goo blog サービス終了のお知らせ 

さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

5810番:さすらいの青春(653)

2025-03-07 04:30:11 | 語学


さすらいの青春(653)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
   

.——————【653】——————————

  En  effet,  comme  Jasmin  Delouche,  fort
intrigué,  rentrait  chez  lui  pour  se  recou-
cher,   il   rencontra,   vers  le  milieu   du  
bourg,  une  religieuse  qui  se  hâtait.
  

————————(訳)————————————

 実際のところ、ジャスマン・ドルーシュが
寝直そうとして、激しい困惑を覚えながら、自
宅に引き返す途中、町の中ほどで彼は、急ぎ足
でやって来る修道女に鉢合わせたのだった.

 
———————⦅語句⦆———————————

fort:(副) ❶ 強く、激しく、
  ❷[文] 非常に、大変、大いに
intrigué:(p.passé) けげんな、おかしいなと思う 
    < intriguer [アントリゲ] 
intriguer:(他) ❶興味を引く、不審に思う、 
  ❷不思議がらせる、妙だと思わせる、
  当惑させる
rentrait:(直半過/3単) < rentrer
chez lui:自分の家に帰って
pour + 不定詞:~するためには
se recoucher:(pr) もう一度寝る、寝直す
rencontra:(直単過/3単) < rencontrer
milieu:(m) 真ん中、中央
vers le milieu du bourg:町の中ほどで
religieux, se:(n) 修道士(m)、修道女(f)
se hâtait:(直半過/3単) < se hâter 
se hâter:(pr) 急ぐ


————— ≪ religieux, se ≫ ——————————

religieux, se [ルリジュー, ズ] はうしろに形容詞
bouddihiste (仏教の)をつけると仏教僧侶や
尼僧の意味で使える便利なことばです.も
っともカトリック寺院でも修道士や修道女
は僧侶、尼僧で呼ばれることがありますが.  

 

 


5808番:さすらいの青春(652)

2025-03-06 11:23:31 | 語学


さすらいの青春(652)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
   

.——————【652】——————————

  Jasmin,  qui  avait  reconnu  l'allure  de
Ganache,  s'avança  soudain  dans  la  lumière 
et  demanda  à  mi-voix :
  « Eh  bien !  Qu'y  a-t-il ? »
  Hagard,  échevelé,  édenté,  l'autre  s'arrêta,
le  regarda,  avec  un  rictus  misérable  causé
par  l'effroi  et  la  suffocation,  et  répondit
d'une  haleine  hachée :
  « C'est  le  compagnon  qui  est  malade...
Il  s'est  battu  hier  soir  et  sa  blessure  
s'est  rouverte...  Je  bien  d'aller  chercher  la
sœur. »
  

————————(訳)————————————

ジャスマンは、からだの動きから、その男が
ガナシュだとわかった.ジャスマンは突然、明
るい場所に進み出て、小さな声で尋ねた:
 「おい、何があるというのだ?」
度肝を抜かれ、髪を乱して歯の抜けた口をポカ
リ開け、相手は立ち止まり、ジャスマンを眺め
たが、恐怖と息苦しさのため、不自然な作り笑
いで答えた:
 「仲間が病気なんだ...昨夜、取っ組み合い
のけんかをして、傷口がまた悪化したんだ.今
看護修道女を呼びにいったところだよ.

 
———————⦅語句⦆———————————

reconnu:(p.passé) < reconaître (他)
reconaître:(他) (見覚え、聞き覚えがあって)
   それとわかる、見分ける  
allure:(f) ❶歩きぶり、足どり、❷速度;❸態度、
   ❹様子、➎(馬の)歩法
Ganache:(人名) ガナシュ、旅芸人一座の会計係
s'avança:(直単過/3単) < s'avancer 
s'avancer:(pr) 前に出る、進む
Eh bien !:よし、じゃ、それでは;
   え、おい、それで、
   まあね! 
hagard, e:(形) 取り乱した、
échevelé, e :[エシュヴレ](形) 髪を乱した 
édenté, e:[エダンテ](形) 歯の抜けた
l'autre:その相手、ここではガナシュのこと.
s'arrêta:(直単過/3単) 立ち止まった < s'arrêter  
s'arrêter:立ち止まる
rictus:[リクテュス](ラテン語)(m) 口をゆがめること、
   冷笑、作り笑い、引きつった笑い
causé par ~:~が引き金となって、~が原因で
     < causer (他) ~の原因となる
effroi:(m) [文](激しい)恐怖、おびえ、
   avec effroi / 恐れおののいて
        un visage qui inspire l'effroi / 
   恐怖の念を起させる顔 
      par l'effroi:恐怖にかられて、
   恐怖のために
causé par l'effroi:恐怖のためにおびえて
suffocation:[スュフォカスィオン](f) 息苦しさ、窒息、
   呼吸困難
répondit:(直単過/3単) < répondre  
répondre:(自)[à に]答える;
   (他) ~と答える、~を答える 
haleine:[アレーンヌ](f) ❶息、呼気、❷呼吸
haché, e:(形) 細かく刻んだ; < hacher
   viande hachée / ひき肉
   steak haché / ハンバーグステーキ  
†hacher:(他) ❶細かく切る、刻む;
   ❷傷める、荒らす
   hacher de la viande / ひき肉にする
malade:(n) 病人、患者
battu:(p.passé) < battre  
battre:(自/他) 打つ、たたく;
se battre:(pr 相互的) 殴り合う、格闘する 
s'est battu:(3単) 殴り合いのけんかをした
blessure:(f) 傷、けが 
rouverte:(p.passé) < rouvrir 
rouvrir:(自/他) 再び開く  
s'est rouverte:(複合過去) また(傷口が)開いた.
la sœur:(f) 
     sa sœur なら「姉(妹)」と訳すところだが、
 本文は定冠詞.よってここはシスター.なぜ
 医者でないのかと思ったが費用の問題だろう.
 慈善病院の修道女の看護なら無料だろうから.
 尚、慈善事業にたずさわるシスターはbonne
     sœur という.
 

. ——————— ≪文法≫ ————————————  

     battre 直説法現在
bats [バ]——battons [バトン]
bats [バ]——battez [バテ]
bat  [バ]——battent [バット] 

 


5804番:サウンドオブミュージック(915)

2025-02-24 05:22:27 | 語学


サウンドオブミュージック(915)
Sound of Music


.———————【915】———————————

   Another  time——this  was   in  the  mid-
dle  west——we  were  invited  to  a  Bishop's
house.   By  that  time  we  had  learned  that
there  are  Bishops  and  Bishops.   Some  are
informal  and  paternal,  so  that  you  can  al-
most  forget   who  they  are  and  say,   full  
of  confidence, “Father.”  Some,  however,  
can  never  quite  take  off  the  mitre,  so  to
speak.   They  are  Bishops  every  inch  of
them.     
        
       
—————————(訳)————————————

 またあるときは——このときは西部の真ん中
でのこと——わたしたちは司教館に招かれたの
でした.その頃までには、わたしたちはアメリカ
には司教という人が、あちこちにいるんだという
ことを知っていました.司教さんによっては親し
みやすく、父親がわりのように接してくれる人も
いまして、ついつい司教さんだってことを忘れて
しまって、「神父さん」扱いになっておおいに信頼
を寄せました.一方、中には、まったく法冠を脱
がない、というか脱げない司教さん方もいらっし
ゃいます.彼らは、いついかなる時も司教様であ
らせられます.   
   
 
..————————⦅語句⦆————————————
  
Bishop:[カトリック] 司教 
confidence:信頼
mitre:司教冠、法冠(儀式で司教がかぶる冠)
  mitre はイギリス綴り、米語綴りはmiter
       なお、発音はどちらも [マイター]
       mitre には米国連邦政府が資金提供する
  非営利団体の意味もあるので要注意.

 
..————————≪補追≫————————————————

Bishop(司教)に対する呼びかけは「閣下」
や「猊下」であって、決して「神父さま」
とは呼びかけないものですが、きょうの
段(くだり)では、思わず神父さまと呼び
かけてしまいそうなぐらい親しみのある
司教様もいらっしゃったというお話のよ
うですね.

 


5803番:さすらいの青春(649)

2025-02-22 06:48:55 | 語学

 
さすらいの青春(649)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
          

———————【649】——————————

  De  son  côté,   Jasmin  Delouche,  le  fils  
de  la  veuve,   s'était  levé   et,   jetant  en  
hâte   un  capuchon   sur   ses   épaules,  il  
était  sorti  en  chaussons  pour  inspecter  le 
bourg.    Tout  dormait,   tout  était  plongé  
dans  l'obscurité  et  le  silence  profond  qui
précèdent  les  premières  lueurs  du  jour.
          
  
 ————————(訳)————————————

 さて未亡人おかみの息子、ジャスマン・ドルー
シュはというと、もう起きていて、急ぎフード付
きマントを肩に引っ掛けて、上履きのまま、町の
様子を調べようとして、すっ飛んで行った.すべ
ては寝静まり、夜明けのはじめの微光を待つ闇と
深い夜のしじまの中に埋もれていた.
 
 
..———————⦅語句⦆———————————

de son côté:❶彼はというと、彼としては、
  彼のほうでは、彼的には、❷彼のほうへ   
Jasmin Delouche:(人名) ジャスマン・ドルーシュ.
    小柄ながら17歳でモーヌと同じく教室での最
  年長.だがモーヌとは対立していた.宿屋を
  経営する未亡人の息子.
le fils de la veuve:女やもめの息子
s'était levé:(直大過/3単) すでに起きていた
jetant:(p.pré) 纏いながら、
en hâte:急いで
capuchon:(m) フード、頭巾、フード付きマント;
  辞書の説明から察するに、よく漫画で出てくる
  魔法使いのおばあさんが着ているような黒いフ
  ードのついたマント.ついでにゆがんだ杖があ
  れば完璧だ.     
sur ses épaules:肩に
jetant un capuchon sur ses épaules:肩にひっかけて
  肩にまとって、肩に羽織って
était sorti:(直大過/3単) 出かけた 
    すっ飛んで行った.
chausson:(m) 柔らかい靴、室内用の履物.
en:(前) ~を着て、身につけて;
  sortir en blanc / 白い服で外出する.
en chaussons:上履きをはいたままで
inspecter:[アンスペクテ](他) ❶検査する、点検する;
  ❷細かく調べる、観察する;❸監督する.
pour inspecter le bourg:町に変った様子はないかと
  調べようとして    
tout dormait:すっかり寝静まっていた.
plongé:(形, p.passé)うもれた
tout était plongé dans l'obscurité:  
le silence profond:深い無言、夜のしじま
qui:(関係代名詞) これに続く文全体(関係文
  という)がquiの前の先行詞を修飾する指
  標となる.なおqui は関係文中での主語.
précèdent:(直現/3複) < précèder (他)
précèder:(他) ~に先行する 
les premières lueurs du jour:夜明けの最初の微光、
  曙光:  
          

 


5798番:さすらいの青春(645)

2025-02-17 22:17:59 | 語学


さすらいの青春(645)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
          

———————【645】——————————

Mais  à  peine  avait-elle  poussé  la  porte 
que,  d'un  coup  de  casquette  si  violent
qu'il  fit  ronfler  l'air,  un  individu  surgissant
de  l'obscurité  profonde  éteignit  la  chandelle, 
abattit  du  même  coup  la  bonne  femme  et
s'enfuit  à  toutes  jambes,  tandis  que  les  
poules  et  les  coqs  affolés  menaient  un  
tapage  infernal.
          
  
 ————————(訳)————————————

 しかしドルーシュのおかみさんが扉を押し開け
るや否や、暗闇の中から一人の男が突如現れ出て
帽子を使って、空気が唸るほど激しい一撃で、ろ
うそくの灯りを消してしまった.さらに同じ一撃
でおかみさんにも一撃を加え、一目散に逃げ去っ
た.その一方では気も狂わんばかりの雄鶏や雌鶏
が、地獄絵図さながらに大騒ぎを繰り広げていた.
 
 
..———————⦅語句⦆———————————

à peine...que + 直説法:~するや否や;
  〚文頭に置かれると多くは主語と動詞が倒置〛
poussé:(p.passé) < pousser (他) 押す 
d'un coup de:一撃で  
casquette:(f) (ひさしのある)帽子、ハンチング、
   制帽
si violent... que ~:あまりにも激しいため~
ronfler:(自) ❶いびきをかく、
   ❷(物が)うなり音をあげる  
il fit ronfler l'air:空気を唸らせる
individu:[アンディヴィデュ](m) ❶個人、❷男、やつ、 
surgissant:(p.pré) < surgir (自)  
surgir:(自) (ふいに)立ち現れる、浮かび出る
obscurité:[オプスキュリテ](f) 暗さ、闇  
profond, e:(形) 深い 
éteignit:(直単過/3単)〚g 出没型〛 
   < éteindre (他) ~を消す
chandelle:(f) (昔の)ろうそく
   昔のろうそく:獣脂(suif)製のもの 
   今のろうそく:ろう製のbougie がふつう
abattit:(直単過/3単) < abattre (他) 
abattre:(他) 打ち倒す、
du même coup:同じ攻撃で
s'enfuit:(直単過/3単) < s'enfuir (pr)  
s'enfuir:(pr) 逃げる、逃げ去る
à toutes jambes:一目散に、全速力で
tandis que:❶【同時】~する間に、している時に.
   ❷【対立】~であるのに、に反して、
   しかるに、一方
affolé, e:(形) 気も狂わんばかりの、
   逆上した、夢中の、
   < affoler (他) ❶逆上させる、狂乱させる;
   ❷怖がらせる、不安がらせる  
menaient:(直半過/3複) < mener (他) 
mener:(他) (戦闘、活動、騒ぎなど)を繰り広げる;
    mener tapage / 大騒ぎする  
tapage:(m) 大騒ぎ、 
infernal, e:[アンフェルナル](形) 地獄の、悪魔のような