代ゴジラをイメージした色」にすることにした「初代ゴジラ レトロブラウン」ですが、配色そのものは前述したように当然推測になります。
 汚れや変色をイメージしたとしてもデフォルメソフビですから、リアルな塗装はできません。Gメモリーズセレクションのテーマである「カッコかわいく」の範疇で塗装することになります。
 ついでにぶっちゃけると、ほぼ間違いなくインパクトのない地味な色になりますから、売り上げは大いに心配です(笑)。

 メインとなる塗装色は茶系を考えました。ややセピア風をも印象付けられれば当時の古さは少しは表現できるかもと思ったからです。
 地となる成型色によっても印象はガラリと変わります。成型色と塗装色の組み合わせを考えることは、難しくも楽しい作業でもあります。 
 成型色はいつものダークグレーをしていますが、最初は黒を考えていました。黒から変色していく過程の色がテーマですから。
 が、それだとどんな色を乗せたとしても、リアルな塗装をするわけではないので、他社さんで見られるマルブル系のレトロタイプソフビのような印象になってしまいます。地の色を抑えることと塗装の際のスプレーワークで目的のテーマの配色ができると考えると、いつものダークグレーがいいわけです。
 一案として、茶系のイメージなので成型色を濃いめの焦げ茶色というのもあったのですが、以前ブラウンバージョンで茶色の成型色を使用していますし、これに茶系のスプレーをしても単純な「茶色の初代ゴジラ」になってしまいます。なのでこれも避けることにしました。
 ちなみにこの使用しているダークグレーの成型色は(長年いくつもの商品で使用しています)、Gメモリーズセレクションのために作っていただいている色で「ハザワグミダークグリーン」という名称の色です。

 最終的にこのダークグレーの地に茶系をスプレーしてボディのカラーリングを表現することにしましたが、いつもより塗装の仕方を変え、ブラウン(やや焦げ茶色に近い茶色)を薄めに軽く吹き付ける作業を繰り返して塗装しています。うっすらとスプレーした部分と、重ねて濃いめになっている部分と、ゴジラのボディの凹凸に合わせてメリハリを若干つけています。凝りすぎるとリアルになりますので、その辺はほどほどに。
 ガレージキットのようなリアルでいいのであればエアブラシではなく、複数の茶系の色を用意して筆でこするような塗装のドライブラシがいいんです。それをしてはGメモリーズではなくなりますしね。エアブラシの作業にも「カッコかわいく」は忘れてはなりません。

 ベターっとブラウンを塗ってはいませんし、成型色もダークグレーですので、暗い場所で見ると茶色も少ししか塗っていないように見えますし、明るいところで見てもはっきりと「何色のゴジラ」と言えないような感じになったかと思います。
 写真をご覧いただいてもわかるように、影になるところは黒っぽく見えるかと思いますし、光が当たっているところは古臭い感じが出ている雰囲気は多少は出せたかと。
 我ながら「なんて地味なんだ」と思ってしまいますが(笑)、こういう色の初代ゴジラが欲しかったのです。

(つづく)



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初代ゴジラ レトロブラウンのこだわり その1

2018年03月14日 | 新作商品情報


 今日から「初代ゴジラ レトロブラウン」について、こだわったところや詳細をおしらせします。これから購入を検討される方の参考になれば幸いです。



1●撮影途中の着ぐるみをイメージした色

 皆さんは「初代ゴジラ」(『ゴジラ』1954年公開)というと、造形や色にどのような印象をお持ちでしょうか。
 私の場合、ソフビを作っていることもあって、特に着ぐるみの色がいつも気になります。
 モノクロ映画ですし、カラー写真もありませんので当時の色を探るのは難しいゴジラです。
 長いことゴジラ関連の書籍などの仕事をさせていただいているので、探る機会はいくつかあるのですが、なかなか「これだ!」という結論には至っていません。
 過去の書籍では関係者の方々の証言で、色についての印象を語られているものもありますし、近年の書籍などでもあります。が、それらを比較しても微妙に違いがあります。
 ずいぶん昔のことですから、語られている方の記憶も曖昧な部分がありますし、近年では実物をご覧になった方でもご存命の方が少なく、高齢ということもあってはっきりと覚えておられるかどうかという点では難しいところです。
「真っ黒」「グレーがかっていた」「少し青っぽかった」……etc。

 着ぐるみを作る際の原料が大きなカギになりますが、今とはまったく違う作られ方をされた怪獣の着ぐるみですから変色の課程は推測するしかありません。
 昨年「GODZILLA GRAPHIC COLLECゴジラ造形写真集」(ホビージャパン刊)の編集をしていた時に、少し調べてみたりもしました。ある程度わかれば、色についても記事の中で言明できるのではないかと思ったのですが、私の中では結論は出ませんでしたので詳しくは記載できませんでした。

 一般的にはオーソドックスな「黒」だと推測されることが多々ありますし、後々の作品のゴジラの多く(全てではありませんが)も「黒」であることは知られています。
 仮に初代ゴジラが黒であったとしても、映像で見る限り、撮影中のライティングや汚れやホコリ、炎の照り返しなどもありますから真っ黒には見えない場合の方が多いのです。数多く残っているたくさんの写真でもそうです。
 以前、VSシリーズを撮られた川北紘一監督にゴジラの色について雑談でお話をしていただいたことがあります。
 VSシリーズの時は、撮影前の綺麗な状態のゴジラの着ぐるみは「黒」なのだそうです(『VSデストロイア』を除く)。でもすぐに撮影が始まると、壊したビルの瓦礫の粉塵や汚れ、地面から舞う埃や汚れ、さらに強い光量のライティングなど、様々な理由で色が部分的に変わってしまうことが多々あったそうです。それらを隠すために、水をかけて流し、時間がないので完全に乾く前に黒のスプレーを吹き付けたりしてすぐに次の撮影に臨んだそうです。それを何度も繰り返したそうです。
 ですから撮影前とクランクアップの頃では表面は大きく変わってしまったそうなのです。そしてこのやり方は、基本的に昔(昭和の頃の現場)と変わらないとおっしゃっていました。
 長年、昭和の時代のゴジラシリーズの助監督などをされていた川北監督ですから、円谷英二監督が指揮されていた特撮の現場のやり方を踏襲されてVSシリーズを撮られた部分はあると思うのです。
 そこから推測するにあたって、初代ゴジラの頃もきっとそうだったのではないかと思うのです。
 黒で作ったあったとしても、撮影の過程でどんどん変色があったのではないかと……。(だから人によって証言が違うのもそうではないかと思います。)

 そんなことを何度も考えているうちに、Gメモリーズの初代ゴジラで「だったら撮影途中の現場の時の初代ゴジラをイメージした色」のものを作ってみたいと考えるようになりました。
 ただ、地味な色になりますし、私個人のイメージした色になりますから、なかなか商品としてはどうかと思ったのですが、やりたい気持ちの方が勝り、「GODZILLA GRAPHIC COLLECゴジラ造形写真集」の『ゴジラ』(1954年)のページの編集時には「いつかやるぞ!」と決めていました。
 今回のカラーはこれがきっかけなのでした。



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過去絵をいじる

2018年03月13日 | お遊びイラスト


 PCのフォルダの整理をしていたら、昔描いたイラストのデータが出てきました。
 25年ぐらい前に同人誌に描いたものです。
 懐かしいなぁと思いつつ、「今ならもっとここをこうするのに……」「ここはこう直したいなぁ」などと思っているうちに、ついついいじりたくなってしまいました。
 元の絵はB6サイズの小さいイラストボードにアクリルで描いたものをスキャンしたものですが、原画はすでに所在不明ですのでPhotoshopで少しだけアレンジしてみました。

 原画を描いた当時は、写真を見ながら自分好みにアレンジして青系の平成ゴジラとして描いたものです。
 ここでは黒系のオーソドックスな色に変えて、背景も別にしました。
 それ以外は顔の一部を修正しています。

 25年ぐらい前のものですから、元の絵をお見せするのはやはり恥ずかしい(笑)。
 アレンジすれば多少はお見せしてもいいかな、と。
 やればやるほど「ここも直したい」ばかり出てきますが、いつまでやってもきりがありませんのでこの辺で妥協。

 はい、遊んでないで仕事に戻ります。

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初代ゴジラ レトロブラウンGMSカード

2018年03月10日 | 新作商品情報




初代ゴジラ レトロブラウンGMSカード

 現在通販受付中の「初代ゴジラ レトロブラウン」にもれなくついてくるGMSカードです。
 通販でお求めいただいた方への商品の発送は3月中旬から下旬の予定です。
 お求めいただけましたら、コレクションにぜひお加えください。

 商品をご希望の方は、3月1日の記事をご覧の上、羽沢組までお電話でお申し込みください。
 お待ちしております。

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三枝未希・紋章ピアス

2018年03月02日 | ニュース




三枝未希・紋章ピアス



『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)で、ヒロインの三枝未希がつけていたインファント島の紋章のピアスの限りなく当時のプロップに近いレプリカが発売されます!!

 先に1月に開催されたイベント「平成ゴジラ バーニングトーク」で情報解禁した、三枝未希がつけていたピアスの詳細販売情報が解禁されました。
 シルバー製でドリーム・プラネット・ジャパンさんからこの春発売となります。
 撮影に使用された本物のピアスを元に、同一の形状で再現したもので、もちろん実際にも使用できます。チェーンも再現されたものだそうです。
 数量限定の発売で、三枝未希のスペシャルなカードが特典でつきます。それには三枝未希役の小高恵美さんの直筆のサインが書かれる予定です。
 羽沢組もデザインやら諸々でお手伝いさせていただいております。ピアスというと主に女性が使用という印象ですが、使用せずともプロップレプリカとしても貴重なものなので男性の皆様もぜひお求めください。

三枝未希・紋章ピアス
●数量限定、受注生産品
●価格/17,280 円(税込)送料無料
●小高恵美さんのサイン付き三枝未希カード、外箱、説明書付き
●材質/シルバー925
●受注期間/2018年3月30日 18:00まで
●申込先/ドリーム・プラネット・ジャパン販売ページ
https://dreamplanetjapan.stores.jp/items/5a85374027d1cc59ba0004ce

※別途料金でイヤリングへの変更も可能だそうです。


▲三枝未希カードサンプル
赤のラインのあたりにサインが入ります。
シリアルナンバーも記載予定です。
商品にはラインは入っていません。


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初代ゴジラレトロブラウン 本日通販受付開始

2018年03月01日 | 新作商品情報


初代ゴジラ
レトロブラウン
通販受付開始!!

本日より新商品「初代ゴジラ レトロブラウン」の通販受付を開始いたします。ご希望の方は羽沢組までお電話でお申し込みください。
 電話受付は本日昼12:00より受付いたします。(午前中はご遠慮ください)

 レトロなイメージで配色した「初代ゴジラ」新規カラーです。
 商品の詳細は1月27日の記事をご覧ください。
 ご応募お待ちしております。

tel 03-5802-4316









G メモリーズセレクション 「初代ゴジラ レトロブラウン」
●ソフトビニール製
●各全高約18センチメートル
 ノンスケール デフォルメタイプ
●通販受付 本日3月1日昼12時よりから開始予定
 TEL 03-5802-4316
●価格 5400円(税込)
●登場作品 東宝映画『ゴジラ』1954年作品


通販希望をされる方へ

●通販希望の方は、商品代金の他に別途都道府県別にゆうぱっく送料をいただく事になります。2018年3月より送料価格が変更になっております。あらかじめご了承ください。
●入金は銀行振込み、郵便振込み、現金書留の中から、お客様のご都合のよろしいものを選択してお願いします。代金引き換え、後払いでのお求めはできませんのでご了承下さい。
●お申し込みをされた方は、申し込まれた日よりできる限り2週間以内のご入金をお願い致します。入金後の報告のお電話は必要ありませんが(確認は弊社の方で行ないます)、不安な方はご連絡いただいても構いません。お申し込みの際、だいたいで構いませんので入金予定日をお知らせ願います。
●電話でのお申し込み後、入金前のキャンセルや入金が遅れる場合は必ず連絡して下さい。もし入金が遅れる場合は、事前におっしゃっていただければ、取り置きしておきますのでお申し出下さい。
●配達時間、日付けの指定を希望される方は、お申し込みの際にお知らせ下さい。
●入金確認順にゆうパックにて3月下旬から発送を行う予定です。

●銀行振込みを希望される方(お申し込み後、以下にお振込下さい)
 三井住友銀行 小石川支店(店番号813) 普通3635003
 口座名儀 有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

●郵便振込みを希望される方(お申し込み後、以下にお振込下さい)
 記号10090 番号13066541
 加入者名 ユ)クリエイティブデザインハザワグミ

●現金書留での送金を希望される方(お申し込み後、以下に送金願います)
 〒113-0033
 東京都文京区本郷1-33-19グリーンハイツ本郷103号
 有限会社クリエイティブデザイン羽沢組
 TEL/03-5802-4316


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