語学学習ノート日記です.たまに仏教学習ノート日記です.

語学学習をしたあとのノートです.
ご一緒に学習しましょう.

4627番:昔学習した「魔の山」(ドイツ語)(9)が出てきたので

2024-08-14 23:16:13 | 日記

2021年10月6日、ライブドアブログに投稿した学習記事です

https://lindenbaum.blog.jp/archives/10961620.html

   魔の山(9)


———————————【9】———————————————

 Gleich ihr erzeugt er Vergessen ;  er tut es aber,  indem
er die Person des Menschen aus ihren Beziehungen löst und
ihn in einen freien und ursprünglichen Zustand versetzt, —ja,
selbst aus dem Pedanten und Pfahlbürger macht er im Hand-
umdrehen etwas wie einen Vagabunden.  


———————————— (訳)————————————————

また同時に空間は、時間と同様、忘却を生じせしめる;
空間も忘却を引き起こすのだが、それは空間が人の
人たるものを、その様々な関係からはがし取ることに
よって、そして元の自由な状態に移し替えることによって
忘却を生むのである、——そう、この空間は自分をたちまち
小市民から解放し、何か放浪者のような自分にしてくれる
のだ.


————————————〘語句〙————————————————
      
erzeugt: (現3単) <erzeugen (他) (4格を) 生じさせる、発生させる
   […⁴の] 原因となる   ❷[農産物など⁴を] 生産する、産出する
gleich: [3格とともに]~と同様に
  einem Ball gleich,  または gleich einem Ball  ボールのように
    Gleich der Zeit erzeugt der Raum Vergessen.
    空間もまた時間と同様に忘却を生じさせる.
Vergessen:動詞 vergessen の名詞用法
    名詞としては Vergessenheit があるが、ここでは
  「忘れる」という行為に主眼があるので動詞的性質の強い
  不定詞を用いている. 
die Beziehung: (enタイプ) ❶ 関係、縁故関係、コネ
      ❷関係、関連、結びつき        
indem: (従属接)❶(手段、方法)~することによって
 Er bereitete ihr eine große Freude, indem er sie besuchte.
  彼女を訪ねることで彼は彼女をとても喜ばせた.      
Person  人
löst (現3単) <lösn (他)❶ (4格を) はがす、はずす
   ❷(4格を) 緩和する、緩める、❸(問題などを)解く、解決する
  ❹(契約などを)解消する、破棄する、            
ursprünglich (形/副) 元の、元は
der Zustand (変E) 状態        
versetzt  <versetzen (他)❶移す。❷変える
    (4格を)(in + 4格の状態に) 変える      
der Pedant (en タイプ) 必要以上に小事にこだわる小人物 
der Pfahlbürger  (同尾式)[史](中性ヨーロッパで)町の市民権を
  持ちながら、市域境界外で暮らす人、
  ❷[軽蔑的に] 小市民、視野の狭い俗物    
Handumdrehen [hánd|umdre:ən](中性名詞) 
im Handumdrehen (成句) またたく間に、あっという間に    
der Vagabund [vagabúnt] (enタイプ) 浮浪者、放浪者、バガボンド(フランス語)

 

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4626番:魔の山(フランス語)(9)

2024-08-14 22:37:24 | 日記


La Montagne Magique
魔の山(フランス語)(9)


—————————【9】————————————————
                 
  Hans  Castorp — ainsi  s'appelait  le  jeune
homme — se  trouvait  seul   dans   un  petit  
compartiment  capitonné  de  gris,   avec  son
sac  de  voyage   en  crocodile,  cadeau   de
son  oncle   et   père   adoptif,   le   consul  
Tienappel — indiquons   d'emblée   cet  autre
nom —,  et  il  était  muni  d'un  plaid  roulé
et  de  son  manteau  d'hiver   qui  se  balan-
çait  à  la  patère; assis  près  de  la  fenêtre
baissée,  ce  fils  de  famille  bien  délicat  
avait,  comme  l'après-midi  ne  cessait  de  
fraîchir,  remonté  le  col  de  son  pardessus 
d'été  doublé  de  soie,  d'une  ampleur  mo-
derne.      
  
————————— (訳)————————————————
 
 ハンス・カストルプ——青年はそういう名前だ
った——はたった一人で、鰐皮の旅行鞄をもって
仕切り客室の灰色の刺し子縫いの座席に座っていた.
鞄は養父である叔父のティーナッペル領事(この名
前もさっそく出しておきましょう)からのプレゼン
トだった.そしてハンスはタータンチェックの毛布
を体に巻きつけていた.冬用の外套は衣服掛けに揺
れていた.低く下げた窓際に座っていた彼は過保護
育ちの御曹司、午後になって肌寒さが収まらないの
で、絹の裏地の彼の夏コートの襟を立てていた.

  

————————〘語句〙————————————————
   
se trouvait:(直半過/3単) ~だった. < se trouver 
se trouver:(pr) ~である
seul:たったひとり   
compartiment:(m) 列車の仕切り客室.
  国内ではあまり見かけないが、客車の一方が車両
  から車両へ移動する通路になっていて、一方が客
  室.各客室は個室でドアがついている.各個室に
  は向かい合わせに2~3人掛けの座席がある.移
  動時間の短い日本ではあまり普及していない.  
capitonné:(p.passé) 刺し子に縫った; < capitonner
capitonner:(他) 詰め物を入れて刺し子縫いする 
gris, e:(形) グレーの、灰色の、   
sac de voyage:リュックサック 
crocodile:[クロコディル](m) ワニ(鰐)  
en crocodile:ワニ革の; 
    sac en crocodile / ワニ皮のハンドバッグ  
cadeau:[複_x](m) 贈り物、プレゼント   
adoptif, ve:(形) 養子縁組の
père adoptif:養父
consul:[kõsyl, コンスュル](m) 領事  
Tienappel:(人名) ティーナッペル
indiquons:(直現/1複) indiquer (他)  
indiquer:[アンディケ](他) ❶示す、指し示す;
   ❷教える;
    pouvez-vous m'indiquer un bon rfestaurant ?
    いいレストランを教えてくれませんか?
d'emblée:(副句) 最初から、たちまち、1回で、
  いきなり、直ちに、   
cet autre nom:このもう一つの名前
muni, e:(形) (de を)備えた、 < munir  
munir:(他) ~を持たせる、備えつける;
   < munir ~ de ... > ~に…を持たせる 
plaid:[プレッド](m)⦅英語⦆(旅行用の)
   タータンチェックの毛布 
roulé:(p.passé) ぐるぐる巻かれた; < rouler  
rouler:(他/自) (転がして)巻く、転がす、転がる 
se balançait:(直半過/3単) < se balancer
se balancer:(pr) 揺れる    
patère:(f) (壁の)衣服掛け
assis, e:[アスィ, アスィーズ](形) 座っている、  
près de la fenêtre:窓際に
baissé, e:(形) 身をかがめた;
< baisser (他/自) 低くする、低くなる   
délicat, e:(形) きゃしゃな、ひ弱な
fils de famille bien délicat:お坊ちゃま  
comme l'après-midi: 
fraîchir:(自) 涼しくなる、肌寒くなる 
ne cessait de fraîchir:肌寒さが止まらなかった  
remonté:(p.passé) < remonter (自) 再び上がる
col:(m) ❶襟、カラー;❷首  
pardessus:[パルドゥスュ](m) (男性用)オーバー、外套 
été¹:(m) 夏、
été²:être の過去分詞   
doublé, e:[ドゥーブレ](形) [de の]裏のついた、
   manteau doublé de fourrure / 
   毛皮の裏のついたコート  
soie:(f) 絹
ampleur:(f) ゆとり、ゆったりしていること、  
moderne:(形) 現代の  
.   

———————— ≪文の構造≫ ———————————————

Hans Castorp—ainsi s'appelait le jeune homme:
ハンス・カストルフ—若者はこう呼ばれていた.
ハンス・カストルフ—これが若者の名前だった.

主語は le jeune homme.基本語順通りに並べると、
Le jeune homme s'appelait Hans Castorp.

Hans Castorp を強調したかったので前に出したもの.
Hans Castorp.  C'est le nom du jeune homme.
これを1つの文にしたので、
Hans Castorp—ainsi s'appelait le jeune homme. 
となったもの.

   

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4625番:さすらいの青春(435)

2024-08-14 05:42:41 | 日記


さすらいの青春(435)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【435】————————————

   La  vieille  dame  resta  sur  la  rive,  et,  
sans  savoir  comment,  Meaulnes  se  trouva
dans  le  même  yacht  que  la  jeune  châte-
laine.   Il  s'accouda   sur  le  pont,   tenant
d'une   main   son  chapeau   battu   par  le  
grand  vent,  et  il  put  regarder  à  l'aise  la
jeune  fille,  qui  s'était  assise  à  l'abri.  Elle
aussi  le  regardait.   Elle  répondait  à  ses  
compagnes,  souriait,  puis  posait  doucement
ses  yeux  bleus  sur  lui,  en  tenant  sa  
lèvre  un  peu   mordue. 
       
   
..————————(訳)—————————————

 この年配婦人は岸に残りました.どういうわけか
モーヌは若い館の女主人と同じボートに乗り込んで
いた.片方の手で強風にへしゃげた帽子を掴み、も
う片方は甲板に肘突きをしていた.そこから彼は気
軽にその若い彼女を見ることができた.彼女は少し
隠れた場所に座っていた.そして彼女のほうでもモ
ーヌを眺めていた.彼女は招待客らに笑顔を振りま
き応えていた.そしてやや唇を噛みながら、やさし
くその青い目をモーヌに投げかけていた.
 

————————《語句》————————————
     
rive:[リーヴ](f) 岸、岸辺.  
sans savoir comment:❶無意識に、知らぬ間に、
     ❷なぜだか、どういうわけか.
Meaulnes se trouva dans ~:(直単過/3単) 
   モーヌは~にいた. 
yacht:[ヨット](m) ヨット
châtelaine:(f) ❶女城主、城主の奥方;
  ❷大邸宅の女主人.  
s'accouda:(直単過/3単) < s'accouder (pr)  
s'accouder (pr) (à, sur に) 肘をつく
pont:(m) ❶デッキ、甲板;❷橋   
tenant:(p.pré) < tenir (他) 保つ 
aise:(f) 気楽、くつろぎ;
à l'aise:気楽に、楽々と、裕福に;
  Épouez-moi ! 嫁にもろて!À l'aise ! お気軽に~!
assis, e:[アスィ, アスィーズ](形) 座っている;
  être assis sur une chaise / 椅子に座っている  
abri:(m) (危険などを)避ける場所、避難所
Elle aussi le regardait:彼女もモーヌのほうを見ていた.
    regardait (直半過/3単) <regarder (他) 見る
  le (直接目的格補語)= モーヌ 
Elle répondait à ses compagnes:彼女は仲間たち(の
  挨拶に)応えて」いた.
souriait:(直半過/3単) < sourire (自) 微笑する
  にっこりする,    
posait:(直半過/3単) < poser (他)  
doucement:(副) そっと、静かに、穏やかに、
  Elle m'a souri doucement. / 彼女は私に優しく
  微笑みかけた.
sur lui:(lui = モーヌ) モーヌに 
en tenant:(ジェロンディフ) < tenir (他) 保つ
  <tenir + 目的語 + 過去分詞> 
  ~を...のままにする
  en tenant sa lèvre un peu mordue. /
       下唇をすこし噛んだまま  
lèvre:(f) 唇、(上下あるので、通例複数で用いる) 
  ここでは単数形なので下唇.ちなみに上口唇を
  噛んだままにできないことはないが、滑稽です.
  漫画の世界になります.少女が上唇を下の歯で
  噛み続けると、ゴリラの仕草になります.
  このくだりにはありえません.   
mordu, e:(p.passé) 噛まれた
  < mordre (他) 噛む
 


———————— ≪感想≫ ——————————————

デッキは床と同じなので、肘はつけません.なので
肘がつけるように、一段高くして、上段デッキを作
るべきか.映画ではデッキのあるような大きな船で
はありませんでした.肘の突ける場所は船の縁だけ
でした.まあデッキのあるような大きな船だったと
したら、池の設定はまずい.大きな湖が必要.周遊
するのだから、琵琶湖クラスの大きな湖が必要.と
なると、もはや私有地の湖では賄えないと思います.
ということで、この船は、せいぜいたとえば、保津
峡下りのボートだろうと思います.映画ではこの手
の規模のボートでした.どこに肘をつきましょうか?

 

 

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4624番:女の一生(113)

2024-08-14 03:59:07 | 日記


Une vie  /   Guy de Maupassant
  
女の一生(113)
Une vie (113)
    
————————【113】———————————
      
  Toutes  les  bêtes  qui  s'éveillent  quand  
vient  le  soir,  et  cachent  leur  existence
obscure  dans  la  tranquillité  des  nuits,  em-
plissaient  les  demi-ténèbres  d'une  agitation 
silencieuse.  


—————————(訳)—————————————

 夜になると目を覚まし、夜の静けさに自分たち
を隠して存在をあいまいにする全ての動物たちは
無言のうごめきで夜の闇を満たしていた.


————————⦅語句⦆——————————————

obscur, e:(形) ❶暗い、薄暗い;
   ❷わかりにくい、難解な;
   ❸あいまいな、漠然とした
emplissaient:(直半過/3複) < emplir [2群](他) 
emplir:(他) ❶埋め尽くす、占める;
      Les manifestants emplissaient la place. /
      デモ隊が広場を埋めていた.
   ❷[de で]一杯にする、満たす.
   Cette scène nous a emplis de pitié. / この
      情景は我々の心を憐れみで一杯にした.  
demi-ténèbres:辞書不掲載語→demi + ténèbres
ténèbres:(f/pl) (深い)闇、暗闇    
agitation:(f) 動揺、揺れ、ざわめき 
silencieux, se:(形) 無言の、無口な、寡黙な


————————≪白旗!≫———————————

きょうの学習は訳していても、何のことやら
さっぱり、わけがわかりませんでした.
「訳してみたけど、何のこっちゃ?」
それで本日分は、たとえば、麻雀で、全然関係
のない牌をつもってきて、いらないのでそのまま
切り捨てるようなもの.トランプのババ抜きで、
合わないカードを引いたようなもの.将棋で指す手
がないので、端歩を突いておくようなもの.
 まあ、きょうのところはバッター空振り三振
無得点ということで! 閉店ガラガラ~!

 

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