Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

74ゴジラダークブルーのこだわり その5

2012年06月29日 | 新作商品情報


こだわり.5 もうすぐ発売

「74ゴジラ ダークブルー」はもうすぐ発売となります。ぜひ弊社の「メカゴジラ」と並べて楽しんでいただきたいと思います。



ぜひ弊社の「メカゴジラ」と並べて楽しんで下さい!!
 弊社商品だけではなく他社製品でも、塗装済み完成品のソフビゴジラでは、ブルー系の配色のものはたくさんあります。
 なるべく毎回、過去の弊社商品も含めて他にはない配色の組み合わせや色のバランスを考えて企画しています。今回は成型色もゴジラらしいモンスターブルーになったと思いますし(今後も他のゴジラで使っていきたい色です)、ぜひブルー系のゴジラたちをお持ちの方は見比べたりして、楽しんでいただければ嬉しく思います。

 もちろんメカゴジラと対戦したゴジラですから、弊社商品の「メカゴジラ」と並べるなり、戦わせる(?)なりしていただきたく思っております。そういう意味では、この「74ゴジラ」もまた「メカゴジラプロジェクト」の一部と言えるかもしれません。
 前回の「74ゴジラ ブラックバージョン」は、普段メカゴジラしか買わないというお客様の中でも「並べたくなったので」とお求めいただくことが何件かありました。ぜひ今回の「ダークブルー」でも並べていただきたいと思います。「ブラックバージョン」とはまた違った雰囲気を楽しんでいただけると思います。

 前回の「ブラックバージョン」は、「メガロゴジラ ブラックバージョン」同様に、中野昭慶特技監督、川北紘一特技監督にもお誉め頂き励みになりました。今回もそうおっしゃっていただけるようにという願いも込めております。
 70年代からゴジラが大好きになった皆様はもちろん、もっと先輩の方々や若いゴジラファンの皆様にもお求めいただきたいゴジラです。

「74ゴジラ ダークブルー」7月2日より通販電話受付開始です。
 たくさんの皆様のお申し込みをお待ちしております。


74ゴジラダークブルーのこだわり その4

2012年06月28日 | 新作商品情報


こだわり.4 細部の色

 今日は「74ゴジラ ダークブルー」の細部の色について。



一つ一つの色にこだわりました
 昨日までお伝えしてきたように、ボディ全体の色は、塗装部分も含めてモンスターブルーを基本としています。
 その他の部分につきましては、前回の「ブラックバージョン」とはイメージを変えて、あえて劇中スーツの色に近づけました。もちろんリアルになりすぎないように色そのものもボディの配色に合うようにバランスを考えてアレンジしております。

 背びれの部分ですが、劇中スーツは基本シルバーで塗装されていたと記録されています。が、映像で見る限りは撮影時のライティングや背景の明るさも加わってやや白っぽく見える場合が多々あります。夜のシーンも例外ではありません。そこで映像の色に近い方にすべく、メタリック部分をやや抑えて白みを加えたライトシルバーにしました。
 キバ、白目の部分は白に近いアイボリーです。
 ツメは劇中ではおそらく象牙色、もしくはクリーム色に近いアイボリー系と思われますが、ほとんど汚れた状態でしか映像では確認できません。前作のメガロゴジラからの流用と言う事もあって汚れが顕著に見られ、ほとんど薄茶色に見える場合が多々あります。きれいなスーツの状態というよりは、やはり映像で見られる色に近い方が、よりらしいと考え、ライトブラウンで仕上げています。
 尻尾裏の汚れ部分もツヤ消しでブラウン処理していますが、劇中の汚れた感じより少し赤みを加えました。ボディの青みのある感じに合わせるためです。

 これらの各色のバランスによって、どこかで見たような懐かしさを持ちつつも劇中スーツの雰囲気も表現できたと思います。他ではなかった配色のディフォルメ74ゴジラと自負しておりますので、ぜひ実物でご確認いただければ幸いです。

74ゴジラダークブルーのこだわり その3

2012年06月27日 | 新作商品情報


こだわり.3 モンスターブルー

 今日も「74ゴジラ ダークブルー」の配色について。成型色をモンスターブルーにする事で今までありそうでなかったゴジラソフビの色にしました。



ディフォルメゴジラソフビにはありそうでなかった色
 今回の「74ゴジラ ダークブルー」の基本色としたモンスターブルーという色。厳密にこういう色だという定義はありません。おそらくは塗料メーカーが作った造語と思われ、一般的には広く知られている色ではありません。
 ですからブルーの入ったダークグレーという大雑把なくくりでしかないと思われますので、弊社でもGメモリーズセレクションに合ったモンスターブルーを考えました。

 昨日でも書きましたように、この色は主にリアルなタイプの造形に使用される事が多い色です。Gメモリーズセレクションはあくまでもディフォルメタイプですので、これを使用する事でリアルな方向にならないようにという事が前提となります。
 ゴジラでリアルな塗装をされているガレージキット等の場合、全体の基本色は黒か黒に近いグレーにし、その上にスプレーやドライブラシでモンスターブルーを使用する方が多く見られます。今回の商品では逆の発想で、成型色そのものをモンスターブルーにし、その上に明るめのブルー系のグレーを塗装する事で表現する事にしました。今回の商品のために成型屋さんと相談して作っていただいた成型色です。
 細部(ツメや背びれ等)の塗装色次第では、ブルー系でありながらも劇中スーツの雰囲気を表現できると判断しましたし、それでいて暗くはにならずに「カッコかわいく」のディフォルメにぴったりと考えました。全体のバランスとしては「どこかで見たようなゴジラの色」の印象も持っていただけると思うのですが、よくよく見るとこれまでの塗装済み完成品のディフォルメゴジラソフビにはありそうでなかった色になったと感じていただけると思います。その点は他社製品も含めてぜひ比較していただければご理解いただけると思います。

74ゴジラダークブルーのこだわり その2

2012年06月26日 | 新作商品情報


こだわり.2 配色テーマ

 今日「74ゴジラ ダークブルー」の配色について。基本となる色は「モンスターブルー」。



懐かしさプラス劇中スーツの雰囲気
 今回の「74ゴジラ ダークブルー」の基本色としたモンスターブルーという色。厳密にこういう色という定義はありません。おそらくは塗料メーカーが作った造語と思われ、一般的には広く知られている色ではありません。
 ですからブルーの入ったダークグレーという大雑把なくくりでしかないと思われますので、弊社でもGメモリーズセレクションに合ったモンスターブルーを考えました。
 昨日でも書きましたように、この色は主にリアルなタイプの造形に使用される事が多い色です。Gメモリーズセレクションはあくまでもディフォルメタイプですので、これを使用する事でリアルな方向にならないようにという事が前提となります。

 ゴジラでリアルな塗装をされているガレージキット等の場合、全体の基本色は黒か黒に近いグレーにし、その上にスプレーやドライブラシでモンスターブルーを使用する方が多く見られます。今回の商品では逆の発想で、成型色そのものをモンスターブルーにし、その上に明るめのブルー系のグレーを塗装する事で表現する事にしました。
 細部(ツメや背びれ等)の塗装色次第では、ブルー系でありながらも劇中スーツの雰囲気を表現できると判断しましたし、それでいて暗くはにならずに「カッコかわいく」のディフォルメにぴったりと考えます。全体のバランスとしては「どこかで見たようなゴジラの色」の印象も持っていただけると思いつつも、これまでの塗装済み完成品のディフォルメゴジラソフビにはありそうでなかった色になったと考えます。他社製品も含めてぜひ比較していただければご理解いただけると思います。

74ゴジラダークブルーのこだわり その1

2012年06月25日 | 新作商品情報


こだわり.1 企画意図

 今日から7月2日発売予定の「74(ななよん)ゴジラ ダークブルー」の詳細、こだわった所について書きます。購入の検討にしていただければ幸いです。



「当時のゴジラってこんな感じの色だよなぁ」に!
 今回の商品は、2つめのカラーバリエーションとなる『ゴジラ対メカゴジラ』に登場したゴジラ「74ゴジラ」の新規カラーバージョンです。
 作品が公開された1970年代。この時代は、ゴジラ映画だけではなく、テレビではウルトラシリーズを初めとしていくつもの特撮ヒーロー、怪獣が数多く子供達の心をつかんでいました。怪獣ブームと言える時代でした。
 観客動員のための興行事情やそういったブームの中で、ゴジラもまた当時のヒーロー達と同様に正義の味方としてスクリーンで描かれていました。その中でも特にそれを強調していたのが「ガイガンゴジラ」「メガロゴジラ」「74ゴジラ」ではないでしょうか。
 怪獣ブームともなれば、映像面だけではなく、子供達が目にする玩具、文具、日用品、本やブロマイド等の印刷物にも数多くキャラクター達が登場します。ゴジラも例外ではありません。
 それらのグッズでは、明るい色や派手な色のヒーロー達とは違い、黒に近いグレーのゴジラは子供達に合わせるかのようにブルー系やグリーン系で人工彩色された写真やイラストで表現されていました。
 この「74ゴジラ ダークブルー」は、当時の日常の中のゴジラの色の印象を思い出させ「(実際は違えど)ゴジラってこんな感じの色だよなぁ」と思わせてしまうような、そういった雰囲気を持ちつつも、さらに欲張って映像の中の劇中スーツのイメージも兼ね備えた配色のゴジラとして企画したものです。

キングギドラ ライトゴールド

2012年06月23日 | 新作商品情報


キングギドラ
ライトゴールド


7月29日ワンフェスにて先行発売!!
7月30日通販受付開始!!


 ワンフェスからの新商品は、約4年ぶりの新規カラー、初代「キングギドラ」!! 明るめのゴールド塗装でカッコかわいく発売です。



 今回企画したのは、『三大怪獣 地球最大の決戦』に登場した初代「キングギドラ」。約4年ぶりの新規カラーバージョンです。
 キングギドラと言いますとゴジラの最大のライバルとしても知られていますが、デザイン的にも劇中の存在感という点でも今もなお多くのファンの印象に残り根強い人気があります。人気怪獣だけにこれまで数多い作品で見られ、昭和のゴジラシリーズだけでも4作品に登場しています。弊社の「キングギドラ」はその中でも、あくまで初代キングギドラの劇中で使用された着ぐるみスーツにこだわって「カッコかわいく」ディフォルメアレンジして商品化してきました。
 今回のカラーリングは、全身ゴールドで塗装したものになります。キングギドラと言えば全身ゴールドである事は言うまでもなく、弊社商品でも全身ゴールド塗装した「スタンダードカラー」は2008年2月に発売し、追加販売も含めて短期間に完売致しました。その後もお客様から多くの再販リクエストをいただいてき、ようやくゴールドカラーのキングギドラを改めて企画する事となりました。
 前回の「スタンダードカラー」は、劇中で見られる色を目指し、ムラのあるやや沈んだ感じのゴールドで商品化したのですが、今回の「ライトゴールド」はそれにこだわらずキングギドラ最大の特徴でもある全身ゴールドの輝きを強調すべく、全身を少量のシルバーを加えた明るめのライトゴールドで塗装しました。同じゴールド系でも全く別物の配色として区別化したカラーリングとなります。その分前回より可愛さや明るさを強調したキングギドラとなります。

 成型色は薄めのイエローですが、全体はライトゴールドでムラなく塗装するので元の成型色は隠れます。頭の毛の部分と尻尾の先のみブラウンゴールドでアクセントをつけ、目は劇中同様に赤となります。

 もちろん今回の商品も、これまでのシリーズで発売したゴジラ同様、その怪獣の持つ個性を強調する羽沢組ならではのディフォルメタッチでアレンジし、「Gメモリーズセレクション」のテーマでもある「カッコかわいく」から外れる事ないようなバランスで造型、配色して遊べるソフビとして制作するものです。

 この商品は、2012年7月29日開催のワンダーフェスティバルで先行発売し、翌30日昼12時より電話にて通販の受付、販売を開始する予定です。

データ
G メモリーズセレクション
「キングギドラ ライトゴールド」

●ソフトビニール製
●全高約21センチメートル
 ノンスケール ディフォルメタイプ
●発売日 2012年7月29日ワンダーフェスティバル2012夏にて先行発売
 7月30日通販電話受付開始
●価格 5460円(税込)
●登場作品 東宝映画『三大怪獣 地球最大の決戦』1964年作品
 ™&©1964,2012 TOHO CO.,LTD.

そフビ制作裏話 その294

2012年06月19日 | 制作裏話


Part.5 お客様の反応

 今日は「メカゴジラ ブラックバージョン」発売後の反応について。



■配色のアイディア、ご意見お願いします!!
 発売後はおかげさまで好評をいただき、感謝するとともに安心致しました。一番多かったお声としては「(ボディに塗装した色が)写真より全然いいですね」というご意見でした。嬉しかったのですが、本当ならこういう微妙な色の商品でもちゃんと事前に写真で伝えられてたらいいのです。写真撮影をもっと上手くならなきゃと反省しております。ある意味そういう部分では課題ですね。

 それと、発売前から「未塗装でもいいので黒のメカゴジラを!」「メカゴジラなら未塗装の黒いやつも!」というご意見がいくつかあり、「未塗装版メカゴジラ(黒成型)」も同時に少数発売致しました。メカゴジラが好きな方は、本当に「黒」が好きなんだなぁというのも実感。こういったパターンでのリクエストは今までなかったので勉強になりました。

 メカゴジラは、劇中イメージ、オリジナルイメージと、いろいろなパターンで配色のアイディアが出て、もっともっと展開したくなるキャラクターです。私自身も「ブラックバージョン」は、作っていて楽しい商品でした。
「メカゴジラ」自体、配色等のリクエストもいただく事の多いので、皆様に飽きられない程度にいくつかやってみたいと思います。もちろん今後も皆様のご意見はとても参考になりますので、商品化の際は「これなら東宝さんの許諾はOK」と言える範囲までのものは検討の余地があると思います。ぜひ幅広くお寄せ下さい。よろしくお願い致します。

「メカゴジラ ブラックバージョン」発売中です。ご希望の方は弊社までお電話にてお申し込み下さい。のこりあとわずかです。

完売情報

2012年06月18日 | ラスト1&完売情報


「メカゴジラ 変身バージョンセット」は完売致しました。ありがとうございました。
 再販・追加販売の予定はございません。ご了承下さい。
 同時に購入特典のポスタープレゼントも終了させていただきした。


 なお「メカゴジラ 変身バージョンセット」は、TOYFULさんのネットショップではまだ少数お求めできますので、ご希望の方は以下をご覧下さい。
http://item.rakuten.co.jp/toyful/c/0000000184/


そフビ制作裏話 その293

2012年06月18日 | 制作裏話


Part.4 ブラックイメージ

 今日は「ブラックイメージのメカゴジラ」としてのアイディアについて。



■ブラックイメージのメカゴジラ、いろいろ
 これまで「ガンメタブラック」塗装は、「GMKゴジラ」や「ファイナルゴジラ」等で行ってきました。「メカゴジラ ブラックバージョン」も含めて、それぞれ色の調合比はそのゴジラ、バージョンに合うように変えてあります。
 詳しい事は「こだわり」に書きましたので割愛しますが、この「メカゴジラ ブラックバージョン」は、金属感が出るように調整したつもりです。かなり黒に近くはなっていて、画像で見ると特にそう感じるのですが、地味な色合いに見えがちです。
 他社さんのブラックイメージのメカゴジラソフビがわりと明るめだったり、複数の色を使用し派手な感じでしたので、逆に渋い感じを目指してみました。ある意味表現しづらい微妙な色と言えます。この辺は画像で伝えられないのが残念なのですが、実物で感じていただきたいと思います。

 さらに、ブラックイメージでもっと明るい雰囲気を持った配色も考えてはいたので、それも商品化してみたかったのも事実。ダークグレーをベースにした物、カラフルなメタリックカラーの物……etc。
 特に個人的希望ですが、より鉄っぽさや金属感を出したバージョンも作ってみたいのですが(塗装済み完成品としてはありそうでなかったですよね!)、もう少しメカゴジラが好きな皆様のご意見を伺ってからと思っていますので、イベント時や電話注文の際等でかまいませんのでよろしくお願い致します。参考にさせていただいてから検討してみたいと思っています。
 こうしてブラックイメージというだけでも、いろいろな配色アイディアが考えられるのはメカゴジラの魅力でしょう。今でも考えるだけでもかなり楽しいです。

そフビ制作裏話 その292

2012年06月16日 | 制作裏話


Part.3 ガンメタブラック

 今日は「ブラックイメージのメカゴジラ」の塗装に使用した「ガンメタブラック」という色について。



■本当の「ガンメタブラック」って!?
 ブラックイメージのメカゴジラという事で、黒成型の全身に塗装する色をいろいろと考えたのは昨日書いた通りです。
 候補はいくつかあり、最終的には4~5種類ぐらいで悩みました。どれも捨てがたく、本音を言えばその中から複数の種類を発売したいぐらいでした。コストや時間、お客様の懐事情等を考えるとやはり時期的には1種類に絞らざるを得ません。

 結果としてガンメタブラックをベースとした配色をチョイスしたのですが、一番の決め手となったのは、これまでありそうでなかったソフビメカゴジラの色になると判断したからです。確かにこれまで他社さんの塗装済み完成品メカゴジラソフビで「ガンメタブラック塗装」とうたって発売された物はいくつかありましたが、いずれも黒成型にシルバー、またはほとんどシルバーに近いメタリックカラーを部分的にスプレーしている物だけでした。
 とは言え、「ガンメタ(ガンメタリック)は絶対的にこの色である」という定義は実はないのです。名前の由来も調べてみると諸説あります。「黒に近いグレー」という人もいれば「黒のメタリック」という人もいます。それらに少しだけ「青が入っている」とか「緑が入っている」とか、色に関わる仕事をしている人でも判断は分かれます。(もちろん「シルバーという人はいません」)
 デザインの仕事もしているので、日頃から職業柄一般に言われる色の名前にはこだわる事にしていますから、曖昧な色の名前の表現は基本的に避けるようにはしているのです。それでも模型好きの方やフィギュアコレクターにとって「ガンメタブラック」というのは聞き慣れた色名ですし、模型等の塗料、自動車の塗装色等では、大まかなくくりで「黒に近いメタリックブラック」がそう呼ばれている事が実に多くあります。
 ですからこの「ブラックバージョン」で使用する「ガンメタブラック」も弊社の判断で作った、いわゆる「黒に近いメタリックブラック」なのです。

そフビ制作裏話 その291

2012年06月15日 | 制作裏話


Part.2 配色について

 今日は「ブラックイメージのメカゴジラ」にするための配色について。



■黒いメカゴジラの配色パターンは無限!?
 ブラックイメージのメカゴジラを考えた時に、配色のアイディアはいろいろありました。
 元々劇中に黒いメカゴジラは登場しませんから、自由に展開を考えられます。ある意味オリジナルカラーメカゴジラにできる訳です。
 メタリック系のカラーをボディにスプレーするにしても、いろいろな色が似合うキャラクターでもあります。商品では結果的に、ガンメタブラックをスプレーしていますが、この色にしてもほんの少し他の色を混ぜたりする事で違った印象の色になります。ブルー、グリーン、レッド、ゴールド……etc、個人的な感想かもしれませんがどれも似合うと思うのです。
 メタリック系じゃないにしても、ツヤ消しで黒に近いダークグレーを部分的に吹いても「鉄」っぽくなってカッコいいと思います。そのダークグレーすらほんの少し他の色を混ぜる事でまた印象が違ってくるのです。
 単純に「黒いメカゴジラ」と言えど、配色の候補は無限と言っていい程あります。ゴジラ等の配色検討では、なかなかなかった嬉しい悩みです。「どういう風にしようか…」と決め兼ねている時でも楽しい時間でもあります。
 まず一番先に思ったのは、他社さんの商品ではやらなかった色にしたいという事です。全ての他社さんの黒イメージのメカゴジラソフビを持っている訳ではありませんし、全ての存在を把握している自信もありませんが、知る限りは同じ配色は避けましたし、意識的に近い雰囲気にならないようにしたつもりです。