語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

4625番:さすらいの青春(435)

2024-08-14 05:42:41 | 日記


さすらいの青春(435)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼


———————【435】————————————

   La  vieille  dame  resta  sur  la  rive,  et,  
sans  savoir  comment,  Meaulnes  se  trouva
dans  le  même  yacht  que  la  jeune  châte-
laine.   Il  s'accouda   sur  le  pont,   tenant
d'une   main   son  chapeau   battu   par  le  
grand  vent,  et  il  put  regarder  à  l'aise  la
jeune  fille,  qui  s'était  assise  à  l'abri.  Elle
aussi  le  regardait.   Elle  répondait  à  ses  
compagnes,  souriait,  puis  posait  doucement
ses  yeux  bleus  sur  lui,  en  tenant  sa  
lèvre  un  peu   mordue. 
       
   
..————————(訳)—————————————

 この年配婦人は岸に残りました.どういうわけか
モーヌは若い館の女主人と同じボートに乗り込んで
いた.片方の手で強風にへしゃげた帽子を掴み、も
う片方は甲板に肘突きをしていた.そこから彼は気
軽にその若い彼女を見ることができた.彼女は少し
隠れた場所に座っていた.そして彼女のほうでもモ
ーヌを眺めていた.彼女は招待客らに笑顔を振りま
き応えていた.そしてやや唇を噛みながら、やさし
くその青い目をモーヌに投げかけていた.
 

————————《語句》————————————
     
rive:[リーヴ](f) 岸、岸辺.  
sans savoir comment:❶無意識に、知らぬ間に、
     ❷なぜだか、どういうわけか.
Meaulnes se trouva dans ~:(直単過/3単) 
   モーヌは~にいた. 
yacht:[ヨット](m) ヨット
châtelaine:(f) ❶女城主、城主の奥方;
  ❷大邸宅の女主人.  
s'accouda:(直単過/3単) < s'accouder (pr)  
s'accouder (pr) (à, sur に) 肘をつく
pont:(m) ❶デッキ、甲板;❷橋   
tenant:(p.pré) < tenir (他) 保つ 
aise:(f) 気楽、くつろぎ;
à l'aise:気楽に、楽々と、裕福に;
  Épouez-moi ! 嫁にもろて!À l'aise ! お気軽に~!
assis, e:[アスィ, アスィーズ](形) 座っている;
  être assis sur une chaise / 椅子に座っている  
abri:(m) (危険などを)避ける場所、避難所
Elle aussi le regardait:彼女もモーヌのほうを見ていた.
    regardait (直半過/3単) <regarder (他) 見る
  le (直接目的格補語)= モーヌ 
Elle répondait à ses compagnes:彼女は仲間たち(の
  挨拶に)応えて」いた.
souriait:(直半過/3単) < sourire (自) 微笑する
  にっこりする,    
posait:(直半過/3単) < poser (他)  
doucement:(副) そっと、静かに、穏やかに、
  Elle m'a souri doucement. / 彼女は私に優しく
  微笑みかけた.
sur lui:(lui = モーヌ) モーヌに 
en tenant:(ジェロンディフ) < tenir (他) 保つ
  <tenir + 目的語 + 過去分詞> 
  ~を...のままにする
  en tenant sa lèvre un peu mordue. /
       下唇をすこし噛んだまま  
lèvre:(f) 唇、(上下あるので、通例複数で用いる) 
  ここでは単数形なので下唇.ちなみに上口唇を
  噛んだままにできないことはないが、滑稽です.
  漫画の世界になります.少女が上唇を下の歯で
  噛み続けると、ゴリラの仕草になります.
  このくだりにはありえません.   
mordu, e:(p.passé) 噛まれた
  < mordre (他) 噛む
 


———————— ≪感想≫ ——————————————

デッキは床と同じなので、肘はつけません.なので
肘がつけるように、一段高くして、上段デッキを作
るべきか.映画ではデッキのあるような大きな船で
はありませんでした.肘の突ける場所は船の縁だけ
でした.まあデッキのあるような大きな船だったと
したら、池の設定はまずい.大きな湖が必要.周遊
するのだから、琵琶湖クラスの大きな湖が必要.と
なると、もはや私有地の湖では賄えないと思います.
ということで、この船は、せいぜいたとえば、保津
峡下りのボートだろうと思います.映画ではこの手
の規模のボートでした.どこに肘をつきましょうか?

 

 


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