東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

常連さん

2011年08月19日 | 昔の話

最近欠かさず聞くようになったPodcast、ルネラジこと「髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」
にて常連についての話題が出てきました。

曰く、このラジオの投稿常連さん達が『サスケオールスターズ』のようになりそうで気持ち悪い、と。

要は趣味とか「お金にならない事柄」に情熱を傾け過ぎてはいないか、という話をされていました。

確かに自分の本分を忘れて趣味に埋没する人は変人のそしりを受けざるを得ません。
日々の食事も稼げないでなにが趣味だ、という話です。

いっそのこと趣味を本分にしてしまう、という大技も勿論あります。

この話でいえばハガキ職人が高じて放送作家になったりするのがその例です。
勿論、趣味を本分にしてお金をいただけるレベルまでもっていくには茨の道が目の前に待っています。

そこまでの覚悟も無く、ただ時間を無為に使いすぎていることや
そんな投稿常連さん達がSNSやらを利用して横の連絡を固めていることについて
「そこまでいくとやり過ぎなんちゃうの?」という男爵様の本能的な不安を呼び起こしたんでしょうね。


その話を聞いていて思い出したのが
私が若い頃旅で使っていた全国各地のユースホステルに跋扈していた常連さん達。

なぜか同じユースホステルに何度も足を運び、
常連としてアーリーチェックイン・レイトチェックアウトしている人達が存在していました(笑)。

私も瀬戸田ユースホステルという宿に足繁く通った身ですから同じ穴の狢なのは間違いない
のですが、大概の場合、他の宿の定連さんは好きになれませんでした。

二十年前当時のユースホステルというのは一人旅をしている人達が大部屋に見知らぬ同士で泊まり
食事や夕食後の会話を共にし、旅の情報を集める、そんな場所でした。
(今はどうなんだかサッパリわかりません。)

若い時分にユースホステルの常連さんを私が好きになれなかった理由は、
常連同士で固まって知り合いの話やあるあるネタを中心に話すその排他的な態度からでした。

宿側から見れば、定連さんは初めて来た人に対して緊張を掃ってあげて、更には
その宿独自のルールについて解説してあげたりするのが期待される役割じゃないですか。

ですからパブリックスペースや夕食の場など見知らぬ人達が集まって話す場所で
常連さん達が一部の人しか判らないような話題をしてはじめてその宿に来た人を孤立させて
しまうのは宿主さんの期待に反する行為だったわけです。

(身内の話は喫茶店あたりでやってくれよ、ってよく思ったものです。)

それでも、宿主さんはお金を払って来ていただいている以上はその程度のことでは定連さんを
拒否できません。


そのうち、宿主さん側でも逆に定連さんをうまく使って定期的な収入源にできないか、
と考えるユースホステルも出てきました。

でも、そういう常連さんは数が限られるうえに、排他的な性格の定連さんが定連さん以外のお客さんの
リピーター化を阻害するという問題も傍から見ると起きていたように思えます。


あれからもう二十年。

当時、有名ユースホステルには必ずいた常連さん達は
ちゃんと社会人としてやっていけているのでしょうか。

自分を客観的に見るのって意外と難しいですもんね。  勿論、私自身を含めてね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふるきよき常連さん (第五はぶ丸)
2011-08-19 22:40:40
あのころ、
ユースではいろんな常連さんのお世話になりました。
初対面でも、みんな楽しい旅人たちばかりでした。

この夏、そんな思い出のある

長崎と瀬戸田の夏を楽しんできました。
長崎のパパさんの作る「しそジュース」

とても美味しかったですよ。
ママさんも元気いっぱいで、
私まで元気をもらっちゃいました。

それから、尾道の花火大会を眺めて、
ひさびさに瀬戸田にもわたり、

たぬきねいりさんの、
連日のブログに出てくる場所を旅をしました。

ちょっぴり懐かしかったのでコメントしちゃいました。
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Re_ふるきよき常連さん (たぬきねいり)
2011-08-20 05:32:08
第5はぶ丸さん、コメント深謝。

長崎の浦上は居心地の良いユースでしたね。
あの頃私もいろんなユースでペアレントさんに元気をもらっていました。
あの頃は仕事の休みを一日千秋の思いで待っていたものです。

今年も出かけられましたか。しかも長崎・尾道とはフルコースですね。
きっと今年は今年でしか味わえない良さがあるのでしょうね。

うらやましい限りです。
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