Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その207

2010年10月30日 | 制作裏話


Part.3「A作戦」と「B作戦」


▲「モスゴジ 電撃B作戦バージョン」

■ゴジラのダメージの違いを表現
 皆さんご承知の通り、劇中での防衛隊の放電攻撃は2パターンありました。「A作戦」と「B作戦」です。
「A作戦」は、進撃を続けるゴジラに対して三千万ボルトの強力な電流を放射し、苦しめる作戦。A作戦地区で高圧電流を流されたゴジラは、青白い電流がゴジラの体内を流れ、ダメージを受けます。
 続いて「B作戦」。「A作戦」を振り切ったゴジラは、B作戦地区に誘導されて空から帯電ネットをゴジラにかぶせられ、強力な放電攻撃を浴びせられます。鉄塔から放射される高圧電流にゴジラはダメージを受け、全身に白い放電が走ります。

 当初、両方のイメージを掛け合わせたバージョンとして1つの種類も考えました。シーンとしては続くものですし、ゴジラの受けるダメージも近いものがあるからです。
 結果的に2つのバージョンとして区別化して制作したのですが、決め手となったのはゴジラの受けた電流の描写の違いです。劇中ではきちんと色や電気の流れる表現に違いが見られるからです。当時の光学作画の方の技術の高さがわかるものです。ファンとしてはこの違いを見過ごす訳にはいきません。
 マニアックと言われてもやはりその違いは出したいし、こういう展開をあえてしようというメーカーはきっと弊社ぐらいでしょう。お客様の反応がどう出るのかという不安はありましたが、商品ではあえて近い配色でありながらもそれぞれの表現をしつつ別のものとして商品化する事にしました。

 両商品の具体的な配色の詳細やその意図等は前に「こだわり」で書きましたので、ここでは割愛させていただきますが、続くシーンの表現である事、それぞれの放電攻撃を表現すべく一部だけの塗装で差を付ける事、モールで放電ダメージの違いの表現をする事で区別化し、違う「モスゴジ」として作った訳です。

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ソフビ制作裏話 その206

2010年10月29日 | 制作裏話


Part.2 成型色の選択理由


▲「モスゴジ 電撃A作戦バージョン」

■グリーン系クリアで明るく「モスゴジ」らしく
 放電攻撃を受けてのしびれや発光状態のゴジラの表現、なおかつ新春の商品らしく明るい仕上がりにしたいという意図で企画したのですが、できればあまりこれまで「モスゴジ」ソフビで見られないような色にしたいと考えました。
 単純に明るい配色の「モスゴジ」という事でしたら、これまで他社さんのレトロソフビではライトブルーや水色、ライトグリーン等多彩に渡って存在します。
 同じような色の商品にしたくないという思いもありますが、劇中シチュエーションをイメージしたカラーやゴジラファンの皆さんが抱いているイメージカラーでいこうと言う弊社の「モスゴジ」でのコンセプトを考えれば、そういったレトロタイプで見られるような明るい配色のものはできません(この時だけに限らず今後もそのつもりです)。
 ましてや放電攻撃でのダメージのゴジラですから、それを思わせる配色にすべく、ラメ入りのクリア系の成型にモールと言う弊社ならではの仕様をチョイスしました。

 この時の時点で発売していた「モスゴジ」のバージョンは「スタンダードカラー」と「ブルーグリーン」です。この2つの色ともできれば近くしたくなかったので、皆さんからいただいていた「モスゴジでイメージする色」の意見の中には比較的多くあったグリーン系にしようと決めました。
 同じクリア系のグリーンでは、他の商品で使った事がありますが、この時は色もライムグリーンに近い、今まで弊社では使った事のない色にしました。グリーン系の中でこの時のシチュエーションの「モスゴジ」に一番合うだろうという判断です。
 もちろんモール内蔵も前提としていましたので、入れるモールとのバランスも考慮してのチョイスです。

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ソフビ制作裏話 その205

2010年10月28日 | 制作裏話


Part.1 福袋での発売理由



 今日から、今年1月に発売した「モスゴジ 電撃A作戦バージョン」「モスゴジ 電撃B作戦バージョン」(いずれも完売)の制作裏話を書きます。どちらの商品も「新春ゴジラ福袋2010」に在中していた商品で、単品販売のものではありませんでした。
 これらの詳細は2009年12月8日の記事、同年12月21~23日の「こだわり」をご覧ください。


■新春らしく明るい「モスゴジ」に!
 昨年から「モスゴジ」を発売し、おかげさまで多くの皆様に好評をいただいております。
 前にも書きましたように「モスゴジ」のカラーバリエーション案は、劇中シチュエーションをイメージしたカラーと、ゴジラファンの皆さんが抱いているイメージカラーのパターンで展開していこうと考えております。人気のゴジラのせいか、どちらのパターンも他のゴジラに比べて豊富にアイディアが存在するゴジラです。
 最初に発売して好評をいただいてきたので、皆様に喜んでいただけるのではないかと考え、早くから「次の福袋ではモスゴジでいこう」と決めていました。

 何が何でもという訳ではありませんが、福袋ではシークレット以外の公表する商品はなるべく明るい色の商品にしたいと思っています。新春らしくおめでたい感じが少しでもあればという思いです。
 新年早々、その年の弊社商品の最初のものですから、暗くて地味なものよりも明るい方が作っていても気分が違います。以前の福袋でも基本的にはそうしてきました。

 そして今回の「モスゴジ」ではどうするか……。カラバリのアイディアは比較的多く考えられるゴジラではありますが、全体的に地味な色の案の方が多いのです。その中でも特に明るい感じの表現になるものはないかと検討し、決めたのが劇中にあった防衛隊の2つの電撃攻撃のシーンです。
 放電を中心とした「A作戦」と「B作戦」によって体内に高圧電流が流れるゴジラをイメージして、そのダメージだったり発光を表現する事で、明るい感じの「モスゴジ」になると考えました。
 とにかく暗いイメージにはしたくなかったので、ネーミングでも冗談で「電気びりびりバージョン」とか「しびれちゃったバージョン」とか考えたぐらいです(笑)。

 もし「モスゴジ」を福袋に入れる事を前提としなかったら、発売の時期はもっと後だったかもしれません。

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キングギドラのシェー!

2010年10月27日 | お遊びイラスト
 キングギドラだってやればできる!?


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マンダ対ツカイツリー?

2010年10月26日 | お遊びイラスト
 日々大きくなっていく建設中の東京スカイツリー。
 大きいの高さだけではありません。下層部の太さも実はかなりのものです。一番太い下の部分の外周は190m近くにもなります。



 全長150mのマンダですら届きません。残念!!

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幼虫のサイズ

2010年10月25日 | お遊びイラスト


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バラゴンって……

2010年10月23日 | お遊びイラスト


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でかい顔

2010年10月22日 | お遊びイラスト


 昨日あんな事を書くと、すぐこういうのを書きたくなる私です。

 ヘドラってどこからどこまでが顔なんでしょう!?

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ゴジラの仕事 その2

2010年10月21日 | 代表羽沢のG雑感
「ゴジラ」はイラストやマンガも楽しい!

 続きです。
 昨日書いたように、弊社ではイラストや漫画の依頼も基本的に何でも承ります。主に担当するのは私だけですが。

 完全にスクラップしていないので、今までいくつ書いたのかすら覚えていないほど、イラスト、挿絵、似顔絵等はたくさんいろんな所で書かせていただきました。
 一番多いのは、デザインと平行して引き受ける事の多いゲーム関連の雑誌、書籍でのイラストの仕事です。キャラクターやアイテム、MAP等、そのゲームやジャンルに応じて細密にリアルに書く物もあれば、漫画的に親しみやすく砕けた感じて書く物もあり、同一人物が書いたのが不思議がられる事も多々あります。ゲームの攻略本やムック等では、1冊の中で100~200点ぐらいイラストを書いた事も何度かあります。
 ゲーム以外でもスポーツ関係(一番多いのはプロレスかも?)、メーカーの取説用の挿絵、某アニメ関係、いろんなジャンルのコラムの挿絵、風俗誌等いろいろ。マンガっぽいのから似顔絵まで内容も様々。雑誌以外にもパンフレット、チラシ……とあげればキリがありません。
 ゴジラのイラスト(ギャグっぽくですが)もちょこっとだけゲームの攻略本用に書いた事があります。本はもらえなかったし、コピーも取ってないので、今はどんな物だったかよく覚えていないのが残念です。書いていて楽しかったのだけは覚えています。

 マンガはたくさんではありませんが、こちらも場合に応じてタッチを変えて、いろんなジャンルで書かせていただきました。毎回断っちゃうのは、エッチなマンガ雑誌ぐらいです(そっちだけは苦手です…笑)。
 やっぱり多いのはゲーム関連。昔は解説本や攻略本の巻末等に登場キャラクターを使ったギャグマンガ等がよく載っているパターンが多くありましたが、その辺をいくつか任されたりしました(でも実はほとんどと言っていいほどゲームはやらないので、ゲームそのものは全くと言っていいほど詳しくはないのです)。
 ゲーム以外のジャンルでもいくつか書きましたが、シリアスも依頼があれば書きますが、個人的に楽しんで書けるのは4コマギャグです。某誌で連載していた時は楽しかったです。

 実はゴジラのマンガも一度書いています。持っている人は少ないと思いますが(笑)、93年に勁文社さんから発売された4コママンガのアンソロジーコミック。「4コマランドゴジラワールド」というタイトルで、数人の作家さんたちが東宝怪獣を使って書いた4コマギャグマンガを一冊にまとめた本です。
 内容? ずいぶん前なので恥ずかしくて見せられません。ネタ自体は今読んでもイケてると思うのですが、ネームのOKが出てから〆切りまで1日半しかないスケジュール(東宝さんチェックと編集のネタかぶりチェックのため)であわてて書いたので、絵のレベルがかなり悔いの残る物でしたので(笑)。どうしても知りたい方は、あちこちの古本屋さんを探してみて下さい。見つけたら奇跡です。
 でも当時、各書店のコミックス売り場に並んでいるのを見かけた時は照れくさかったです。

 機会があればまたゴジラ関連でイラストでもマンガでも書きたいものです。やっぱりゴジラは書くのも楽しいですから。



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ゴジラの仕事 その1

2010年10月20日 | 代表羽沢のG雑感
「ゴジラ」はデザインも楽しい!

 弊社はグラフィックデザインを業務として早、創業18年目に入っています。フィギュア制作・販売業務をスタートさせてからは6年。今は両業務で二足の草鞋を履き、なんとか続けております。

 グラフィックデザイン業務は基本的に何でも引き受けます。
 企業や大手出版社から小さな商店、個人からの依頼とこだわりは特にありません。ジャンルも規模も問いません。書籍、ロゴやマーク、パンフレット類、チラシ、ポスター、パッケージ……印刷物だけではなく、その日一日しか使わないポップまで何でもやります。予算の少ない個人の方にでもそれに応じた金額でどうにかやりくりしています。
 さらにはイラストや漫画まで、リアルタッチでもギャグ漫画でも似顔絵でもゲーム等ののMAP、取説等の挿絵、風景でも、絵を書く仕事もたいていの物は引き受けています。
 ですから今までいろいろな経験をさせていただいてきました。時にはデザインに加えて、ディスプレイまでする時がありました。グラフィックデザインとはいえ、「何でも屋」みたいな所があると思う時があります。何でも楽しくさせていただいています。
 弊社のゴジラソフビをお求め頂いている皆様の身近な所で言うと、商品ヘッダー、チラシ、Gメモリーズブログの告知部分やGフォトギャラリーのお遊び画像、プレゼントのポスター類、イベント出店の際のポップ類等……このぐらいでしたら楽しみながら「ちょちょいのちょい」で作ってしまいます。先日の「東宝ゴジラ会」のマーク等のようなデザインは、作業が楽しくてしょうがありません。

 創業から現在にかけて一番多いのは雑誌のページデザイン、レイアウトです。むしろ弊社のデザイン業務の中心でもあります。
 私個人、弊社を立ち上げる前は、某デザイン事務所で働いていました。そこはほとんどが雑誌の仕事。
 その頃から羽沢組初期のあたりとなると、ゴジラで言うとちょうど平成VSシリーズ、モスラシリーズ、ミレニアムシリーズ初期という事になります。多くのゴジラ関連商品が世に出ていた時期です。
 私が担当していた雑誌でゴジラ関連のページのデザインをしていた時が何度かありました。一番多かったのはゴジラのゲームの紹介記事や攻略記事です。当時はゴジラゲームでも複数のハードでありましたから。
 ゴジラとなるとさすがに燃えます。特に丸々一冊ゴジラゲームの攻略本を任された時は、ちょっと興奮しました。店頭に並んでいるのを見ると心の中でガッツポーズです。手間のかかるややこしいページでも楽しい物です。我ながらゴジラ愛のなせる事だと思ったりした物です。

 最近は、ゴジラの関連商品がかつてに比べて多いとは言えないので、なかなかデザインの仕事でゴジラ関する内容のものにめぐりあえません。
 自社商品では細かくいろいろやってはいますが、また雑誌や書籍、ムック本等デザインの仕事としてゴジラ関連をやってみたいなぁと思う今日この頃です。

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「特撮円谷組」出版記念パーティー

2010年10月19日 | ニュース


東宝特撮の重鎮の皆様が勢揃い!!

 10月17日「特撮円谷組 ゴジラと、東宝特撮にかけた青春」(洋泉社)出版記念パーティーが、東京新宿で開催されました。初期の東宝特撮に関わられた「東宝ゴジラ会」の重鎮の皆様をはじめ、映画関係社、出版関係者、一部ファンの方々を招いて盛大に開かれました。




▲上・「東宝ゴジラ会」の皆様。
下・円谷監督と一緒に、左から中野監督、ゴジラ、川北監督です。


 この日の主役は、かつて円谷監督の元、最初の『ゴジラ』をはじめとする日本の特撮映画の礎を築かれた関係者の皆様である「東宝ゴジラ会」の方々。この方々がいらっしゃったおかげで「ゴジラ」だけではなく日本の特撮があったと言っても過言ではありません。その方々が一同にお集りなだけではなく、後輩にあたるその後の特撮映画に関わられた関係者の皆様も多数いらっしゃって、会場ではどこを見てもビッグネームばかりという夢のようなパーティーでした。
 パーティーのプロデュースをされたのは川北紘一特技監督です。「東宝ゴジラ会」の中では一番後輩にあたる川北監督ですが、書籍の出版だけではなく、こうして皆さんが集まる機会を自ら企画されました。先輩にあたる方々への尊敬と感謝が強く感じられ、その皆さんからは、川北監督や中野昭慶監督をはじめとする一緒に盛り上げて下さっている方々への感謝もまた感じられる素晴らしい一日でした。
「東宝ゴジラ会」の方々をお迎えする川北監督を拝見して、映画作りの功績だけではなく、人間的にも本当に素晴らしいと改めて尊敬せずにいられません。
 そしてその場にいられた幸せを強く感じました。

 多くの方々のスピーチがあり、この日のための「東宝ゴジラ会」の方々の作品や撮影風景等をまとめた特別映像の上映、そして釈ゴジが会場内を闊歩します。ゴジラと中島春雄さんのツーショットは貴重です。ステージ上には等身大(?)の円谷監督も見守っています。合間には多くの方々が至る所で記念撮影やサインをされていて、とても内容が豊富で濃厚な時間でした。
 個人的にも多くの方々と挨拶、お話をさせていただき夢心地なひと時でした。

 今回弊社では川北監督監修の元、「東宝ゴジラ会」のマークのデザインをさせていただきました。ほんの少しばかりではありますが、お役に立てた事はとても光栄です。
 特別上映された映像のメインタイトルに、そのマークが使われるのは聞かされていなかったので、会場で見てかなりびっくりしました。感激以外の何者でもありません。川北監督には一生足を向けて寝られない羽沢組です。

 また、今回は川北監督のご好意で弊社の方からも一部ファンの方々を招待させていただきました。本当なら弊社商品をお求め頂いているたくさんの皆様にお声をかけたかった所ですが、今回は近郊にお住まいで長く弊社商品を続けて購入して下さり、日頃いろいろとご意見を下さっている一部の方々だけにお声をかけさせていただきました。お越しいただいた皆様がパーティーを楽しみ、喜んで下さり、こちらとしても嬉しく思います。
 今後このような機会があるかどうかはわかりませんが、もしありましたらこれからも羽沢組商品を愛して下さる皆様に少しでも喜んでいただけるよう努力したいと思います。

 余談ですが、最後の飯塚定雄様(円谷組で特殊美術、光学作画等をされた方)の直筆イラストプレゼントをめぐってのじゃんけん大会。最後まで勝ち残ってごめんなさい。大切に保管させていただきます。

 川北監督、関係者の皆様、パーティー開催のためにご尽力されたスタッフの皆様、素晴らしい時間と機会をありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

▲弊社デザインの「東宝ゴジラ会」マークです。無断使用はだめです。

(写真協力/橋本貴之様。ありがとうございました。)

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リクエストをいただいて その2

2010年10月18日 | 代表羽沢のG雑感
敵怪獣についてのリクエスト

 前回の続きで、今日はゴジラ以外の敵怪獣についていただいたリクエストについて。

 敵怪獣、対戦怪獣でのリクエストとなると皆さんそれぞれに好みの違いが多く、種類はたくさんいただいております。
 いずれもお一人、少数のご意見ですが、バラゴン、成虫モスラ、エビラ、ガイガン、メカゴジラ、平成キングギドラ、スペースゴジラ、デストロイア、ジラ(USAゴジラ?)、ファイナルガイガン等です。
 いずれも作ってみたい怪獣です。が、どうしてもゴジラ中心のGメモリーズセレクションなので、敵怪獣となると立て続けに作る事はできないと思いますし、間隔もかなり開く事になりますが、可能な限り実現したいとも思います。
 来年あたりにはこのうちのどれか1つを実現させたいと考えております。
 個人的な事で恐縮ですが、なかなかゴジラ以外の制作はモチベーションを保つのが難しいのですが、がんばって作りたいと思います。

 一番多いのは相変わらずヘドラです。造形意欲をかき立てられる怪獣である事は確かですし、いつか作りたいとも考えておりますが、今もまだまだ多くのメーカーさんが「これでもか!」と言うぐらいバリエーションを続けてらっしゃいます。ですから「最近すっかりヘドラの新商品が少なくなった(みかけなくなった)なぁ」という頃になりましたら、弊社なりの独自のアプローチで作ってみたいと思います。ですから当分先になりそうです。

 既存商品では「そろそろキングギドラの新規カラーも」というお声もいただいております。アイディアはあるのですが、塗装作業に通常のゴジラの倍ぐらい時間と手間がかかるので、余裕ができましたら…としか今は言えない状態です。ですから首を3本分長くしてお待ちくださいませ(笑)……ごめんなさい。

 あと、ゴジラ、敵怪獣問わずですが、スタンダードサイズ、さらに大きいサイズ、レトロタイプ造形、「リアル造形の羽沢組ゴジラ(敵怪獣)も見てみたい」というご意見もいただいた事もあります。
 どれもチャレンジしてみたい気持ちは強いのですが、今はまだこれらにかける予算と時間があるのであれば、Gメモリーズセレクションの方をもっと充実させたい気持ちの方が強いのです。Gメモリーズは企画自体もたくさん考えておりますし、日頃続けてお求めいただき、同サイズ、テイストの同じディフォルメを楽しみにして下さっている皆様のお気持ちの方を優先させたいと思っております。ですからGメモリーズの流れを壊さない余裕のある時に何かしらのチャレンジをしてみたいと思います。
 商品化するつもりのないのは、やはり他社さんとモロにかぶるような造形や形状・大きさです。理由はいろいろありますが、羽沢組らしく独自の路線は大事にしたいと思っております。

 中には「ちょっと難しいです」「それは作る気持ちはありません」等とお答えせざるを得ない場合もあるかとは思いますが、これからも懲りずにゴジラ、敵怪獣問わず、新規造形、既存商品の新規カラーでもご意見、リクエストがございましたらお気軽におっしゃっていただければ幸いです。
 どんなリクエストでもおっしゃっていただく事自体とてもありがたい事だと日頃思っております。
 毎回、毎回、皆さんのお声が本当に参考にも励みにもなっているのです。これからもよろしくお願いいたします。

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リクエストをいただいて その1

2010年10月16日 | 代表羽沢のG雑感
ゴジラについてのリクエスト

 通販購入のお電話の際、イベント出店の際にお越しいただいた皆様から、いつも変わらぬご意見、感想、リクエストをありがとうございます。
 今日は、ここ1年ぐらいでいただいているリクエストについていくつか。

 新規造形のゴジラで一番多くリクエストをいただくのは、今も変わらず「初代ゴジラ」です。
 弊社としてもいつか作りたいと思うゴジラですし、ソフビゴジラのシリーズを続けている以上作るべきゴジラであるとも考えております。
 以前にもここで書きましたが、いつというお約束はまだできませんが、必ず作りたいと思っております。その前にどうしても実現させたい企画がいくつかありますので、その後になります。もうしばらくお待ちください。
 他には逆襲ゴジラ、総進撃ゴジラ、74ゴジラ、84ゴジラ、釈ゴジ等のリクエストをいただきました。新規造形でのキンゴジ、デスゴジもほしいというご意見もいただいております。これらのゴジラにつきましても今後の企画検討の際に参考にさせていただきます。

 既存の造形ゴジラでのリクエストで一番多くいただいているのは、「デスゴジ」の新規カラー。
 既に弊社では17種のカラーバリエーション展開してきた商品ですが、相変わらずの人気で、特に今年に入ってからは「そろそろ新しいカラバリが欲しいです」「次はいつ頃するんですか」等いただいております。ここ1~2年で弊社商品をお求めいただくようになったお客様たちにとっては、過去のカラバリの再販の希望もいただいております。
 再販は難しいところですが、ちゃんと意味のあるシチュエーションをテーマとした新規カラーのアイディアはまだまだありますので、いずれまた「デスゴジ」は作りたいと思っております。が、他社さんで今、弊社で作った数など及びもつかないぐらい数えきれないほどの種類のカラバリ展開を続けてらっしゃいますし、まだまだこれからもたくさん続くようなので、その他各社の展開が落ち着いてからと思っています。
 他には「キンゴジ」「ビオゴジ」「GMKゴジラ」等の人気ゴジラの新規カラバリのリクエストをいただいております。他は未定ですが、「ビオゴジ」は来年1つは発売したいと考えております。

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G GRAPHIC GODZILLA'64

2010年10月15日 | Gフォトギャラリー


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ソフビ制作裏話 その204

2010年10月14日 | 制作裏話


Part.5 嬉しい事いろいろ



■関係者の方々にも見ていただきました
  この「三原山出現バージョン」は、幸運な事にいくつかの嬉しい事がありました。

 昨年、ゴジラVSシリーズ誕生20周年を記念して、全6作品の上映とスタッフ・キャストによるトークショーを内容とする「平成ゴジラ復活祭」が東京・銀座でありました。(詳細は記事カテゴリ内「ニュース」の2009年10月13日、11月14・17・24日、12月2・3日の記事をご覧ください。)
 担当者様と劇場のご好意でお声をかけていただき、この「三原山出現バージョン」が劇場内に展示されました。実際に映画で使用された小道具や資料等のそばに開催中ずっと飾っていただきました。「復活祭」自体が商品の発売前でしたので展示だけでしたが、来ていただいたお客様たちはもちろん、各日程で参加されたスタッフ・キャストの皆さんたちにも見ていただきました。
 飾っていただける事も見ていただける事も、弊社のソフビ商品としては初めての事ばかりでした。今まで知らなかったたくさんの人たち、ゴジラ作品関係者の方々にに弊社のソフビゴジラを知っていただけるのはいろんな意味でプラスになりますので嬉しい事でした。

 また20周年を記念した商品として作ったので、川北監督をはじめ、富山プロデューサー、大森監督、薩摩剣八郎氏にもこの「三原山出現バージョン」を受け取っていただいております。
『ゴジラVSビオランテ』に関わられたメインスタッフの皆様ですから、お持ちいただいてる事がとても嬉しい事です。それぞれからいただいたお言葉は宝物です。
「本物のゴジラ(映画)を作った人たちが、ウチが作ったこれを持っているんだなぁ」と思うと、「ビオゴジ」ソフビを作って良かったと今でも改めて思います。
 お求めいただいた皆様にとっても、メインスタッフの方々も持っている同じゴジラソフビだと思うと嬉しくなりません!?(そう思うのは私だけ!?)

 人気ゴジラの20周年記念という事と、いつもよりたくさんPRする機会があった事等から、この「三原山出現バージョン」は、普段の商品より数は多く販売しております。その分たくさんの皆様にお求めいただき、好評をいただきました。ありがとうございました。
 特に今までにないゴジラのカラーリング・配色によるシチュエーションの表現に喜んでいただき、感謝しております。
 たくさんいただいた感想はもちろん、こうしていろんなエピソードのあった商品です。今後の刺激にも励みにもなりました。ずっと思い出に残る商品となりました。

「ビオゴジ 三原山出現バージョン」は、現在発売中です。ご希望の方は弊社までお電話でお申し込みください。

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