お茶の大和 ティータイム

大地からの贈り物“お茶”で素敵なティータイム

はぎれ

2007年06月11日 | 茶話(さわ)

 母が他界してもう9年になる。私は両親にとって生まれて来るはずのない子で、孫のような存在。
 その母が92歳で他界したとき残した着物がまだ箪笥ひとさお分残っている。捨てようとすると皆で「もったいない」と言う。それじゃあ売れるかというと、首をひねられる。結局、解いて“端切れ”にすることにした。
 昨日暇を見て解き始めたら、すぐに後悔し始めた。遊びにこられたお客さんが、手伝ってくれたが、「丁寧に作ってありますね~。」と感心されていた。
 母は和裁をしていたが、私はトンと知識がない。たぶん文章も間違いだらけと思う。ただ、金銭的価値は無くても“もったいない”という気持ちで、何らかの形で再利用したい。それにしても全部解いてしまうのにどれだけの時間がかかるか?

 写真は、朝草取りをしていて見つけた蜘蛛です。小さな蜘蛛ですが、見たことの無い蜘蛛だったので慌てて写真を取りました。

お茶の大和