■愛知県イージス艦一般公開!
日曜日に愛知県は蒲郡まで行って参りました。前日は台風六号が本土上陸となりましたが、台風一過の青空は真夏の日差しが凄い。
きりしま蒲郡港一般公開、護衛艦きりしま、は海上自衛隊が導入した第二のイージス艦で横須賀基地にて停泊の様子も入港の様子も何度も見ているのですが、何故か乗艦した事が無いという不思議な関係でした。こんごう型の二番艦、先代は金剛型戦艦二番艦という。
蒲郡港は愛知県三河湾に面し京都からは新快速を米原で乗り継ぎ名古屋から少しの豊橋の手前です。さぞかし混雑を懸念していましたが蒲郡駅前のシャトルバスはバス一台分のみ並ぶ程度で若干拍子抜け、現地へはバスで10分ですが埠頭では並ばずに乗艦できました。
こんごう型護衛艦きりしま、平成2年度計画7200トン型護衛艦として1993年8月19日に命名式を迎え1995年3月16日に就役、第1護衛隊群第61護衛隊に配備されました。満載排水量9500tは、一番艦こんごう、と並び当時自衛隊最大の護衛艦となっています。
第2護衛隊群第6護衛隊、現在母港は横須賀ですが所属は佐世保の第2護衛隊群、佐世保第2護衛隊はDDH-182いせ,DDG-178あしがら,DD-102はるさめ,DD-119あさひ,横須賀第6護衛隊DDG-174きりしま,DD-110たかなみ,DD-111おおなみ,DD-116てるづき,です。
DDG-174きりしま,その主たる装備は眼下に並ぶMk.41VLSに搭載されているスタンダードミサイルです。ここに垂直に内臓されているミサイルはイージスシステムにより管制され、同時多数の目標を撃破可能です。導入当初は同時21というが性能はさらに向上した。
第6護衛隊DDG-174きりしま,DD-110たかなみ,DD-111おおなみ,DD-116てるづき,第6護衛隊はイージス艦を主体とした艦隊防空及び弾道ミサイル防衛に当る部隊であり、弾道ミサイル防衛に当る際には僚艦防空能力を持つ護衛艦てるづき,が防空支援に当るという。
イージスシステムの中枢、SPY-1レーダーを有する重厚な艦橋構造物、多機能レーダー指揮決定システム,武器管制システム,射撃管制システム,スタンダード艦対空ミサイル,イージス-ディスプレイ・システム,自己診断システム,即応性保持システム,を包括一体化したもの。
127mm単装砲の操砲展示に歓声が、イタリアOTOメララ社製軽量艦砲を日本製鋼所がライセンス生産したもので毎分45発の発射速度と23kmの有効射程を誇る、砲システム重量は37tで従来の 73式54口径5インチ単装砲の52tよりも大幅に軽量化されています。
海上自衛隊艦砲は続くイージス艦あたご型から24tと更に軽量Mk-45Mod-4/5インチ砲へ移行していますが、毎分発射速度は20発と大幅に低下しており、特に対空戦闘には使い難いとの指摘があり、自衛隊では極限状態を想定し今なお艦砲の位置づけは高いのですね。
127mm単装砲内部の展示、操砲展示では模擬排莢も。この日はジェットスキーやヨットのマナーが悪く急速に寄ってきたり徘徊したり、艦砲操砲展示に際し、対水上戦闘用意の号令が掛かると共に民間船最悪の徘徊に気分を害していた見学者からは一斉に拍手と歓声が。
きりしま救命浮環、昨今来場者が多すぎた場合に備え従来のように艦内の食堂や機関管制室に艦橋などの一般公開は行われない事が多くなっていますが、この日の蒲郡港は一般公開の埠頭が遠かった事もあり来場者は少なく、もう少しいろいろ見たかったな、と思った。
ハープーン艦対艦ミサイル、海上自衛隊対水上戦闘の一時代を築いた装備です。90式艦対艦誘導弾体系、まや型からは17式艦対艦誘導弾が採用され、ハープーン搭載の護衛艦は今後少なくなってゆくのでしょうね。こんなかたちで護衛艦きりしま見学を完了しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
日曜日に愛知県は蒲郡まで行って参りました。前日は台風六号が本土上陸となりましたが、台風一過の青空は真夏の日差しが凄い。
きりしま蒲郡港一般公開、護衛艦きりしま、は海上自衛隊が導入した第二のイージス艦で横須賀基地にて停泊の様子も入港の様子も何度も見ているのですが、何故か乗艦した事が無いという不思議な関係でした。こんごう型の二番艦、先代は金剛型戦艦二番艦という。
蒲郡港は愛知県三河湾に面し京都からは新快速を米原で乗り継ぎ名古屋から少しの豊橋の手前です。さぞかし混雑を懸念していましたが蒲郡駅前のシャトルバスはバス一台分のみ並ぶ程度で若干拍子抜け、現地へはバスで10分ですが埠頭では並ばずに乗艦できました。
こんごう型護衛艦きりしま、平成2年度計画7200トン型護衛艦として1993年8月19日に命名式を迎え1995年3月16日に就役、第1護衛隊群第61護衛隊に配備されました。満載排水量9500tは、一番艦こんごう、と並び当時自衛隊最大の護衛艦となっています。
第2護衛隊群第6護衛隊、現在母港は横須賀ですが所属は佐世保の第2護衛隊群、佐世保第2護衛隊はDDH-182いせ,DDG-178あしがら,DD-102はるさめ,DD-119あさひ,横須賀第6護衛隊DDG-174きりしま,DD-110たかなみ,DD-111おおなみ,DD-116てるづき,です。
DDG-174きりしま,その主たる装備は眼下に並ぶMk.41VLSに搭載されているスタンダードミサイルです。ここに垂直に内臓されているミサイルはイージスシステムにより管制され、同時多数の目標を撃破可能です。導入当初は同時21というが性能はさらに向上した。
第6護衛隊DDG-174きりしま,DD-110たかなみ,DD-111おおなみ,DD-116てるづき,第6護衛隊はイージス艦を主体とした艦隊防空及び弾道ミサイル防衛に当る部隊であり、弾道ミサイル防衛に当る際には僚艦防空能力を持つ護衛艦てるづき,が防空支援に当るという。
イージスシステムの中枢、SPY-1レーダーを有する重厚な艦橋構造物、多機能レーダー指揮決定システム,武器管制システム,射撃管制システム,スタンダード艦対空ミサイル,イージス-ディスプレイ・システム,自己診断システム,即応性保持システム,を包括一体化したもの。
127mm単装砲の操砲展示に歓声が、イタリアOTOメララ社製軽量艦砲を日本製鋼所がライセンス生産したもので毎分45発の発射速度と23kmの有効射程を誇る、砲システム重量は37tで従来の 73式54口径5インチ単装砲の52tよりも大幅に軽量化されています。
海上自衛隊艦砲は続くイージス艦あたご型から24tと更に軽量Mk-45Mod-4/5インチ砲へ移行していますが、毎分発射速度は20発と大幅に低下しており、特に対空戦闘には使い難いとの指摘があり、自衛隊では極限状態を想定し今なお艦砲の位置づけは高いのですね。
127mm単装砲内部の展示、操砲展示では模擬排莢も。この日はジェットスキーやヨットのマナーが悪く急速に寄ってきたり徘徊したり、艦砲操砲展示に際し、対水上戦闘用意の号令が掛かると共に民間船最悪の徘徊に気分を害していた見学者からは一斉に拍手と歓声が。
きりしま救命浮環、昨今来場者が多すぎた場合に備え従来のように艦内の食堂や機関管制室に艦橋などの一般公開は行われない事が多くなっていますが、この日の蒲郡港は一般公開の埠頭が遠かった事もあり来場者は少なく、もう少しいろいろ見たかったな、と思った。
ハープーン艦対艦ミサイル、海上自衛隊対水上戦闘の一時代を築いた装備です。90式艦対艦誘導弾体系、まや型からは17式艦対艦誘導弾が採用され、ハープーン搭載の護衛艦は今後少なくなってゆくのでしょうね。こんなかたちで護衛艦きりしま見学を完了しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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コメントありがとうございます、蒲郡、護衛艦と竹島を散策して連絡船なども楽しみ帰路につきましたが、後で聞くと花火大会が全国屈指の規模と聞き、そちらも撮影しておくべきだったか、と少し心残りに
前々回の観艦式、懐かしいですね、今度観艦式に合わせて昔の観艦式、その辺りの話題を扱おうか、と予定しています