語学学習ノート日記です.たまに仏教学習ノート日記です.

語学学習をしたあとのノートです.
ご一緒に学習しましょう.

1346番:金の脳みそを持った男(14)

2022-06-30 14:13:22 | 日記


金の脳みそをもった男(14)


———————————【14】———————————————————

 La chose  fut  tenue  secrète; le pauvre  petit  lui-même
ne  se  douta  de  rien.  De temps  en temps,  il  demandait
pourquoi  on  ne  le  laissait  plus  courir  devant  la  porte
avec  les  garçonnets  de  la  rue.


———————————(訳)————————————————————

 この事は秘密にされました; 気の毒にも、この子自身で
さえも何も気づきませんでした.ときどきこの子は尋ねた
のです、なぜ他の町の子たちと一緒に門の前を走り回って
はいけないのかと.


———————————《語句》———————————————————

tenue secrète:secrète は主語の la chose にかかる属詞.tenue は
  tenir の過去分詞、fut はêtre の単純過去3単、「事は秘密に
  された」となります.
  一般に「tenir + 目的語 + 形容詞(属詞)」の形で、
  「~を…の状態にしておく」、「~を…のままにしておく」
  となります.            
ne se douta de rien:「何も気づかなかった」
  se douter de ~ は「~に気づく・感づく、~がわかる」の意味. 

on ne le laissait plus courir:人は彼をもはや走らせなかった.
   この on は主語をぼかすときに使うものなので、日本語に
   するときは、主語を表示しない文にしたほうがいいでしょう.
         ↓
      「この子はもはや走らせてもらえなかった」
   le はここでは「この子」になります.
   尚、laisser は「自由に…させておく」の意で、使い方は
   [laisser + qn + 不定詞] で「…させる」、「…するがままに
   しておく」
   ここでは ne .....plus があるので、「もはや自由に…させない」
garçonnet:(m) 小さな男の子    

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1345番:金の脳みそを持った男(13)

2022-06-30 14:11:57 | 日記

 
金の脳みそをもった男(13)


———————————【13】———————————————————

On le crut mort;mais,  en le relevant,  on ne lui 
trouva qu'une légère blessure, avec deux ou trois 
gouttelettes d'or caillées dans ses cheveux blonds.  
C'est ainsi que les parents apprirent que l'enfant 
avait une cervelle en or. 

———————————(訳)————————————————————

彼は死んだのだと思われた;しかし彼を起こしてみると、
軽い傷があるだけで、ブロンズの髪の中で凝結した金の
水滴が2,3つぶあっただけだった.こうして両親は、
この子が金の脳みそを持っていることに気づいたのでし
た.


———————————《語句》———————————————————

On le crut mort:人は彼を死んだと思った.
    crut (単純過去3単) <croire (他)
    croire + 目的語 + 属詞 ...を...だと思う
    On me croit savant. /  世間では私を学者だと思っている.
blessure:(f) 傷、けが       
gouttelette:(f) 小さな水滴[しずく]       
caillées:(形、過去分詞) <cailler (他) 凝結させる、固まらせる   
apprirent:(単純過去3複) <apprendre (他) 
    ❶ 学ぶ、習う、~を知る、聞く   
      ❷ 教える、知らせる、

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1344番:金の脳みそを持った男(12)

2022-06-30 14:07:44 | 日記

金の脳みそをもった男(12)


———————————【12】———————————————————

Il tombait souvent.  Un jour, il roula de haut d'un 
perron et vint donner du front contre un degré de
marbre,  où son crâne sonna comme un lingot.  

 
———————————(訳)————————————————————

彼はよく転びました.ある日、彼は玄関のステップで
転んで大理石の段のところでおでこをぶつけるはめに
なりました.彼の頭蓋骨は地金のように鳴りました.


———————————《語句》———————————————————
             
perron:(玄関前の)ステップ、数段の階段  
donner:(ここでは自) (contre ~ に) (de ~ を) ぶつける  
venir donner:ぶつけることになる
 venir + 不定詞は「~しに来る」のほかに「~ということになる」
degré:(m) ❶階段、階段の段; ❷度    
marbre:(m) 大理石     
crâne:(m) 頭蓋骨、頭蓋 
sonna:(単純過去3単) <sonner (自) 鳴る 
lingot:[ランゴ] (m) 地金、鋳塊(鋳型のままの金属)、
         lingot d'or  金塊


      

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1343番:仏教日記(18)

2022-06-30 14:05:24 | 日記
仏教日記(18)



これまでのまとめ



 ホトケ様は私たちに何を実践せよと、教えていたか、
それが17回の日記でほぼまとまってきました.

 

ズバリ仏様が私たちに教えてくださったのは、

 

「おこったらあかんよ」

 

ということで、私たちもそれにこたえて

 

「おこれへんで」

 

というのが仏教なのだろうと推測してきました.

 

しかし

 

「おこれへんで」

 

と決心しても、なかなかむつかしいのですが、
それをクリアするお経文(かどうかよくわからないのですが)
がこれ:

 
「今我が疾苦は皆過去に由る.今生の修福は将来にあり」.

 

どういうことかというと、

「この腹の立つ出来事は、過去に撒いた自分の種である.
 腹を立てず、責任を取って摘み取れ.
 その摘み取る行為は、また将来への福の種となる.」

 
そこまではいいのだが、実際にむかっ腹が立ったときに、
瞬時にこの「お経文」を思い浮かべて、自制できるかどうかが
かなり問題となる.

 
武道家が、突然敵に襲われても、瞬時に敵を投げ倒せるようになるまで、
そうとうの年月を要するようなものだ.

 
そう、この仏教日記は、姿三四郎の柔道に譬えると、
腹を立てない心の柔道、柔よく剛(いかり)を制する道、
それの修行なのである.

 
「お前、あほか」と言われて、ムカッとくるようでは、まだまだ初心者…
3級になると、そういう相手に忠告ができる.

「おお、同じことを前世でぼくは君に言ったんだ.これは因果応報.」

 
これをもって仏道3級を認定する.

ゴタぴょん心の柔道(師範不在).
いつの日か師範になれたらいいな.いつだろね.
永遠に来ないかもしれないけど、まあこれを書くだけでも楽しいので、
このままでもいいかも!



 

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1342番:仏教日記(17)

2022-06-30 14:01:25 | 日記
仏教日記(17)


 

前回は、「魂を六道輪廻から脱出させることが苦しみからの解放」だと
いう仏説をお話しました.そのためには、まず、「怒り」を捨てること、
そしてその「怒り」の元である「欲望」を捨てること、というお話をさ
せていただきました.欲望のうち、異性への欲望がおそらく、もっとも
捨て去るのが難しいものかと思います.

 

この地球上に生物が誕生し、雄と雌に分かれて以来、何前万年、何億
年と、生物たちは、異性を恋し焦がれて、過ごしてきました.その喜
び、その楽しみを、たった数年の修行で捨てられますか? そういう
科学的事実に逆らうような修行、失敗するに決まっているじゃないで
すか?

 

磁石の負極が、「私はまじかに正極がやって来ても引かれません」
と宣言しても、それは無理.本人おの努力健闘はむなしく、たち
まち、くっついてしまいます.まあ、それが男女というものですか
ら.

 

しかし、科学的にありえないことでも、修行のメニューに入ってい
れば「やっちゃう」.この心意気には、諸仏も歓喜することでしょ
う.

 

この諸仏の喜ぶさまは、是即勇猛、是即歓喜、と大乗仏教経典に
記されています.

 

で、

 

その科学的に不可能な修行はどうすれば、成就するのであるか?

 

はい、それは前回、申し上げた通り、過去世の自分の存在を信じる
ことです.

 

たとえ。生命の歴史が2億年あろうと10億年あろうと、前世の
時間には及びますまい.

 

前世とは、地球上という範囲には縛られません.宇宙の年齢より
まだ過去かもしれません.

 

科学で考えられる宇宙の時間が130億年としたら、
仏様の説かれた過去はもっともっと以前のこと.何とか
恒河沙、何とか阿僧祇劫という、はるかなはるかな過去.

 

その時の罪を背負っている魂の苦しみは、今生、やっと
人間世界に生まれた、まさにこのとき、苦しみから
解脱させてあげましょう.

 

—————どうやって?

 

—————だから、「怒り」を捨てる.

 

—————義憤は?ウクライナはプーチンに怒るべきだろ?

 

—————今は政治の話は別だ.あなた個人の問題としての
.....................怒りをすてる、というのがテーマだ.
.....................なお、ブッダは在世時には、政治に関与しなかった.
.....................アドバイスを3度しただけで、あとは当事者の心に
.....................任せています.国際社会は何度もロシアにアドバ
.....................イスも抗議もしています.
.....................何ですか? はい、間違いなくプーチンは来世に
.....................歩める道はありません.今生の罪障が災いして、
.....................来世の自分の家も財宝も焼き尽くしてしまったのです.
.....................お気の毒といえば、お気の毒ですが、自業自得です.
.....................こんなことを思ってくれる人、ほかにどこにもいません
.....................でしょうね.

 

......................まあ、それより、今はあなたや、私の魂の脱出を考え
......................ましょう.

 

————— 思いついたことがあります.

 

—————言ってみてください.

 

—————今生、私は貧乏で、いい仕事にも恵まれません.
.......................前世は、プーチンのような存在だったかもしれません.

 

—————では、しっかり反省してください.
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