朝起きたら、筋肉痛でした。
昨日走り回ったのが原因でしょう。
さて、朝から洗濯だの、ゴミだしだのしていたら、なんだかヘリコプターの音です。
いつもの自衛隊のヘリコプターとは違う感じです。
この感覚、ちょっといてもたってもいられなくなるんです。
そう、今日は昨日に引き続き、お木曳き初式。
今日は外宮領の陸曳き(おかびき)です。
神宮にゆかりのある地区の奉曳団が全部で7団体、宮川~外宮まで約2キロをお木曳き車に御木を載せて町を練り歩きます。
川曳き同様、外宮の正宮はじめ、別宮である多賀宮、風宮、土宮、月夜見さんに御木を納めに行きます。
奉曳団名は旧町名だったりするので、実は余り聞き慣れません。
ということで、いても経ってもいられなくなった私は、カメラをセッティングして家を飛び出ました。
私、普段休みの日って結局仕事していたり、家の掃除や洗濯、買い物などして、自分のことって後回し。ま、そもそも趣味が仕事みたいなものだから、仕方ないけど…、ウインドウショッピングや友達と遊びに行くなんてことも何年もしていない…。
で、フト気付いた、私の趣味は「祭り」なのかも。祭りの時期になると家にじっとしていられなくなるのです。
仕事もたまっていますが、お願いですから、せっかくの休日、自分のためにちっと使わせてくださいと、外宮へ直行。
本当は早朝の宮川で行われる御木の水切りのための「どんでん場」(大きな御木を土手でギッタンバッコン振って水を切る)も見たかったのですが、起きれませんでした。
朝起きた私の第一声が「あ~、今頃宮川でどんでんしとるかな~」なんてつぶやいて、隣のパートナーに「え?今なんて言った?」と驚かせていました。重症かもしれません。
すでに周辺は通行止め。
でも、裏道を通り、無事駐車。
急いで、先頭の小川町の車が来ているところまで行きました。
いいですね、この車の「ワン鳴り」(お木曳き車のワンタが回るときに出る音)。
各奉曳団の車によって音は違います。
チョークを挟んで音を調節するのですが、そのチョークが時々かたまりで道に落ちると、すかさす子供たちが拾って、道路に落書き(笑)
奉曳団によって、法被も違います。
あとなんと言っても、エンヤ曳きが見せ場です。
外宮の北御門に向けてみな車を引き入れるのですが、その手前がカーブなのですね。
というか、右折。
そこを少し手前から助走してスピードをつけて一気に車をカーブさせて北御門へ。
そこが凄いんです。
私も初穂曳き(その年取れたお米を神宮に奉納する神嘗祭、お木曳き車に稲穂を積んで同じように町を練り歩きます)で何度も経験しましたが。人間が全速力なので、とても疲れます。
でもって、内輪差があるので、綱の膨らませ方などによっては、キレイに曲がらなかったり、下手すると壁や電柱などにぶつかります。
見物客の危険もあり、曳き手の体力(エンヤ曳きの時は主に青年を厳選)がないと、途中でこけて大事故になることもあるので、とても緊張します。
進行係や、梃子、木遣り、曳き手の団結力の見せ所。
カメラマンはそこがシャッターチャンスなので、みんなギリギリまで出ようとしていますがキケンです。(私もね)
それだけに上手くいったときの充実感はひとしおです。ギャラリーの声援や成功したときの拍手なんて、まさに自分たちにスポットライト!!って感じ。
そんなわけで、各団の特色を見学して、今回はどこかの団の記録係でなく、趣味で取っているので、どんな写真でも撮り放題。いろんな団が撮れました。
ちょっとだけ見に行こうと思っていたつもりが、結局最後の団までしっかり見て、帰ってきたのは夕方。
でも、とっても充実した祭りを吸収できたと思います。
川にはない、陸ならではの雰囲気もまたいいですね。
この感覚、20年前はあまりこの祭りの意味さえ分かっておらず、参加はしたものの、うろ覚え。
10数年前の白石持(遷宮最後の民間行事である正宮の周りに白い石を敷き詰める。お木曳きから7年後。)のときは、仕事(今の仕事をではありませんが)を抜け出してよく走って見に行ったものです。
私はきっと20年後も見れるかもしれませんが、40年後は自信がありません。(だってこんな若い?私も今から20年後は50歳代、40年後は70歳代)
きっとこれが最後かも…っていう時のお木曳きや白石持ちは想像するとちょっと胸が熱くなります。
って今頃考えるなよ~って思うかもしれませんが、そんな思いの人が今年もいるんですよ。
この会場に何人も何十人も、何百人も…。
そう思うと、その人たちの満足いく祭りになっているのかな?と思います。
お木曳きは神事ではなく、民間行事です。
神宮のためだけではなく、やはり参加する人(神領民)、見る人たちにも満足感は必要なのですよね。
そのためにも、20年前参加していた人も20年後も参加出来る体制の何かを作りたいよね。満足、納得できる誇りある祭りにするためにも…。
テレビで祭りに出てインタビュー受けているおっちゃん、おばちゃんの誇らしげな顔を見て思いました。
この人たち20年後も絶対参加したいだろうなって。
私もそう思いますから。
※写真は17日以降に出来上がるので、後日入れますね。デジカメでは納得いく写真が撮れなかった。
昨日走り回ったのが原因でしょう。
さて、朝から洗濯だの、ゴミだしだのしていたら、なんだかヘリコプターの音です。
いつもの自衛隊のヘリコプターとは違う感じです。
この感覚、ちょっといてもたってもいられなくなるんです。
そう、今日は昨日に引き続き、お木曳き初式。
今日は外宮領の陸曳き(おかびき)です。
神宮にゆかりのある地区の奉曳団が全部で7団体、宮川~外宮まで約2キロをお木曳き車に御木を載せて町を練り歩きます。
川曳き同様、外宮の正宮はじめ、別宮である多賀宮、風宮、土宮、月夜見さんに御木を納めに行きます。
奉曳団名は旧町名だったりするので、実は余り聞き慣れません。
ということで、いても経ってもいられなくなった私は、カメラをセッティングして家を飛び出ました。
私、普段休みの日って結局仕事していたり、家の掃除や洗濯、買い物などして、自分のことって後回し。ま、そもそも趣味が仕事みたいなものだから、仕方ないけど…、ウインドウショッピングや友達と遊びに行くなんてことも何年もしていない…。
で、フト気付いた、私の趣味は「祭り」なのかも。祭りの時期になると家にじっとしていられなくなるのです。
仕事もたまっていますが、お願いですから、せっかくの休日、自分のためにちっと使わせてくださいと、外宮へ直行。
本当は早朝の宮川で行われる御木の水切りのための「どんでん場」(大きな御木を土手でギッタンバッコン振って水を切る)も見たかったのですが、起きれませんでした。
朝起きた私の第一声が「あ~、今頃宮川でどんでんしとるかな~」なんてつぶやいて、隣のパートナーに「え?今なんて言った?」と驚かせていました。重症かもしれません。
すでに周辺は通行止め。
でも、裏道を通り、無事駐車。
急いで、先頭の小川町の車が来ているところまで行きました。
いいですね、この車の「ワン鳴り」(お木曳き車のワンタが回るときに出る音)。
各奉曳団の車によって音は違います。
チョークを挟んで音を調節するのですが、そのチョークが時々かたまりで道に落ちると、すかさす子供たちが拾って、道路に落書き(笑)
奉曳団によって、法被も違います。
あとなんと言っても、エンヤ曳きが見せ場です。
外宮の北御門に向けてみな車を引き入れるのですが、その手前がカーブなのですね。
というか、右折。
そこを少し手前から助走してスピードをつけて一気に車をカーブさせて北御門へ。
そこが凄いんです。
私も初穂曳き(その年取れたお米を神宮に奉納する神嘗祭、お木曳き車に稲穂を積んで同じように町を練り歩きます)で何度も経験しましたが。人間が全速力なので、とても疲れます。
でもって、内輪差があるので、綱の膨らませ方などによっては、キレイに曲がらなかったり、下手すると壁や電柱などにぶつかります。
見物客の危険もあり、曳き手の体力(エンヤ曳きの時は主に青年を厳選)がないと、途中でこけて大事故になることもあるので、とても緊張します。
進行係や、梃子、木遣り、曳き手の団結力の見せ所。
カメラマンはそこがシャッターチャンスなので、みんなギリギリまで出ようとしていますがキケンです。(私もね)
それだけに上手くいったときの充実感はひとしおです。ギャラリーの声援や成功したときの拍手なんて、まさに自分たちにスポットライト!!って感じ。
そんなわけで、各団の特色を見学して、今回はどこかの団の記録係でなく、趣味で取っているので、どんな写真でも撮り放題。いろんな団が撮れました。
ちょっとだけ見に行こうと思っていたつもりが、結局最後の団までしっかり見て、帰ってきたのは夕方。
でも、とっても充実した祭りを吸収できたと思います。
川にはない、陸ならではの雰囲気もまたいいですね。
この感覚、20年前はあまりこの祭りの意味さえ分かっておらず、参加はしたものの、うろ覚え。
10数年前の白石持(遷宮最後の民間行事である正宮の周りに白い石を敷き詰める。お木曳きから7年後。)のときは、仕事(今の仕事をではありませんが)を抜け出してよく走って見に行ったものです。
私はきっと20年後も見れるかもしれませんが、40年後は自信がありません。(だってこんな若い?私も今から20年後は50歳代、40年後は70歳代)
きっとこれが最後かも…っていう時のお木曳きや白石持ちは想像するとちょっと胸が熱くなります。
って今頃考えるなよ~って思うかもしれませんが、そんな思いの人が今年もいるんですよ。
この会場に何人も何十人も、何百人も…。
そう思うと、その人たちの満足いく祭りになっているのかな?と思います。
お木曳きは神事ではなく、民間行事です。
神宮のためだけではなく、やはり参加する人(神領民)、見る人たちにも満足感は必要なのですよね。
そのためにも、20年前参加していた人も20年後も参加出来る体制の何かを作りたいよね。満足、納得できる誇りある祭りにするためにも…。
テレビで祭りに出てインタビュー受けているおっちゃん、おばちゃんの誇らしげな顔を見て思いました。
この人たち20年後も絶対参加したいだろうなって。
私もそう思いますから。
※写真は17日以降に出来上がるので、後日入れますね。デジカメでは納得いく写真が撮れなかった。