Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

電撃拘束バージョンのこだわり その2

2010年06月30日 | 新作商品情報


PART2.配色のこだわり

 今日は「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」の配色のこだわりについて。



■メカキングギドラとの戦いをイメージ
 この「電撃拘束バージョン」は、物語のラスト、新宿でのメカキングギドラと激戦を繰り広げたゴジラをイメージして企画したものです。
 メカキングギドラからの青白く走る電撃をくらい、全身に白い火花を散らした時のゴジラですので、全身にキラキラと輝く様子にすべく、全体の成型はクリアブラック(半透明)にゴールドとシルバーのラメを混入ました。成型そのものは「ギドラ撃退バージョン」と全く同じものです。

 今回企画した2つの「ギドゴジ」は、取り上げたシチュエーションは全く違うため、当初は別々に企画していたものです。が、それぞれの配色を検討した結果、イメージに合うのは、たまたま同じ成型、同じラメの入れ方がベストだと判断しました。もちろん塗装や内蔵モールが違うため、商品として全く別の物として見えるし、イメージもそれぞれのシチュエーションを表現できると思い、今回「一緒に作っちゃおう!」となったわけです。

 クリアブラックに入っているラメは、細かく飛び散って発光する電撃の火花を表現していますし、内蔵の青モールはゴジラの身体の中に走る青白いメカキングギドラからの電撃そのものを表現しています。
 ラメとモールの色や反射もあって、商品そのものとしては、かなりキラキラと光っているゴジラになりました。
 これまでいくつかGメモリーズセレクションではラメ入り、モール内蔵のソフビを発売してきましたが、「キラキラしたゴジラ」と言う点ではこの「電撃拘束バージョン」が一番キラキラして見えるかもしれません。
 全体の配色のイメージを統一するため、キバ、ツメ、背びれは統一してシンプルにシルバーで塗装。目はシルバーとメタリックブルーです。

 今回発売する2つの「ギドゴジ」は、同じ成型色、同じ色のラメ入りでありながらも、塗装や内蔵モールが全く違う事で、イメージも雰囲気も全く違うものとして見ていただけると思います。ぜひ実際にお手に取って、両方見比べて楽しんでいただけたら幸いです。
 また、これまで発売してきた他のGメモリーズのラメ入り、モール内蔵のソフビとも比べて楽しんでいただけるかと思います。

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電撃拘束バージョンのこだわり その1

2010年06月29日 | 新作商品情報


PART1.シチュエーションのイメージ

 今日から「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」のこだわりについて書きます。

■メカキングギドラとの戦いをイメージ
 今回発売する2つの「ギドゴジ」ですが、「ギドラ撃退バージョン」はストーリーの中盤の山場であるキングギドラとの戦いのコジラをイメージしました。この「電撃拘束バージョン」は物語のクライマックス、メカキングギドラと戦った時のコジラをイメージしたものです。

 新宿副都心前での戦いとなった新たなキングギドラの姿であるメカキングギドラとの戦い。
 これまでの数多いゴジラの戦いの中でも、今までにない光線やビームが飛び交う近代的(未来的?)なシーンのひとつでもありました。後の平成ゴジラシリーズでも、メカキングギドラの設定はメカゴジラやGフォースモゲラに関係してくるし、光線やビーム戦も後の作品でも随所に見られる事となります。そういう意味でも平成ゴジラシリーズのキーポイントとなる戦いだったかもしれません。
 新宿・副都心前で激戦を繰り広げるゴジラとメカキングギドラ。ゴジラの熱線の直撃を食らい倒れるメカキングギドラが、切り札とも言える「ゴジラ捕獲装置」を発射。両手両足を拘束され、つながったワイヤーから強力な電撃が走り、苦しむゴジラ。さらにはメカキングギドラの腹部から巨大なマシンハンドがゴジラをめがけて発射。手足だけではなく腹部も拘束されたゴジラにさらに強力な電流が流れます。拘束されて電撃攻撃を食らった時のゴジラには、青い電撃発光があり、白い火花が飛び散りました。
 傷つきながらもゴジラから人類(日本?)を救うべく応戦するメカキングギドラの最後の武器とも言える攻撃であり、後にこれによってゴジラは海に運ばれていきます。

 この全身を拘束されて電撃を食らった時のゴジラをイメージして企画したのが「電撃拘束バージョン」です。

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ギドラ撃退バージョンのこだわり その3

2010年06月28日 | 新作商品情報


PART3.付属のベースについて

 今日は「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」どちらにも付属するベースについて。

▲付属のベースは自由にお好きな位置でご利用下さい。

■川北監督のアイディア
 今回発売する「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」と「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」には、直径約3cmの瓦礫を造型したミニベースがつきます。今まで発売した「ギドゴジ」にはなかったものです。
 このアイディアは、「ギドゴジ」が登場する『ゴジラVSキングギドラ』をはじめとする平成ゴジラシリーズを担当された川北紘一特技監督からいただきました。

 昨年初めて「ギドゴジ」「ビオゴジ」を作って発売し、その後に完成した商品を川北監督に見ていただきました。
 どのバージョンも嬉しい事に喜んでいただいているのですが、お会いした時に、ゴジラの姿勢についてのお話をいくつかしていただいた事があります。
 その中で、「(羽沢組の「ビオゴジ」「ギドゴジ」は)もう少し前傾姿勢にした方がいい」というアドバイスをいただきました。  
 私の中では、「ビオゴジ」はどっしりと構えた方がイメージに近いと思い、ほぼ直立不動体型にし、スーツ流用の「ギドゴジ」も同様に思って作ったものです。が、「尻尾を浮かせる事でもっと(劇中のものに)近くなるんじゃないか」とおっしゃる監督。
 実際に弊社商品でポーズを作っていただき、尻尾の下に物を置く事で「このぐらいがいいんじゃないか」と姿勢を見せていただきました。納得です。
「3ミリじゃ足りないなぁ、4~5ミリは(尻尾を)上げたいなぁ」と。
 おっしゃっていただいた通り、ほんの少し尻尾をあげる事での前傾姿勢の方が平成ゴジラらしく見えます。目から鱗とはまさにこの事でした。
 さらにガシャポンの某人型ヒーロー等の足の支えに使用している透明なベースを持ってきて「こういうのを作ったらどうだ?」と弊社のゴジラの尻尾の下に敷いてみせていただきました。さらには「岩とか瓦礫の形にしてもおもしろいな。大変だったらシンプルに立方体でもいいんじゃないか?」」と。

 と、言う事でこのアイディアをいただき、今回の2つの「ギドゴジ」には瓦礫のベースをつける事にしたのです。もちろんこのベースはこのための新規造形です。
 わずか直径3cmの中ではありますが、崩れたビルの瓦礫を作りました。お求めいただきましたら、これをぜひ尻尾の下に敷いてポーズを決めていただきたいと思います。瓦礫そのものは凹凸差がありますので、どの部分で尻尾を支えるかで微妙に姿勢が変わりますので、皆さんの一番かっこいいと思う姿勢を決めて楽しんでいただければと思います。
 ベースの成型色はブラウンですが、ゴジラと似たパターンの塗装だと馴染み過ぎるし、崩れた瓦礫らしくするためにベースそのものは複数の色を使用し、塗装方法も変えてリアルな仕上がりになっております。実物をご覧いただいてお確かめ下さい。

 サンプルはもちろん監督にも事前に見ていただき、「うん、いいねぇ」と満足していただきました。
 川北監督にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。お陰さまでより「カッコかわいいギドゴジ」になりました。


▲「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」に付属する瓦礫ベース

(2011.3.12更新)
「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。


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ギドラ撃退バージョンのこだわり その2

2010年06月27日 | 新作商品情報


PART2.配色のこだわり

 今日は「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」の配色のこだわりについて。



■金粉が舞う中にいるゴジラ
 この「ギドラ撃退バージョン」は、キングギドラを倒した時の辺り一面に広がった金粉の破片の中に立つゴジラをイメージして企画したものです。
 金粉が舞う中に立つゴジラですので、全身にキラキラと輝く様子にすべく、全体の成型はクリアブラック(半透明)にゴールドとシルバーのラメを混入ました。
 以前にも「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」でクリアブラックに金のラメを入れて作りましたが、シチュエーションが違う事もあり、同じようなテイストにしないようにこだわりました。
「GMKゴジラ」の時は夜のシーンと言う事もあり、暗い中での金の粒子の発光を目的としたものなので、透明度の薄い通常の黒に近い成型色のクリアでしたが、今回の「ギドゴジ」では、透明度のあるクリアにし、ラメがよく見えるようにしています。金粉が舞う雰囲気にすべくラメはゴールド以外にもシルバーも入れています。比率は同じぐらいです。そのラメの量も弊社のラメ入りソフビの中では多い方です。その分だけキラキラして見えるようにしたかったためです。
「GMKゴジラ」のときよりも透明度のあるクリアブラックにしたのは、内部にゴールドのキラキラモールを内蔵するためでもあります(透明度がある程度なければモールを入れる意味はありません)。より金のイメージを強くすべく、そして輝きをアップするためです。
 キバ、ツメ、背びれは統一してシンプルにゴールドで塗装。目はゴールドとオレンジゴールドです。

 配色のテーマとしては、黒いゴジラでありながらも金色の中にいるように見える事と、それがキラキラを伴っているように見えるようにする事としました。
 ですから同じ系統の色を使用していても「横浜激戦バージョン」とは、かなりイメージが違うものになっていると思いますので、お持ちの方はぜひ見比べていただきたいと思います。

(2011.3.12更新)
「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ギドラ撃退バージョンのこだわり その1

2010年06月26日 | 新作商品情報


PART1.シチュエーションのイメージ

 今日から7月4・5日発売の「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」の詳細、こだわった所について書きます。購入の際の参考にして下されば幸いです。
 まず本日は「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」から。


■キングギドラを1対1で倒したゴジラ!!
 約1年ぶりに「ギドゴジ」の新規カラーとして企画したのが今回の2つのバージョンです。
 そのうちの「ギドラ撃退バージョン」は、登場作品タイトルにもあるように、劇中北海道でのキングギドラと直接対決、勝負に勝った時のゴジラをイメージした配色として企画しました。

 北海道で二大怪獣の激闘は、長年ゴジラ映画を見てきたファンにとっては印象の深いものと言えましょう。
 と、言うのもそれまでの昭和の作品では、ゴジラがキングギドラを迎え撃つ際はいずれも、他の怪獣との連合でした。つまりこの『ゴジラVSキングギドラ』で初めて1対1、タイマン勝負となるのです。
 昭和作品と比べて、ゴジラもキングギドラもリニューアルされているし、キングギドラも宇宙怪獣と言う設定ではなく、強いて言えば「未来怪獣」でしょうか……、昔と比較するのはナンセンスかもしれませんが、ゴジラがどうやってあの強いキングギドラを倒すのか、しかもストーリーのクライマックスではなく、中盤での戦いです。興味深く見入ってしまった方も多かったのではないでしょうか。

 戦いは、苦戦していたゴジラですが、未来人のコントロールから外れたキングギドラが動きが鈍くなったところを反撃。ゴジラの熱線は、キングギドラを直撃し、中央の首を吹き飛ばします。その破壊力は、辺り一面に金粉のような破片をまき散らし、弱まったキングギドラは、尚もゴジラの攻撃を受けながらも退散していきました。
 首がちぎれたキングギドラですが、川北監督の意向で「血を見せたくない」ため、その代わりに金粉を降らせたのだそうです。
 前身金色であり、(現代の)地球生れではない怪獣であるキングギドラなのですから、このシーンは実に斬新で納得してしまうシーンでした。
 金粉が舞う中に立つゴジラの映像を覚えておられる方も多いと思いますが、実は劇中では1カットしかありません。それだけインパクトの強いシーンと言えましょう。

 今回の商品はこのシーンのゴジラ、この時の辺り一面に広がった金粉の破片の中に立つゴジラをイメージして企画したものです。

(2011.3.12更新)
「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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スーフェス53に出店します

2010年06月25日 | イベント参加情報


7月4日「スーパーフェスティバル53」に
出店致します


 7月4日(日)東京・科学技術館で開催される「スーパーフェスティバル53」に出店致します。ディーラースペースの番号が確定しましたのでお知らせ致します。

 A-30 です。

 今回もいつもと同じAホール(入場後すぐ右側の入り口のホールです)で、ほぼ中央に弊社のスペースがあります。前回と同じ所です。

■「ギドゴジ」新商品2種、先行発売予定!!
 これまで告知してありますように、この日から「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」の2つ(詳細は新作情報を!)を先行発売する予定です。
 イベントの開場は10:30ですが、各メーカーの当日限定品・先行品等の早朝発売が8:30より会場入口横で始まります。「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」も最初はこの早朝販売から用意致しますので、早くお求めになりたい方には朝早くから並んでいただく事になります。残った分は10:30より会場内クリエイティブデザイン羽沢組スペースで販売致します。
 当日会場に持っていける先行発売分は少数の可能性もありますので、予めご了承下さい。
 会場に行かれる予定の方は、ぜひこの機会にお求め下さいませ。

 7月25日出店予定のワンダーフェスティバルで先行発売予定の「ファイナルゴジラ 南極戦バージョン」のサンプル展示も可能な限り行ないたいと思います。こちらもお楽しみに。

■他の発売商品について
 いつものようにこの日は発売中の他のソフビ商品も全種類持っていく予定です。送料抜きでお求めいただけますので、これらもこの機会によろしくお願いします。
 6月から通販で発売を開始した「モスラ幼虫 誕生バージョン」「モスラ幼虫 岩島戦バージョン」のイベントでの販売はこの日が最初となります。
 発売中の他商品の中には残りの数が少なくなってきたものもいくつかあります。現在の完売まで後わずかのものにつきましては、「通販情報」をご覧頂きご確認下さい。スーフェス当日の展示ではその日時点でのわずかの明記もしてありますので、不明な点はお気軽にお尋ね下さいませ。

 4月のスーフェス以来の弊社のイベント出店です。ぜひ皆様のお元気なお顔を拝見させて下さいませ。
 多くの皆さんのお越しを心よりお待ちしております。

�スーパーフェスティバルの詳細はこちらまで
http://artstorm.co.jp/sufes.html

(2011.3.12更新)
「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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モスラ幼虫 雑誌掲載報告

2010年06月24日 | ニュース


「モスラ幼虫 誕生バージョン」「モスラ幼虫 岩島戦バージョン」各誌掲載中!

 遅くなりましたが、現在発売中の「モスラ幼虫 誕生バージョン」「モスラ幼虫 岩島戦バージョン」に関する情報が、現在発売中の雑誌各誌に掲載されましたので報告致します。

 ハイパーホビー 7月号(徳間書店)
 フィギュア王 148号(ワールドフォトプレス)
 Quanto 7月号(ネコ・パブリッシング)

 各誌担当の皆様ありがとうございました。

「モスラ幼虫 誕生バージョン」「モスラ幼虫 岩島戦バージョン」は、現在発売中です。すぐにでもお求めいただけます。希望の方は弊社までお電話下さい。

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ファイナルゴジラ 南極戦バージョン

2010年06月23日 | 新作商品情報


ファイナルゴジラ
南極戦バージョン

7月25日ワンフェス'10夏にて先行発売!
7月26日より通販開始!!


夏の新商品は今年も暑さを吹き飛ばすクールなカラーリング、「ファイナルゴジラ」の第3弾カラー「南極戦バージョン」です。7月25日のワンダーフェスティバル2010夏(幕張メッセ)にて先行発売、翌日26日より電話にて通販の受付けを開始致します。たくさんの皆さんのお求めをお待ちしております。

G メモリーズセレクション
「ファイナルゴジラ 南極戦バージョン」

●ソフトビニール製
●全高約17cm ノンスケール ディフォルメタイプ
●価格 4620円(税込)
●発売日 2010年7月25日ワンダーフェスティバル2010夏にて先行発売
 4月26日電話にて通販受付け開始
●登場作品 東宝映画『ゴジラ ファイナルウォーズ』2004年作品
 (C)2004 TOHO PICTURES INC.
 TM&(C)2004,2010 TOHO CO.,LTD.


 今年4月に発売した「ファイナルゴジラ エリアGバージョン」(好評発売中!!)は、南極でのエリアGの氷の中に眠るゴジラをイメージしたものでした。今回発売する「南極戦バージョン」は、ストーリー上、その前後の南極の地上でのゴジラです。
 劇中でゴジラは2度に渡って南極を舞台に戦いを繰り広げています。この時のゴジラをイメージしたのが今回の商品です。

 物語は南極におけるゴジラと旧轟天号との戦いから始まります。極寒の南極、吹雪が吹き付ける中、人類はゴジラに追い込まれピンチに陥ります。その時、地震が発生し、氷の地割れが起こってゴジラは身動きが取れず、なおかつ旧轟天号の機転で頭上の氷山の巨大な破片が覆いかぶさっていきます。ゴジラはそのまま氷の中に閉じ込められてしまうのです。
 エリアGとして管理されていた氷の中にいたゴジラは、X星人の侵攻のための切り札として新轟天号によって復活させられます。再び南極地上に姿を表わしたゴジラ。待ち受けるのはガイガン。これが南極での2度目の戦いです。雪や氷の破片が飛び散る中、圧倒的な破壊力でゴジラはガイガンを倒します。
 今回の商品は、これら南極でのゴジラをイメージすべく、ディフォルメならではのイメージカラーとして配色しました。
 成型色はやや濃いめのグレー。全体的にライトパープル(藤色に近い薄めの紫)を塗装スプレーし、部分的に雪や凍った箇所をイメージすべくツヤ消しのホワイトをフラットにスプレーしています。劇中シーンでは背景が暗いのですが、ゴジラそのものは雪の中での戦いという事で、冷たい感じの表現ながら明るく仕上げています。ツメ、キバ、背びれはシンプルにホワイトで塗装しています。目は黒とメタリックオレンジです。
 シブさをも感じさせる明るめの紫色のファイナルゴジラというのは新鮮でありながらも、南極での激しい戦いのゴジラをイメージさせると考えます。

 もちろん今回の商品も、これまでのシリーズで発売したゴジラ同様、その怪獣の持つ個性を強調する羽沢組ならではのディフォルメタッチでアレンジし、「Gメモリーズセレクション」のテーマでもある「カッコかわいく」から外れる事ないようなバランスで造型、配色して遊べるソフビとして制作するものです。
 7月25日開催のワンダーフェスティバルで先行発売、翌日昼12時より電話にて通販の受付けを開始致します。
 たくさんの皆様のお求めをお待ちしております。

 可能であれば、7月4日のスーパーフェスティバル53(東京・科学技術館)でサンプルを展示致します。スーフェスに行かれる方はぜひご覧下さい。

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ゴジラVSメカキングギドラ

2010年06月22日 | Gフォトギャラリー


 新宿でのゴジラとメカキングギドラの激闘はクライマックス!
 メカキングギドラから発射された拘束装置で身動きができないゴジラ!!
 強力な電撃が走り、ゴジラを苦しめる!!

 7月4・5日発売予定の「ギドゴジ 電撃拘束バージョン」を使用した『ゴジラVSキングギドラ』の劇中イメージです。
 おそらく今まで作ったイメージ画像で、一番時間がかかったかもしれません(泣)。

 商品にもれなくついてくるGMSカードはこれを元にデザインする予定です。お楽しみに。

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キングギドラを撃退!!

2010年06月21日 | Gフォトギャラリー


 北海道での2大怪獣の激闘!
 ゴジラの熱線がキングギドラの中央の首を直撃!!
 キングギドラの体内の金粉が辺り一面を覆った。
 中央の首を失ったキングギドラはついにゴジラの前に倒された!!

 7月4・5日発売予定の「ギドゴジ ギドラ激戦バージョン」を使用した『ゴジラVSキングギドラ』の劇中イメージです。
 商品にもれなくついてくるGMSカードはこれを元にデザインする予定です。お楽しみに。

(2011.3.12更新)
「ギドゴジ ギドラ撃退バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その189

2010年06月19日 | 制作裏話


PART.5 お求めいただいて……
■課題とお客様方からの声
 この「モスゴジ」の第1弾カラーとなる「スタンダードカラー」は、劇中スーツのカラーリングをイメージしたものとして発売しました。
 当初の予定としては、2009年夏のワンフェスから発売したかったのですが、「決戦ゴジラ」の制作と同時進行のため遅れてしまったためと、ワンフェスそのものがこの年から8月から7月に変わってしまったため、スケジュール調整がうまくできませんでした。前のスーフェスとの兼ね合いもあって、ワンフェス発売は間に合いませんでした。
 そのため、通販先行と言う形で発売する事にした商品です。
 サンプルだけはどうにかギリギリ間に合い、ワンフェスでは通販予約を受け付ける事ができたのですが、PRの不足は残念な所でした。告知はと言うと一部の雑誌に原型写真を掲載していただいた程度で、あとはここでお知らせしたぐらいでした。
 ワンフェスは、この時から会場が東京ビッグサイトから幕張メッセに変わったため、遠くなると言う事で一部の常連のお客様達のお姿が見えませんでした。当サイトや雑誌の情報をマメにチェックする事のない方々(弊社配付のチラシを頼りに購入されているらしいです)は、その次の秋のスーフェスにいらして、その時初めて「モスゴジ作ったんですねー!」と知る方も何人かいらっしゃいました。
 PR、スケジュール調整では、まだまだ課題の多いのだと実感しました。

 それでもイベントにいらして見ていただく方やいつも通販でお求めいただいている皆様方からは、購入・電話申し込みの際に「待ってました!」のお言葉をたくさんいただきました。
 あー、やっぱり皆さん待ってて下さったんだ……と感謝、感謝です。そしてモスゴジが好きな人はやはり多いんだなぁと感じました。
 イベントでお会いする皆さんとはいろいろお話させていただく事も多いのですが、この時は電話で通販申し込みをされる方々ともいつもより多くゴジラの話をする事もあったほどです。
 そしてお求めいただいた後もお誉めのお言葉をいただきました。ありがとうございました。

 私自身、標準的な「均整の取れたスリムでかっこいいモスゴジ」ではなく、劇中で暴れるゴジラのように「やんちゃに見える悪役のモスゴジ」がほしかったし、「カッコかわいい」の中でそれを目指して作りました。
 人気のゴジラですから、完成度を見る目もいつもより厳しいと思っていたので、どこまでゴジラが大好きな皆さんに受け入れられるかは不安でしたが、皆さんのお声を聞いて安心しました。
 皆さんに喜んでいただいて嬉しい事は嬉しいのですが、「モスゴジ」というプレッシャーから解放された安心感の方が大きかったゴジラでした。

「モスゴジ スタンダードカラー」現在発売中です。残り後わずかとなっておりますので、お求めはお早めに!

(2010.7.5更新)
「モスゴジ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その188

2010年06月18日 | 制作裏話


PART.4 エピソード



■原型制作時のいろいろ
 今日は原型制作時で一番印象に残っているエピソードを3つほど。

 この「モスゴジ」では、頭部パーツを2度やり直しました。7~8割できていながら気に入らずにゼロからやり直したりもしました。
 私の場合、他のゴジラを作る時では、集中し過ぎるとリアルになりがちなのが癖のようですが、なぜか「モスゴジ」を作る時はかわいい顔(二枚目の顔?)になりやすいようです。劇中の雰囲気に近づけたいので少しでも根性悪そうな(笑)悪役顔にしたいのですが(人間やモスラ目線で物語を見ればゴジラは悪者ですから)、「カッコかわいく」で作っていくと「モスゴジ」はかわいく作りやすい顔立ちのゴジラのようです。

 手首のパーツは「こだわり」でも書きましたが、腕とは別パーツで作っています。
「モスゴジ」で一番イメージされる劇中のポーズ、指を開き気味の「前ならえ」のような腕にするためです。20センチ以上のレトロタイプのスタンダードサイズソフビでしたら、腕と手首から先を離さなくてもある程度は成型上抜けると思いますが、Gメモリーズセレクションのサイズではどうしても無理のようです。このサイズでは気泡が出やすいし、ソフビには当然厚みが必要ですから、型から抜く時に引っ掛かってしまいがちなのです。角度もギリギリですし。
 初めからそうだろうなぁとは思っていたのですが、何か方法はないものか(せこい話ですが型代の節約を考えてしまいました)と、最初は腕に手首をつけたままワックス原型を作って金型屋さんに相談してみました。
「無理!」即答でした。………やっぱりです。
 素直に分割して作り直したのでした。

 どっしり構えてガニ股の「キンゴジ」に比べて、「モスゴジ」はゴジラの中でも姿勢が良い方です。ガニ股でいるシーンがほとんどありません。
 足の付け根の角度のせいもあって、フィギュア(特に特徴を強調して似ている事が前提のGメモリーズのようなディフォルメタイプ)にする場合は、股の幅は「モスゴジ」の場合は狭くする方が似合います。
 しかし、ソフビにはかん着(可動できるパーツの接合部分)が必要なので、お腹の内部に足パーツのかん着部分が入る事を考えて作らなければなりません。
 気がつかれている方もいらっしゃるかもしれませんが、Gメモリーズのゴジラ達はこの股幅はいつもギリギリのサイズで作っています。大きいサイズのソフビでしたら何も気にしなくてもいい要素でしよう。ですからある意味、作りたい姿勢やポーズを実現するため毎回挑戦なのです。
 この「モスゴジ」の場合、かなり股幅が狭いゴジラなので、どこまで可能なのか限界まで挑むしかないと覚悟していました。
 これまた金型屋さんに相談したところ、最初に作ったものは「ギリギリアウト!」。
 粘土原型からやり直したい所でしたが、時間の都合でワックス原型を作ってからワックスを重ねて削っての繰り返し作業で調整です。
 微妙な差ですが、股幅は約4ミリ程広げました。つまり粘土原型状態の時は実はもっと足と足の間は狭かったのでした。

(2010.7.5更新)
「モスゴジ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その187

2010年06月17日 | 制作裏話


PART.3 たくさんのプレッシャー
■やんちゃで悪役の「モスゴジ」に!
 今だから言える話ですが、原型制作時には本当はこれまでに感じた事のないプレッシャーはありました。

 それまで思っていた「モスゴジ」への先入観や他から知らずして受けていた影響を完全にリセットする事。前回はガレージキットとは言え2度目の造形なので当然比較されるだろう事。作ろうと思っている「モスゴジ」のポーズを立体化するためのたくさんのこだわり(この中身については、前に書いた「こだわり」をご覧下さい)。そして何よりも多くの皆さんからいただいたリクエストである事……です。
 大袈裟に言うほど毎回たくさん生産しているわけではないのですが、それでも人気のゴジラですし、私自身も大好きなゴジラなので、しっかり後悔のないように作りたいと思うのです。

 しかし、これらのプレッシャーは、ある意味幸せな事だとも感じるのです。
 これまで数多くのフィギュアとしての商品が存在する「モスゴジ」ですから、弊社としては今までにない、こだわりにこだわった「カッコかわいいモスゴジを作るぞ!!」という気持ちになりましたから。
 生意気な言い方になりますが、他の方にはなかなか経験できる事ではないでしょうから、そういうプレッシャーを感じながらゴジラ商品を作り、販売できる場がある事にありがたい事だと思っています。
 今にして思えば、むしろそのプレッシャーを楽しみながら作っていたのかもしれません。

 一部原型をやり直したり、ワックス原型の段階で大きな修正があったりと造形的に決して楽と言うわけではありませんでしたし、「決戦ゴジラ」と同時進行でしたから(この辺の裏話は後日また改めて……)スケジュール調整も難しかった事は確かです。
 それでもある程度は自分の思っていた「モスゴジ」にできたのかな……と思っています。

 私が思う弊社で作りたかった「モスゴジ」像。これは改めてそれまで感じていた先入観や他からの影響をリセットした上で思った事です。
 似ている事は絶対条件ですが、整った顔や均整の取れた体型は重視しない事。それでいて不細工にはならないように、「モスゴジ」としてのパランスは絶対になくさない事。「カッコかわいい」悪役に見える事。モスラをいじめた雰囲気を思い出させるようなやんちゃに見える事。一見スリムに見えても実際はそうではない事。
 そんな「モスゴジ」にしたつもりですが、皆さんから見ていかがでしたでしょうか!?

(2010.7.5更新)
「モスゴジ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その186

2010年06月16日 | 制作裏話


PART.2「モスゴジ」の造形的イメージ(2)



■「モスゴジ」への印象をリセット
「モスゴジ」はパッと見の印象とは違い、実際のスーツは全体的にスリムでもなければ、顔や各パーツが小さいわけではありません。
 これらについては「こだわり」でもいくつか書きましたが、補足的にまとめてみます。

 理由はいくつかありますが、その最もたるものとしては「キンゴジ」との比較でしょう。お腹回りや足や手の太さ等、実はさほど太さと言う点だけに限るとあまり違いがありません。
 頭部が小さく思われがちですが、原因は劇中スーツの造りの違いです。スーツの中に入っている人間の頭の位置でわかりますが、「モスゴジ」の方が頭半分以上高い位置に配置されています。つまりゴジラとして首が「モスゴジ」の方が長いわけです。実際にスーツ自体を並べて比べた写真はありませんが、書籍等で見られる当時の撮影風景時のスナップ写真で見ると、一緒に写っているスタッフ(人間)との比較でよくわかります。結論から言うとスーツ自体「モスゴジ」の方が「キンゴジ」より頭ひとつ大きいわけです。
 付け加えるとしたら、頭部そのものは、むしろ「モスゴジ」の方がやや大きく厚みがあるのです。
 さらに足の付け根の角度の違いで「キンゴジ」より足が長く見えてしまっている事も上げられます。当然足が長く見える方がスリムと錯覚させるわけです。
「キンゴジ」との比較で大きく目立つのは、足の形。さほど太さ的に変わりがないのに「キンゴジ」の方が太く見えがちな造形です(特に太ももから膝にかけて)。さらには手首から先の大きさになると、これはあきらかに「キンゴジ」の方が大きく作られています。これらから見ても「キンゴジ」の方がぽっちゃりして見えてしまうのです。
 比較と言う点での総括をすると、各部の造形、全体のパランスで錯覚して「モスゴジ」の方がスリムに見えてしまっていると言う事がわかるのです。

 そして印象としてそう見えるので、過去に「モスゴジ」フィギュアを発売された各メーカーさんも同社発売の「キンゴジ」等と比べて「モスゴジ」をスリムがちに作ってしまわれるのでしょう。(あえてそうされた所もあるでしょうし、知らずしてそうなってしまった所もあるでしょう。)

 弊社で「モスゴジ」を作る際に、これらにいつの間にか影響されていた自分に気がつきました。ちょっとびっくりです。
 ですから原型制作時には、他社製品は一切見ないようにしたのです。そしてこれまで持っていた「モスゴジ」への印象を完全にリセットしてから作ろう、自分の目で見た資料や映像だけに集中しようと決めてから始めたのです。当然、弊社が発売したガレージキットの「モスゴジ」ですら、原型どころか商品完成まで一切見なかったのです。

(2010.7.5更新)
「モスゴジ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。

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ソフビ制作裏話 その185

2010年06月15日 | 制作裏話


PART.1「モスゴジ」の造形的イメージ(1)


 今日から昨年9月に発売を開始した「モスゴジ スタンダードカラー」の制作裏話を書きます。
 商品の詳細、こだわった所につきましては、2009年8月24~30日にここで書いた「こだわり」をご覧下さい。
 なお、商品は現在も発売中ですが、あとわずかでなくなりますのでご注意下さい。


■「モスゴジ」に対して思っていた印象
 この「スタンダードカラー」は、新規造形として制作した「モスゴジ」の第1弾カラーです。
 まずは配色の前の造形についての制作当時の話をします。

 前にも書きましたが、これを発売するまでの2~3年、皆様から最も多く商品化のリクエストをいただいていたのが「初代ゴジラ」と「モスゴジ」でした。
 人気のゴジラですし、個人的にも思い入れの強いゴジラですので、もっと腕を磨いて経験を積んでからと考えておりました。ですから「いずれ必ず作ります」と言い続けてきたのですが、あまりにも待たせ過ぎるのも申し訳ないし、リクエストをいただくと言う事は多少なりとも期待されていると言う事ですから、ありがたく思わずにはいられません。そろそろどちらか作るべきだと判断して「モスゴジ」を作る事にしたのです。(先にやりたい企画がいくつかありますので「初代ゴジラ」はもうちょっとお時間を下さい。ほんっっっとにいつか必ず作りますから。)

 いざ作る事にした「モスゴジ」。先入観をなくすために、なるべく他社さんの完成品ソフビを見ないようにするのは当然ですが、いつものように事前に集めた必要な資料や何度か確認した映像での判断を優先しようと思いました。弊社では一度ガレージキットで作っていますので、いつもより悩んだりする事はないだろうと思っていました。
 ところがちょっと甘かったようです。

 私だけなのかもしれませんが、「モスゴジ」の体型バランスや造形の詳細を調べれば調べる程、今まで思っていた「モスゴジ」への印象に変化があったのです。
 1.他のゴジラと比較してボディがスリム
 2.頭部が小さく、愛嬌のある顔
 3.足がやや長め
 4.尻尾が細め……等
 これらの印象を少なからずとも感じていた自分に気がつきました。そしてこれらは全部間違いである事を改めて実感。
 理由はすぐわかりました。私自身、コレクターでもあるのでこれまでいくつかソフビをはじめとする他社さんの「モスゴジ」フィギュアを集めてきましたが、いつのまにかその印象の影響を受けて、そのように作られている(全てではありませんが)「モスゴジ」のイメージをインスパイアされていたのです。

 続きはまた明日。

(2010.7.5更新)
「モスゴジ スタンダードカラー」は完売致しました。ありがとうございました。

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