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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【榛名備防録】中国軍J-15戦闘機異常接近!哨戒機防護へMQ-28無人機随伴などを検討すべき

2025-06-13 07:01:19 | 先端軍事テクノロジー
■看過すれば緊張拡大!
 中国軍を次の行動に出させない選択肢を模索する必要がある。

 空母部隊への警戒監視に際して、空母艦載機による妨害行動を受けた場合、護衛官に搭載しているSH-60Jでは追い払う事が出来ない、こういう話題を過去に紹介しまして、当時は自衛隊がF-35B戦闘機を導入できるとは考えていませんでしたので、ハリアーが必要だ、という視座から洋上防空を考えた際の私案でしたが。

 中国空母の日本近海での洋上行動が増大した場合、これは過去、地中海や黒海でのロシア軍機によるNATO艦艇への示威飛行、至近距離を超低空で超音速飛行を行う、こうした示威行動を受ける蓋然性が高まります。この場合に、なすすべなく放置する場合は、中国海軍に次のエスカレートを決断させる一要素を提供する事となりかねません。

 MQ-9無人機のような航空機での警戒監視は、既にロシア軍機による妨害行動でアメリカのMQ-9が墜落に追込まれています、これ、仮にMQ-9が対抗行動をとった場合や回避行動の際に接触した場合の相手の行動が未知数なのですが、偶発的な危機を回避するには、J-15程度の機体の妨害を、せめて回避できる機体が必要となります。

 MQ-28ゴーストバット無人機やXQ-58ヴァルキリー無人機のような機種であれば、ある程度戦闘機の威嚇飛行から回避行動を執って、場合によっては排除公道に近い行動をとれる可能性はありますが航続距離がF-15よりも短く、MQ-9のような滞空しての警戒監視任務には向きません。スウォーム無人機運用を行うという対策もありえるが。

 スウォーム無人機運用を行い、いわば一種の阻塞気球のように戦闘機が示威行動を行えばバードストライクのように落ちるような要素を行うという選択肢、MQ-28をP-1哨戒機に随伴させ、P-1の主翼に給油ポッドを取り付け航続距離を延伸させる選択肢、護衛官でのF-35B運用拡大を考える等、何らかの対策を考えねばならない時代となっています。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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